大和路線区間快速と直通快速に導入!
ここ最近、通勤路線でも指定席車両を設けた列車が増えていますが、首都圏ではL/Cカー(指定席で利用する際はクロスシート、その他の運用時はロングシート)、関西圏は指定席車両+自由席車両と言う形式が多い様に思えますが、「JR西日本」が、大阪~奈良間を結ぶJR大和路線などの一部快速列車に、有料座席サービスを導入するコトを発表しました。
「快速うれしート」と題した有料座席サービスで、概要はこんな感じ。
- 運行開始|2023年10月23日
- 対象列車|
- 大和路線(区間快速)
加茂06:29→奈良06:48→王寺07:05→天王寺07:28→大阪07:50
加茂07:29→奈良07:48→王寺08:05→天王寺08:28→大阪08:50 - 大和路・おおさか東線(直通快速)
奈良07:06→王寺07:23→久宝寺07:39→新大阪08:05→大阪08:11
奈良07:30→王寺07:49→久宝寺08:05→新大阪08:32→大阪08:38
- 大和路線(区間快速)
- 使用車両|221系8両編成
- 指定席利用|1号車(奈良側)半分の20席分
- 料金|通常期530円・閑散期330円
- 購入方法|みどりの券売機・e5489のみ
半室指定席と言う感じで、指定席と自由席の間は、のれんで区分けすると言うコト。
指定席車両をしっかりと導入すると言うほどの需要がないかも知れないけれど、確実に指定席を求める需要があると見込んだのでしょうね。
関西圏だと阪急が今後、指定席車両の導入を計画していますが、その前にJR西日本が既存車両を利用しての指定席車両導入に踏み切ったと言う感じですね。
因みに、e5489からだと300円で購入ができるチケットレス商品の販売も計画されているとのコト。
値段は手ごろだが、設備に変更はなさそう…
JR西日本の指定席車両と言えば、既に一部の新快速に「Aシート」が導入されていますが、「Aシート」は最初は既存車両の改造でしたが、その後、新造車両も投入されたりしましたし、リクライニング・Wi-Fi・コンセントなども設けられましたが、今回の「うれしート」に関しては、特に車内の設備に関しては変更がなさそう。
そのためか、お値段も閑散期だと手ごろな330円(繁忙期だと530円ですが)。
この辺りがどれだけ受け入れられるのか…と言う感じですが、単に座席を確保できるだけと割り切ってしまえば、座席数も多くはないので、需要はありそう。
特に途中の王寺近辺からならば、確実に需要がありそうな気もしますし、e5489から購入すれば300円とかなり手ごろ感がありますしね。
気になるのは誤乗。
車内はのれんで区切ると言うコトですが、誤乗は耐えなさそうな気がしてしまいます。
そもそも便数もそう多くはないので、そこまで広く周知できる訳でもなさそうだし。
まぁ、車掌が近くにいるエリアになるので、そこは逐次、喚起されるのでしょうし(因みに、大阪環状線区間は座席の確保ナシとのコト)、サービススタート時は誤乗が多く出るでしょうが、その後は収まって行くと考えているのかも知れないですが。
他の路線でもさらに広がるか…?
個人的には、ここまで手ごろな価格設定ならば、アリかなぁ…と言うのが、正直な感想。
車内設備に変更がないので、陳腐さは否めないですけれど、値段を考えると、正直なところ、アリ。
と言うか、他の路線でもこのぐらいの設定になって欲しいなぁ…とすら。
L/Cカーとかだと、やはりリクライニングもなく、一部はロングシートだったりもしますし、それに比べると、クロスシート座席があてがわれる訳ですし。
正直、価格とサービスと距離とが見合っていないと思える指定車両サービスもありますが、今回のは、ある程度、見合っている感がするので。
ただ今後、こうした流れが加速するのかどうか。
個人的な感想としては、西武や京王みたいにL/Cカーで専用列車を設けるのではなく、編成の一部を指定化した方が、利用はしやすいかなぁ…と言う気分なんですけれど、どうなんだろう。
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