JAL、大規模な公募増資実施!なぜ、このタイミングで?

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JAL、公募増資で最大1,680億円調達へ!

JALは、国内外での一般公募と第3者割当による新株式発行によって、最大で約1,680億円の資金を調達するコトを発表しました。

JALの公募増資は、2006年度以来で、2012年の再上場後は初めて。

公募増資は、国内が2/3、海外が1/3で最大1億株を新たに発行。

現在の発行済み株式数は3億3,714万株なので、その3割にも及ぶ大型の増資と言うコトになります。

調達した資金の内、1,000億円を投資に充て、残りの約680億円を有利子負債の返済に充てるとのコト。

800億円を、エアバスA350型機の購入資金に充て、既存の主力機材であるボーイング777型機との入れ替えを進める。

そして、150億円を観光需要喚起のために、LCC事業の強化に使うが、その内、100億円をJALも出資しているジェットスター・ジャパンと業務提携先である春秋航空日本への投融資資金に充てる。

さらに50億円を非接触化やモバイル化を推進するための空港設備の更新費用に投じるとのコト。

残りの資金は、社債の償還・借入金の返済・リース代金の返済に充当し、今期に300億円、2022年3月期と2023年3月期に500億円の返済を行うとの予定。

まだ余裕がありそうなのに、なぜ、今?

まずANAは劣後特約付きシンジケートローンによる総額4,000億円の資金調達を実施する訳だけれども、JALは公募増資と言うコトで、資金調達のやり方が異なると言うのは、面白いところだけれど、解せないのは、そもそも今期の純損益が最大で2,700億円の赤字になる見通しだが、まだ手元の資金は残っているし、3,000億円のコミットメントラインも残したまま。

現金流出が続いているのは事実だろうが、有利子負債もまだ低め。

さらに自己資本率も仮に想定通りの通期赤字額になったとしても、期末時点で30%台半ばを確保するだろうから、世界的に見るとまだまだ財務内容が良好な航空会社である。

公募の増資は確かに、そう度々、できる資金調達ではナイ。

だからこそ、今なのかも知れない。

そもそも増資なので、配当での流出はあるが(今期は無配)、利息と言う意味での負担はない。

が、明らかに株式の希薄化を招く訳で、株価も発表後に下落した反応を見せた。

コロナ禍で国内線は持ち直しを見せているが、国際線はさっぱりな状況。

やっぱり、“なぜ、今?”なのだ。

相対的に傷が薄い今だから?

自己資本率も高めと言うのが、その理由なのだろう。

確かに有利子負債はコロナ禍の影響で、この半年間で2,237億円も増加している。

今回、公募増資をするコトで、投資と負債返済にも充て、体力が残っている内に、次の1手を打つと言うコトなのだろう。

タイ国際航空は破産
国内線を持たないキャセイとシンガポール航空は、需要の戻りが遅く、キャセイはキャセイドラゴンブランドの運航停止を決定した。
マレーシア航空は元から赤字。
アシアナは再建計画の先がまだ見えてこない。

そう言うライバル会社が大きな影響を受けている中で、相対的に傷が深くないからこそ…なのだろう。

果たしてこれが功を奏するのか。

そもそも想定している金額の増資ができるのか。
ただ守りながらも攻めると言う姿勢は、こんな時代だからこそ、改めて必要な姿勢だとも思いますけれど。

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