南紀白浜空港、愛称が熊野白浜リゾート空港に決定したけれど、どうなの?

リゾート空港って…

和歌山県が、募集していた「南紀白浜空港」の愛称が、「熊野白浜リゾート空港」に決定したコトが発表になりました。

2024年7月ごろから実際にこの愛称を活用する予定。

応募総数は約1か月間で1,645件。

その中から空港の利用促進・情報発信に関して深い造詣を有する有識者から、応募のあった愛称について意見を聴取し、南紀白浜空港利用促進実行委員会にて愛称案を選定したのち、県が最終決定したとのコト。

選定の理由としては、下記のコトが取り上げられています。

  • 熊野…応募のあった愛称の中で最も多く含まれていたコトに加え、世界遺産をイメージでき、国際的に著名な呼称
  • 白浜…応募のあった愛称の中で2番目に多く含まれていたコトに加え、正式名称と共通のワードであるコトが分かりやすい
  • 熊野白浜…熊野と白浜を並列するコトで和歌山県の白浜であるコトが伝わりやすい
  • リゾート…「聖地リゾート!和歌山」と言う県観光プロモーションのキャッチフレーズでも使用しており、カタカナ表記のワードを使用するコトで、柔らかい印象を与え、呼びやすく親しみやすい。

だそうです。

世界遺産である「紀伊山地の霊場と参詣道」が、今年、登録20周年を迎えるコトもあり、新たにこの愛称を活用して、利用促進と集客に努めていく考えとのコト。

 

空港の愛称で成功している場所はあるのか?

“空港の利用促進・情報発信に関して深い造詣を有する有識者”…

そもそもこうした愛称がそこまで意味を持たないし、イメージアップに繋がる可能性が高くはなく、費用対効果も低いと言うコトを助言できない有識者に意味があるのか?と言う気はします。

実際、日本国内で愛称が制定されている空港は多い。

・紋別空港…オホーツク紋別空港
・釧路空港…たんちょう釧路空港
・帯広空港…とかち帯広空港
・旭川空港…北海道の真ん中 旭川空港
・大館能代空港…あきた北空港
・花巻空港…いわて花巻空港
・庄内空港…おいしい庄内空港
・山形空港…おいしい山形空港
・富山空港…富山きときと空港
・松本空港…信州まつもと空港
・静岡空港…富士山静岡空港
・但馬空港…コウノトリ但馬空港
・神戸空港…マリンエア
・米子空港…米子鬼太郎空港
・出雲空港…出雲縁結び空港
・岩国空港…岩国錦帯橋空港
・石見空港…萩・石見空港
・徳島空港…徳島阿波おどり空港
・高知空港…高知龍馬空港
・佐賀空港…有明佐賀空港
・福江空港…五島つばき空港
・対馬空港…対馬やまねこ空港
・熊本空港…阿蘇くまもと空港
・宮崎空港…宮崎ブーゲンビリア空港
・種子島空港…コスモポート種子島空港

こんなところでしょうか。

この中で愛称名が広く知れ渡っている空港って、どれだけあるんだろう。

強いて挙げれば、萩・石見とかかな(個人的な意見です)。

愛称としてすんなりと入ってくるのは、とかち帯広・いわて花巻・信州まつもとのエリア名+地名のパターン。
阿蘇くまもとも同様ですが、県庁所在地名にエリア名を引っ付ける意味はそこまでないような気もする(世間的な知名度的に)。

逆に?なのが、旭川・庄内・山形かな…と。

今回の南紀白浜空港は、エリア名+地名のパターンなので、そこそこ愛称の通用度が上がる可能性はありそうですが、別に“リゾート”は要らなかったかな…と言うのが本音でしょうか。
ってか、それが付いただけで一気にダサさを感じてしまうんですが。

ネーミングライツでいいんじゃない…とすら

空港の愛称。
別に正式名称が変わる訳じゃないから、そこまで浸透するかどうかはビミョー。

そこに費用を掛けるべきなのだろうか…とは思う。

そもそも南紀白浜空港自体、そこまで便数も多くはない空港の1つですしね。

便数が多くないと言うコトは、利用者も多くはないし、空港名を取り上げる機会も低いと言うコトにもなりますし。

もうそれならばネーミングライツじゃダメなのかしら…ぐらいな感じ。

まぁ、結局、日本の空港の愛称で成功しているのは、羽田と伊丹だよなぁ(あとは丘珠・小牧)。

オリジナルデザインTシャツ、売り始めました。

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