アラスカ航空、ワンワールド正式加盟は2021年3月末!

2021年3月31日付で正式加盟に!

アメリカの「アラスカ航空」が、かねてから発表していたワンワールドへの加盟が、2021年3月31日付になるコトを発表しました。

元々、「アラスカ航空」は、アメリカン航空との提携強化を主軸としつつ、2021年の夏までにワンワールドへと加盟するコトが発表に。

その後、2020年内に加盟する方針を発表していましたが、結果的に、2021年3月と言うコトに。

「アラスカ航空」グループとしては、完全子会社として100席以下の機材をメインに運用している「ホライゾン航空」と、地域航空会社の「スカイウエスト航空」がありますが、両社ともにアフィリエイトメンバーとして同時にワンワールドへと加盟するコトも発表になりました。

西海岸に強いアラスカ航空

北米エリアでは、かつてはカナディアン航空とメキシカーナ航空が加盟していましたが、前者は、スターアライアンスメンバーのエアカナダに吸収、後者は経営破綻しており、現状、アメリカン航空グループしか加盟航空会社がナイので、これで多少、手厚くはなりますね。

LATAMが抜けて、中南米を含めても、現状、ワンワールド加盟航空会社は、アメリカン航空グループ1社だけで、やっぱり他のアライアンスに比べて弱くなっていますし。

「アラスカ航空」は、メインのハブがシアトル。

その他でもロサンゼルスやサンフランシスコなど、日本に近い西海岸を地盤にしているので、より便利になるのは確かでしょうか。

JALも2019年3月にシアトル線を開設していて、シアトル以遠の北米各都市への接続をしていますしね。

ただ既にJALとの提携がマイルでもコードシェアでも行われているので、大きな変化はないのかも…と言うのが、正直なところではあります。

「アラスカ航空」自体、日本への独自運航路線もありませんし。

あまり変化がないかも…と言う点では、既に「アラスカ航空」は、ブリティッシュエアウェイズ・キャセイパシフィック航空・フィンエアー・カンタス航空とワンワールド加盟航空会社との提携もなされているので、全体的に見ても、大きな変化はなさそうな感じもします。

加盟航空会社が潰れないように祈る時代

この「アラスカ航空」のワンワールド加盟が行われると、スターアライアンス・スカイチームの他のアライアンスを含めても、アライアンス加盟が決まっている航空会社がゼロになります。

アライアンス加盟は、利用しているシステムなどにもよりますが、準備に結構な時間が掛かるので、こうした事態も珍しいかな…と。

ここ数年来、どちらかと言えば、アライアンス加盟よりも、2社の資本を含めた提携と言う動きの方が強かったように思う訳ですが、コロナ禍でどの航空会社も財務が弱っている中で、今後は資本を含めた提携と言うのは、なかなか考えにくい状態。

ある意味、アライアンスが拡大するチャンスではありますが、そもそも国際線需要が回復して行かないと、さすがにそうした動きすら出てこないでしょうね。

かと言って、独自で路線を広げていける状態にまで回復するのも見えてこないですし。

まぁ、当面は、加盟航空会社が潰れて行かないようにするのが、精一杯と言う感じでしょうね。

この先もしばらくは、どの航空会社が潰れてもおかしくはないご時世ですからね。

今回の「アラスカ航空」のワンワールド正式加盟は、タイミング的には最悪な時期とも言えるのでしょうが、逆に、アメリカン航空との国内線での提携進化も可能な訳で、なかなか同一国内で複数の加盟航空会社があるケースはナイので、「アラスカ航空」としては、まだ救われるタイミングだったと言えるのかも知れませんが。

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