久々の新長距離航路!横須賀~北九州に7月1日開設!運賃は、12,000円~!

コロナ禍で、なんだかちょっとだけ遠くなった感じがしますが、こんな時こそ、のんびりと世間から離れた旅をするのも良いなぁ…なんて思っていたのですが、船旅ってそんな旅にドンピシャと言う感じがするんですよね。

ただなかなかそんな機会に恵まれない。
最後に国内で船に乗ったのは、ジャンボフェリーの神戸~高松航路かな?

横須賀~北九州に新航路が7月1日開設!12,000円~!

横須賀~新門司間で新規に航路の開設を目指している「東京九州フェリー」が、その概要と基本料金の発表を行ないました。

今回、発表された詳細を見てみるコトにします。

開設日は、2021年7月1日で、日曜日を除く週6往復での就航となる見込みです。

気になる運賃は、以下の通り。

区分クラス運賃・料金
旅客運賃ツーリストA12,000円
ルームチャージ料金ツーリストS6,000円
ステートルーム32,000円
デラックスルーム48,000円
乗用車3m未満30,000円
4m未満35,000円
5m未満40,000円
6m未満45,000円
手荷物受託手荷物(ペットを含む)6,000円
自転車3,000円
原付(125cc以下)6,000円
二輪車(750cc未満)12,000円
二輪車(750cc以上)18,000円

*乗用車については、1台あたり運転手のツーリストA運賃を含む

使用予定の船は、総トン数が15,400トンで全長222.5m。
トラックが約154台・乗用車が約30台、積載可能で、旅客定員が268名の新造船「はまゆう」「それいゆ」が導入される予定。

基本料金に部屋料金が加算されるスタイルで(ツーリストAが基本運賃)、それぞれの客室については、こんな感じ。

・ツーリストA…上限談を互いに配置してプライベートも確保した開放型のベッド
・ツーリストS…テレビ付きで1名個室寝台ルーム
・ステート…4名定員で室内にシャワーブースやトイレを完備した船室
・デラックス…専用テラスも完備した2名定員の船室

タイムスケジュールは、以下の通りで、約21時間で横須賀と新門司間を結ぶ予定。

横須賀 23:45→新門司 翌21:00
新門司 23:55→横須賀 翌20:45

関東圏発の新規の長距離航路と言うのは、かなり久しぶりになるかと思いますが、露天風呂なども完備されていて、かなり充実した船室と言うのも、魅力的に見えますね。

デメリットはスケジュールか?

デメリットとしては、まずはスケジュール。

船なので少し時間が掛かるのは仕方がない話ですが、往復共に夜発で夜着。

観光利用としては、到着後、スグに宿に直行するような時間帯になってしまっていると言うのが、もったいない感じがしますね。

夜を跨ぐ便だと、船でも飛行機でも電車でも、移動で宿代を節約できる訳ですが、今回のこのスケジュールでは、そのメリットが皆無。
できれば午前発→午前着の方が、まだ利用しやすい気がしなくもないのですが、この辺りは、トラックの需要を拾う必要があると言う兼ね合いもあるのでしょうね。

また横須賀港発着と言うのも、神奈川県民の方は利用しやすいかも知れませんが、それ以外の首都圏に住んでいる人からすると、やっぱりちょっと不便さが残ります。

なぜ都内発着じゃないんだろう?と言いたくもなる感じ。

まぁ、東京発だと既に「オーシャン東九フェリー」が有明発着で新門司港までを結んでいると言うのもあるんでしょうが(徳島経由)。

横須賀発着で夜着。
これはネックとしては、やや大きく感じてしまいますかね。

「東京九州フェリー」は、阪九フェリーや新日本海フェリー・関釜フェリーなどから成る「SHKグループ」の会社なので、既に他の航路での運航実績も豊富なので、しっかりとした需要の予測はされているのでしょうが…

あと何気に旅客定員が少ないですね。
乗用車向けの枠も少ないので、繁忙期のピークは、チケットが取りにくそうな予感がするのですが、そもそもあまり旅客需要を重要視していないってコトでしょうかね。

家族連れや車での移動の場合は、便利だと思うのですけれどね。

久しぶりの新規超距離の国内航路

デメリットもありますが、やっぱり「オーシャン東九フェリー」よりも早いのは魅力的に見えます。
船室も雑魚寝じゃなくて、一番安い運賃でも1人区画のベッドタイプと言うのも、嬉しい限り。

ただそれ以上に、関東発着の長距離航路が新たにできると言うのが、最大のメリットですね。

島国・日本ですが、現状、長距離をフェリーで移動できるかと言われると、そうでもない。

特に、関東発着だとごく僅かになっている状態なので、そこに風穴を開ける感じです。

船旅で、のんびり旅。
そんな時間がもっと増えれば良いんですけれどもね。

で、いずれは海外航路ももうちょっと復活…みたいな。

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