関空、連絡橋復旧で、約7か月ぶりに完全復旧!

連絡橋が6車線で完全復旧!

昨年の台風21号はターミナルが水没するなど、完全に機能不全に陥った関空。

その後、関係者の尽力もあり、想定以上の速さで機能の回復が図られましたが、いよいよ2019年4月8日に、連絡橋についても、上下線各3車線ずつの合計6車線化になり、約7か月ぶりに完全復旧するコトを、管轄するNEXCO西日本が発表しました

関空の連絡橋は、2018年9月4日に、台風21号の影響で、タンカー船が橋げたに衝突し、完全に通行止めに陥りました。

その後、上り線を使用した相互の対面通行による緊急車両の通行が再開され、仮設中央分離帯の設置による同時対面通行へと切り替えられ、比較的軽微の損傷であった鉄道は、橋げたを現地で修復した上で、運行再開。タクシーやマイカーの通行規制解除と、段階的に交通規制が緩和されてきました。

そして2019年3月7日には、対面通行規制が緩和され、中央分離帯を挟む上下各2車線が確保され、ゴールデンウィークを目指して完全復旧工事が進められていました。

通常、橋げたの製作には約1年ばかりを要すると言われていますが、今回は、IHIインフラシステムがラインを空けて3ライン同時に橋げたの製作作業を行ったと言うコトや高田機工が製作した橋げたも約6割を再利用したと言うコトもあってか、約5カ月と言う異例の速さで完成し、当初より目指していたゴールデンウィーク前までの全面復旧が実現するコトに。

開港以来の大惨事だった台風21号の影響

台風で水没した時、まさかこんなに早く機能が回復するだなんて、ホントに思いもしませんでした。

だって、完全に機能不全に陥ってしまった訳ですから。

海上空港の最大の弱点が、露呈した訳ですが、それに加えて連絡橋まで破損。
空港へのアクセスすらも機能しなくなると言う事態だった訳ですから、大惨事です。

多分、開港以来の大惨事だったと言っても過言じゃなかったハズ。

それが1年を待たずに、機能が完全に復旧。
ホント、関係各位のご尽力があったからこその話ですね、コレは。

因みに、関空が水没して以降の記事は、こんな感じ。

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海上空港が多々ある日本。今後の対策は?

ただ気になるのは、今後、同じ様なコトが起きない様にする為に、どう言う対策が取られているのだろう…と言う所。

実は日本は海上空港がやたらと多い国だったりします。

まとまった平地面積がそこまで多くはナイ狭い列島で、騒音問題を避けようとすると、自然と海上空港が増えて行ったと言う形なのですが、これだけ海上空港が多い国も他に例を見ないぐらい。

既存の島を拡張して建設した長崎空港を始め、セントレア、神戸、北九州…と、海上空港だけでも5つ。

さらに日本最大の空港である羽田だって、海上に滑走路があったりする海上空港型の空港ですし、那覇や大分空港の様に海に面した空港もあったりします。

自然災害に対して、“完全で完璧”と言う対策は不可能なのは分かりますが、空港はインフラ施設な訳で、機能不全に陥ると言うコトが、不利益を生み出す訳ですが、自然環境が大きく変化している昨今、今まで以上に対策を講じる必要があるのは、確かな話な訳で。

“災害は忘れた頃にやって来る”。

それを忘れずに、完全と言う対策がないと言うコトも頭に入れて置くべきなのでしょうね。
それを踏まえて、どれだけ対策が取られているのか…

ってか、伊丹に国際線を…と言う話すら浮かんだのに、結局、伊丹発のチャーター国際線も運航されずじまいで、関西の3空港問題すら進展しなかったですよね…

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