JAL、2024年からドーハに就航!
「JAL」が、2024年3月31日からの夏ダイヤ期間中から、羽田~ドーハ線の新規開設を発表しました。
具体的な運航スケジュールは、未発表ですが、1日1往復での運航になる予定で、就航が実現すると、日系の航空会社としては唯一の自社便での中東路線と言うコトになります。
運航機材は、ボーイング787-9型機。
カタールの首都・ドーハ。
「JAL」が加盟しているワンワールドメンバーの「カタール航空」の本拠地であり、このカタール航空のネットワークに接続し、ドーハからヨーロッパ各地・中近東・アフリカ・南米への接続を行っていくコトになる見込み。
「カタール航空」は、ドーハのハマド国際空港を拠点にして、世界160以上の空港に路線網がある航空会社なので、現状よりもコードシェア便が拡大するコトになれば、さらにドーハ乗継の使い勝手が増すコトに繋がりますね。
カタール航空との提携がより強化へ?
まさかJALが中東に自社便を開設するとは…と言う感じ。
路線網の拡大については、ホント、消極的な感じもしますからね。
で、ドーハ。
JALは同じく中東に位置するUAE・ドバイを拠点にしているエミレーツ航空との提携もありますが、今回はワンワールド加盟航空会社を選んだ形。
ドバイならばまだ単体での観光需要もあるし、ビジネス需要もあるように思えますが、サッカーのワールドカップも終わってしまったドーハだとそれが望めないので、あくまでも接続ありきの路線と言うコトになりそうですね。
既にカタール航空とは、羽田・成田~ドーハ線でのコードシェアを実施しているJAL。
カタール航空の東京路線は、
- QR813 羽田01:00→ドーハ06:30(翌日着)
QR812 ドーハ07:15→羽田23:30 - QR807 成田22:30→ドーハ04:05(翌日着)
QR806 ドーハ02:25→成田18:55
と言う運航スケジュール(共に1日1往復での運航)。
今回、発表になったJALのドーハ線は、羽田発着。
羽田の発着枠が空いていないのと、カタール航空の接続便が朝晩に偏っているコトを考えると、JAL便も日本発は夜便でオーバーナイトフライト、ドーハ発は夜~早朝で同日着と言う感じになるのかな?と。
またドーハまでJAL便が入って来ると言うコトで、中東に本拠を構えているワンワールド入りが決定しているオマーンエアや、ワンワールドメンバーのロイヤルヨルダン航空などとの提携も、今よりは出て来そうな感じはしますね。
中東ではANAより先行する形に!
個人的に中東に乗り入れて来るのは、ANAの方が先かな?と言う印象があっただけに意外。
まぁ、中東はANAが加盟しているスターアライアンスが弱めのエリア。
現状、加盟航空会社もゼロ(強いて挙げれば、ターキッシュエアラインズとエジプト航空が近いですが)。
エティハド航空との個別提携はありますが、エミレーツ・カタールと提携のあるJALの方に分があるので、そりゃ、JALの方が先に就航しやすい環境ではありますよね。
その辺りの提携関係の差を突いた新路線と言う感じがしなくもないですね。
逆に、JALがマイルを含め提携関係のある航空会社で、JALが本拠地に乗り入れていないのは、
・イベリア航空
・ロイヤルモロッコ航空
・ロイヤルヨルダン航空
・エミレーツ航空
・スリランカ航空
・LATAM
需要的にモロッコとヨルダンはないでしょうし、ロシア上空を飛べない今、スペインへの路線開設もないでしょう。
距離的にLATAMもないと考えれば、あとはスリランカとドバイ。
さすがにドーハ線を開設するコトが決定した今、スグにドバイ線と言うのはなさそうだし、次に有力になるのはスリランカになるのかな?
あまりイメージ出てこないけれど(旅したコトはある)。
単体だと需要が弱めだけれど、スリランカ航空はインド路線が豊富だし、エアインディアへの吸収が決定になったビスタラとの提携が不透明になったコトを考えると、ゼロじゃなかったりするのかなぁ…
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