ANA、今度は操縦桿やシートを抽選販売!
ANA傘下の全日空商事が、退役したANAのボーイング767-300型機の機材グッズなどを、2021年4月27日から抽選で販売するコトを発表しました。
“機材グッズ”と言っても、かわいい話ではなく、かなり本格的モノがずらり…と。
本格的と言うか、かなりマニアックな商品構成になっていて、「ANAコレクターズグッズ」として、4回に分けて販売するとのコト。
まずは、その概要から。
- 第1弾…スラストレバー
期間|2021年4月27日~5月11日
価格|120万円(税込) - 第2弾…操縦桿
期間|2021年5月11日~5月25日
価格|75万~80万円(税込) - 第3弾…コックピットパネル
期間|2021年5月25日~6月8日
価格|22万円(税込) - 第4弾…モックアップシート
期間|2021年6月8日~6月22日
価格|60万~70万円(税込)
第1弾の「スラストレバー」は、機材番号・シリアル番号・総飛行回数・総飛行時間が入ったメモリアルプレート付きのシロモノで、合計4台。日頃は全く、目にするモノでもないですが、エンジンの推力を制御する装置になり、価格が税込120万円。
第2弾の「操縦桿」も、期待番号・シリアル番号・総飛行回数・総飛行時間が入ったメモリアルプレート付きで、こちらも全4台。機長席側と、主に副操縦士が座る側用が用意され、機長席側が80万円で、副操縦士側が75万円。
第3弾のコックピットパンレスは、全9台と多めですし、値段的にも一番手頃なシロモノで、それぞれ異なったモノが用意されています(機能の詳細は保安上の機密になっています)。
最後の第4段目は、モックアップシート。
これだけ実際の飛行に使われたモノではなく、展示などで使用されたモックアップシートになっているのですが、テーブル・ヘッドレストなどは実機とほぼ同様。国内線プレミアムクラス・国際線プレミアムエコノミー・国際線エコノミークラスの3タイプがそれぞれ1台ずつ。
と言うような内容になっています。
マニアックな構成?
いや…
マニアックすぎる…
シートぐらいなのかな…と思ったら、操縦桿とかも販売です。
まだ操縦桿は素人目的にも分かるシロモノですが、その他の2つは…と言う感じですが、航空ファンからすればかなり羨望なんでしょうかね(それすら分からない…)。
ジャンク市と違って、お値段的にもかなり高額な商品ですが、なかなか手に入れる機会がナイ製品ばかりなので、ファンからすれば、堪らないって話になるのかも。
で、一番分かりやすいのが、モックアップシート。
プレミアムクラスとプレミアムエコノミーは2席タイプで、エコノミーは3席タイプのシロモノ。
これ…
自宅にあったとしたら、かなり場所を取るシロモノですよね、きっと。
でも、誰かの家に伺って、これがリビングにあったら、かなりびっくりし、とりあえず、話が弾むコトは間違いありませんけれど。
ソファ代わりに…って感じで、一番、実用性もあるのかも。
エコノミークラスのモックアップシートならば、横にもなれますしね。
いや、そもそもこう言う企画で実用性なんて求めるのが、野暮ですけれど。
貪欲なANA!次は、何が…?
コロナ禍後、ANAは貪欲に売り上げを求めている感じがありますが、機材を活かしたレストランや、遊覧飛行と言ったモノを継続的に開催しているし、機内食の販売も、かなり熱心に行なっていますが、今回のは、その極みと言う企画でしょうか。
もう後は、“機材本体を売ります!”ぐらいしか無くなって来ましたかね…
抽選はWEBのみの受付で、エントリーも1種類に付き1回のみになっているのですが、「スラストレバー」と「モックアップシート」は、大型商品のため、ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」でのお届けになるとのコトですが、特に「モックアップシート」に関しては、間口などは注意した方が良さそうですね。
因みに、コロナ禍で開催される運びになった感はありますが、ちょこちょことこうしたモノは売られていて、モックアップシートは2015年以来の登場。操縦桿も2017年以来の登場。
スラストレバーとコックピットパネルが初登場と言うコトになります。
YouTuberさんとか、買ってくれないかな(で、動画にして欲しい…)。
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