JR東海、設立初の当期赤字!リニアも建設費増大に!

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JR東海、設立以来初の当期赤字に!

JR東海が2021年度3月期の連結決算を発表しました。
2020年4~6月期に赤字に転落していたのですが、通期の決算内容です(同期は、JR+大手私鉄全18社が揃って赤字!を参照)。

JR東海と言えば、東海道新幹線が収益の大黒柱で、ビジネス需要が底堅く、収益が非常に安定している鉄道会社の1社ですが、連結の売上高が、前年度比で55.4%減の8,235億円に留まるなど、完全にコロナの影響を受けた内容になっており、当期の純利益も2,015億5,400万円の赤字になり、JR東海としては、設立以来初めてとなる最終赤字に転落する結果に。

  2021年3月期 対前年度比 2020年3月期 対前年度比
売上高 8,235億円 ▲55.4% 1兆8,446億円 ▲1.8%
営業利益 ▲1,847億円 6,561億円 ▲7.6%
経常利益 ▲2,620億円 5,742億円 ▲9.2%
当期純利益 ▲2,015億円 3,978億円 ▲9.3%

配当については、中間期で65円で減配していましたが、期末も65円(前年度は共に75円の配当)。
2022年3月期も、配当に関しては、中間期・期末ともに65円想定。

売上高をセグメントごとに見てみると、鉄道収益は、前年の1兆4,312億円から、5,330億円へと大幅に減少。

踏ん張ったのは、不動産収益の691億円(前年799億円)と、JR東海ホテルズやJR東海ツアーズなどで構成しているその他の収益部門で、2,516億円(前年2,722億円)。

鉄道事業は1,833億円の赤字が出ているのに対して、不動産部門は130億円の黒字、その他の部門も13億円の黒字が出ている。

その他の部門には、ホテルや旅行会社と言った所が計上されているので、コロナ禍の影響を大きく受けている訳だけれども、その中で日本車両が売り上げも前年度比で105%と伸ばしたコトが大きかった感じでしょうね。

ただやはり大黒柱である東海道新幹線を擁する鉄道事業の存在が圧倒的すぎて…と言うのが正直なところ。

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チケットレスサービスは、拡充方針!

これに対して、まずは中・長期間を掛けて、定常的なコストの削減を目指す考え。

営業費用の1割程度に当たる800億円(人件/物件費で600億円・減価償却費で200億円)を削減する方針を発表。

具体的には、

・車両/地上設備の検査の省力化
・チケットレスサービスの利用促進
・AIによる画像認識技術の活用

などが検討課題として挙げられています。

このうち、チケットレスサービスについては、2023年夏ごろまでに、出張・旅行の予約が今までのネット予約・乗車だけでなく、ホテルやタクシーと言った部分まで領域を広げるほか、新幹線の予約早期化(乗車日の1年前)が可能になるとのコト。

1年前からの早期予約ができるようになると言うのは、かなり大きなインパクトではありますよね。

リニアの建設費は1.5兆円増大!

一方で、リニア中央新幹線については、総工事費が当初よりも1兆5,000億円程度増加して、総額7兆400億円に達する見込みであるコトも明らかに。

その原因としては、品川・名古屋駅の建設で、地質の問題や施工上の制約が発生しており、想定以上の厳しさになっているコトや、地上区間における耐震強化・トンネルや地下掘削に伴う発生土の費用負担の増大などを挙げています。

但し、リニアの総工事費増大は、2022年3月期の業績予想には影響しないとしており、今後も、健全経営と安定配当を堅持しつつ、リニアの早期実現を目指して行くとしています。

運輸収入は、2021年度は66%、その後は80%・90%と段階的に回復し、2024年度には100%の水準に戻るとの前提を立てています。

逆に言えば、2021年度もその程度にまでしか回復しないと言う見立てなんですね…

リニア建設と言う要素はありますが、初の当期赤字ですが、まだそれでも前年度の黒字額内に収まっていると言うのも、ある意味、スゴイな…と。

リカバリー策も、そこまで大した内容ではなく、経費削減についても、10~15年を掛けて、恒久的に削減して行くと言う方針ですし、チケットレスサービスについても、航空各社では既に行われている内容のモノなので、目新しさはないですし…

赤字と言えども、JR東海は、ブレないなぁ…なんて。

まぁ、それができるのも、東海道新幹線と言うドル箱を磨き上げた結果なんでしょうね。

 

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