アラスカ航空、ワンワールド加盟へ!
アメリカの「アラスカ航空」が、2021年夏頃を目途にワンワールドに加盟するコトが発表になりました。
ようやくか…と言う思いと共に、驚きと言う感じも。
と言うのも、「アラスカ航空」はこれまでワンワールドに極めて近い航空会社ではありましたが、あくまでも独立独歩を維持して来ていました。
さらに2020年3月1日からアラスカ航空とアメリカン航空との提携関係を解消するコトが発表になっていた所(但し、コードシェア便の運航や、荷物のスルーチェックインなどはそのまま提携を維持予定だった)。
ホント、こんな土壇場でどうしたのやら…と言う感じではあります。
とりあえず、既にJALとの提携関係がある「アラスカ航空」。
ワンワールド加盟航空会社で言っても、既に、
・JAL
・アメリカン航空
・ブリティッシュエアウェイズ
・キャセイパシフィック航空
・フィンエアー
・カンタス航空
・フィジーエアウェイズ(ワンワールドコネクトメンバー)
・ラタム航空(ワンワールド脱退予定)
と提携がある状態。
逆にワンワールド以外だと大韓航空とエミレーツ、シンガポール航空、海南航空あたりがめぼしい提携先だったり。
なので、自然の流れと言えば、自然の流れではありますけれどね。
何か大きく変わるのかどうか
既にJALとの提携もあるし、近年、JALと「アラスカ航空」の提携は強化になったばかりなので、何か急に大きく変わるか…と言われると微妙な所はありますが、「アラスカ航空」のマイレージは、太っ腹なコトで知られているので、シンガポール航空の特典狙いの人などは、今後の提携関係は要注意になりそうな予感がヒシヒシと。
またアライアンスには未加盟ですが、エミレーツはワンワールド加盟のカタール航空と、海南航空はキャセイとそれぞれエリアがバッティングしているので、こちらも予断は許さない所になるのかも。
まぁ、そうは言っても、JALはカタール航空を横目に、エミレーツとの提携があるので、こればかりはどうなるコトか分かりませんけれどもね(但し、日本~ドバイ間は、基本的にほとんどの予約クラスでマイルの加算が不可ですし、4月からはエコノミークラスの一部の予約クラスで加算率が改悪になるので、ホントに提携している必要があるのか、謎ですが)。
また「アラスカ航空」は、何気に“マイルを買う”キャンペーンが多いのですが、これがどうなるかも気になる所ではあります。
地味に増えるワンワールド
アライアンスよりも資本関係での提携や、個別の企業間での提携が世界的な潮流になる感じがあって、最大手のスターアライアンスはコネクティングパートナーを除けば、2014年のエア・インディアの正式加盟が最後。
スカイチームも、2014年のガルーダ・インドネシア航空の加盟が最後の加盟航空会社。
ワンワールドもワンワールド・コネクトを除けば、2014年のスリランカ航空の加盟が最後になっていましたが、2020年4月には、ロイヤル・エア・モロッコが加盟予定。
さらにこれで「アラスカ航空」が加盟予定になり、一番小さなアライアンスではありましたが、じりじりと加盟航空会社が増える感じに。
これからはどこか増えるかどうか…
スカイチームを脱退した中国南方航空は噂されますが、それよりもラタム航空脱退後は、ワンワールド的には、南米エリアでの加盟航空会社が急務と言うコトにはなりそうですが。
ただワンワールドに加盟と言っても、「アラスカ航空」は、そこまで国際線に強いとは言えないですけれどもね。
アメリカ西海岸には強いですが。
なので、この「アラスカ航空」の正式加盟で、一番、メリットがありそうなのは、西海岸へ出やすいJALとキャセイと言うコトになるのかも知れませんね。
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