週3往復で関空線開設!
香港を拠点にして新規で参入したLCCの「グレーターベイ航空」が、2023年4月28日から関空~香港線を開設するコトが発表になりました。
エコノミークラス189席1クラスのボーイング737-800型機を使用し、開設時は、週3往復での就航になる見込み。
具体的な運航スケジュールは、以下の通り。
- HB541 関空15:00→香港18:00|水・金・日曜運航
- HB540 香港09:15→関空14:00|水・金・日曜運航
既に「グレーターベイ航空」は、2023年1月に成田~香港線を開設しているので、日本路線は関空線が2路線目と言うコトになります。
香港・グレーターベイ航空が成田線開設で、日本初就航へ!
成田線は1日1往復でしたが、関空線は週3往復。
ソウル・仁川線も同じ4月から増便になるコトが発表になったので、関空線も需要と機材繰り次第では増便アリなんでしょうが。
「グレーターベイ航空」は、2022年7月にバンコク線を運航してスタートしたばかりのLCCなので、まだまだ知名度も高くはないですが、今回の路線開設で、全体的に見ても、成田・台北・ソウル・バンコクに続く5路線目と言うコトになります。
香港線のセールはあるのか?
日本~香港線は、香港を拠点にしている「キャセイパシフィック航空」が強い状態なのだと思う区間。
もちろん、JALもANAも飛ばしてはいますし、日系のLCCも飛んでいますが、「キャセイパシフィック航空」の便数は圧倒的な感じがあり、数年前までは、そこにLCCの「香港エクスプレス航空」がセールを連発して対抗すると言う形でしたが、その香港エクスプレスをキャセイが買収し、グループ化。
元々、「キャセイパシフィック航空」の香港までの運賃は高めの設定なので(アジア路線は、比較的安価なのですが)、香港エクスプレスのグループ化で、なかなか安い価格で香港に行ける感じがなくなってしまっていましたが、「グレーターベイ航空」が伸長して来ると、やはり価格帯にも反映されて来るのかな?と言うコトで、期待しているLCCだったりします。
日本~香港ぐらいの距離ならば、LCCでも充分だと思いますしね。
ただそうは言っても、そもそも香港の地盤沈下は長期的な流れ。
ビジネス需要で見れば、近隣の広州・深圳に勢いがあり、香港は巻き返せていない状態。
観光需要で見ても、香港民主化騒動とその対応でブランドイメージは地に落ちた感じがありますし、コロナ禍での制限も長らく続いたコトもあって、なかなか厳しい情勢。
香港は人口基盤もしっかりしているので、当面、アウトバウンドに注力する形になるのでしょうが、インバウンドの回復も急務。
価格帯で「グレーターベイ航空」が、その役割を担うコトになれば、消費者側としては嬉しい感じはしますが、これまで特に大きなセールを仕掛けて来たコトもないので、それはあまり望めないのかな…と言う気も。
香港の観光需要は、どこまで回復?
香港の観光需要。
実際のところは、今、どうなんでしょうね。
民主化騒動でブランドイメージが落ちたのは事実でしょうが、既にコロナ禍前の話だし、どこまで戻って来ているのでしょう。
そもそも実際に“行きたい!”と思ったら、治安面以外での待ちのブランドイメージって、そこまで関係ないのでしょうが。
ボクなんかは、香港映画が好きになって香港に行きたくなったと言うスタイルなのですが、その映画も、本土側を意識するようになって低迷している間に、ドラマを含む韓国映画が世界的に伸長した感じで、もう香港映画を日本で見る人も限られて来た感じはするけれど、再度、香港観光が伸びてくると、イイんですけれどもね…
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