アメリカン航空・GOL、資本を含む提携強化へ!

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ポストコロナの時代。
当面、アライアンスに属していない航空会社で、国内線規模が小さなところは、厳しいんだろうな…と、何となく(個別間提携が強いエミレーツなどを除く)。

ただアライアンスも踊り場に来ているのは事実。
今後、再び、拡大の方向に向かうのか、それとも現状維持のままなのか。

どうなるんでしょうね。
そして、仮に拡大の方向性に向かうとしたら、どのアライアンスが最初に動くんだろうか…

アメリカン航空・GOL、提携強化へ!

米航空業界大手の「アメリカン航空」と、ブラジル航空業界大手の「GOL」が、パートナーシップを拡大すると共に、「アメリカン航空」が「GOL」に出資するコトが明らかになりました。

今回発表になった提携の内容は、

・独占的なコードシェア
・上級会員に対しての相互サービスの提供

と言ったモノ。

既に提携関係にある両社ではありますが、コードシェアに関しては、「アメリカン航空」が運航している米国内の30都市と、「GOL」が運航しているブラジルを含む南米内の20の都市が新たに目的地として加わる見込み。

上級会員に対しての相互サービスの実施については、

・優先チェックイン
・優先セキュリティチェック
・優先搭乗
・受託手荷物許容量増加
・ラウンジ
・座席指定の優先

と言ったモノがそれぞれ開放される見込み。

また「アメリカン航空」は、「GOL」に対して優先株式2,220万株を2億USドルで取得するコトも明らかになっています。
出資比率は5.2%。

陰の主役はデルタ航空?

元々、「アメリカン航空」は、ラテンアメリカへの路線網が比較的充実している航空会社でしたが、ブラジルのTAM航空と経営統合したLATAMがワンワールドに加盟していたので、より強固になっていた訳ですが、LATAMがデルタ航空との資本を含む提携を行い、ワンワールドから離脱したコトで、南米側のパートナーが不在になると言う形に。

一方の「GOL」はLCCとしてブラジルで急成長。

倒産したかつてブラジル航空業界で圧倒的な最大手であり、スターアライアンスメンバーで日本路線も飛ばしていたヴァリグブラジルをも買収して、LATAMブラジルと並ぶブラジル2強体制に突入していました。

両社は元々、提携関係にあったのですが、そこに割って入ったのがデルタ航空。

ただそのデルタ航空が、LATAMとの提携に踏み切ったので、今度は残された両社が手を結び、さらに提携関係を深めたと言うのが、今回の発表ですね。

ってか…
陰の主役は、完全にデルタ航空ですね…

さらに提携が進むコトはあるのか?

この提携がどの程度、これからも広がるのか。

結局、日本在住民として気になるのは、そこに尽きます。

「GOL」はデルタ航空との提携もあったコトから、スカイチーム寄りだったのですが、「アメリカン航空」との提携強化で、ワンワールド入りまで漕ぎつけたら大きいのですがね。

ワンワールドとしては、それまで一番強いエリアだった南米が、LATAMが抜けて、一気に空白エリアと化していますから、喉から手が出るぐらいに加盟して欲しい感じでしょうし、その他にめぼしい航空会社もあまりナイですしね。

因みに、個人的なイメージですが、「GOL」。

悪くないです。
搭乗したのは結構、昔の話ですが、機材もキレイでしたし、定時発着でしたしね。

ただ「GOL」としては北米での提携は欲しいけれど、ワンワールドに入るほど…って感じなんじゃないだろうか。
そうでなければ、今回の提携強化の際も、ワンワールド入りを目指して…と言う所信表明みたいなモノがありそうな気もしますからね。

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