手軽なパックのBizが廃止に!
JAL傘下で中長距離路線を担当しているLCCの「ZIPAIR」が、2023年10月29日からの冬スケジュールスタートより、オプションサービスの改定を発表しました。
具体的な内容は、こんな感じ。
内容 | 新サービス体系 | 現行サービス体系 |
受託手荷物 | 1個あたり30kg | 1個あたり14kg/23kg/32kg |
機内持込手荷物* | 8kg追加で15kg | 5kg追加で12kg |
Biz | 廃止 | 機内持込+5kg・座席指定 |
Value | 受託手荷物30kg・機内食・座席指定 | 受託手荷物23kg・機内食・座席指定 |
Premium | 受託手荷物30kg・機内持込15kg・機内食・座席指定・ブランケット | 受託手荷物23kg・機内持込12kg・機内食・座席指定・ブランケット |
*機内持込手荷物は7kg無料で改定後も変更なし
大きいのはパッケージの「Biz」が廃止になると言う点。
「Value」と「Premium」は存続になり、受託手荷物が30kgに増えると言うコトと、Premiumは機内持込も+3kgの15kgに。
また、機内持込手数料も、重量追加が今まで5kgだったのが8kgに代わります。
これに合わせてオプションサービスの手数料も以下の通りに改定になります。
内容 | 新料金体系 | 現行料金体系 |
受託手荷物 | 30kg 北米|7,000円 タイ|5,000円 | 14kg 北米|5,500円 タイ3,500円 23kg 北米|6,500円 タイ|4,500円 32kg 北米|7,500円 タイ|5,500円 |
追加機内持込手荷物 | +8kg 北米|5,000円 タイ|3,000円 | +5kg 北米|4,500円 タイ|2,500円 |
Biz | 廃止 | 北米|6,400円 タイ|3,200円 |
Value | 北米|11,000円 タイ|6,500円 | 北米|8,800円 タイ|5,600円 |
Premium | 北米|18,000円 タイ|12,000円 | 北米|12,600円 タイ|8,400円 |
現行のサービス・料金体系だと、ちょっと足したい…と言う感じの時にも便利なのですが、新しい体系になると、一気に受託手荷物も30kgになるので、料金も跳ね上がる感じ。
座席指定と機内持込が+5kgになる「Biz」がなくなってしまうので、ライト層でのパッケージが「Value」になってしまう形になりますね。
荷物の許容量がプラスにはなったけれど…
個人的には、色々と自分本位で選べると言うのが、「ZIPAIR」ならびにLCCのメリットだとも思うので、ライト層が利用しやすい部分がばっさりとカットされた感じなのは、ちょっと残念ですね。
「Biz」の代用は、もう「Value」ではなく、個別対応と言う感じですかね。
機内持込を追加して、そこに座席指定を単独でプラス。
まぁ、元々のこの方法の方が、大体のケースでは安いと思うけれど。
全体的に荷物系の容量がプラスになった感じではありますが、これは元々、想定した以上に、海外の方の利用が多かったと言う感じなのかな?
アジア在住の方が、北米に移住する・移住されている方を訪問する。
もしくは、北米に移住している方が、アジアに帰省する…みたいな感じの。
逆に言えば、日本人の利用が少なかったとも言えるのかも知れませんけれど。
仮にそうだとしたら、より、そうした往来需要を取って行きたいと言う感じなのでしょう。
ただ受託手荷物30kg・機内持込15kg・機内食・座席指定・ブランケットが付いてくる「Premium」をセットして、日本~北米で片道18,000円のオプション料金。
個人的には、ナシですかね。
往復ともに利用すると、オプションだけで36,000円になっちゃいますからね。
それならば元々、料金に含まれているフルサービスのキャリアをチョイスするかな…と。
まぁ、フルサービスキャリアは、サービス料金は不要だけれど、その代わりに燃油サーチャージが掛かりますからね。
結局、肝心なのは、総額!
今回、とりあえず発表になったのは、2023年の冬スケジュールが発表になった成田~北米(ロサンゼルス・サンノゼ・サンフランシスコ)とバンコク線のみ。
この他の路線については、まだスケジュールが未発表なので、新オプション体系・料金も未発表。
まぁ、恐らくですが、シンガポール線はバンコク線と同額かな?
ソウル線は、バンコク線よりも、安い価格帯になるのかと。
問題は、マニラ・ホノルル線。
マニラはバンコク線と同額になるか、それとも別途の体系で多少、安くなるか。
ホノルルはバンコク線よりもちょっと高くなるかどうか。
個人的には、マニラとバンコク・シンガポールだと距離感は違うんですけれどね。
まぁ、結局のところ、フルサービスキャリアの燃油サーチャージ(LCCでも必要な航空会社はアリ)と、LCC利用のオプション料金。
これら合わせた総額が肝心って話ですね。
改めて…な話ですけれど。
コメントを残す