JAL、第3四半期は2,217億円の赤字。通期も下方修正!

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JALの決算が発表になりました。
もう発表前から“厳しい…”と言うのは想像できますが、ひとまず、見てみました。
因みに、第2四半期の記事は、こんな感じでした。

2,217億円の赤字で着地!

JALが、2021年2月1日に、2020年4~12月期(2021年度3額期第3四半期)の連結決算を発表しました。

最終損益で見ると、2,217億2,200万円の赤字(前年同期は748億4,200万円の黒字)と言う結果でした。

第3四半期累計の売上高(売上収益)は、3,565億4,800万円(前年同期比68.0%減)。

EBITは2,941億7,900万円の赤字(前年同期1,146億4,200万円の黒字)。

 今期対前年度差前年同期比
売上収益1,617億円▲2,020億円▲55.5%
売上|国際旅客96億円▲1,187億円▲92.5%
売上|国内旅客673億円▲748億円▲52.6%
売上|貨物郵便374億円+134億円+56.4%
純損益▲514億円▲721億円 

国内線自体は、夏以降、「Go Toトラベル」の効果もあり、回復基調だったモノの、第3波の襲来で「Go Toトラベル」が一時停止措置に追い込まれたコトで、需要が減退し、失速した形です。

ただ数値的には全てにおいて、第2四半期よりもマシになっている感じですね。

固定費削減自体も、第2四半期修了時よりも進んでいるモノの、売上の減少が下振れ要因となり、引き続き、大きな赤字を計上するコトになったと言う感じでしょうか。

貨物については、第3四半期見通しよりも100億円プラスになり、堅調を維持できた模様。

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通期3,000億円の最終赤字に下方修正

2021年3月期通期の連結業績予想も、下方修正を発表。

従来は、2,400~2,700億円の赤字想定だったが、3,000億円の最終赤字を見込んだ(前年は534億700万円の黒字)。

下方修正の一番の大きなポイントはやはり売上収益ですが、こちらが前回予想の5,300~6,000億円から、4,600億円へと大きく下方修正。
それにつられてEBITも、同3,300~3,800億円の赤字から4,200億円の赤字へと共に下方修正しました。

期末での財務状況の予想は、総資産自体は、前期末に比べ1,177億円増えた2兆1,000億円。
手持ち現金・預金は、408億円増やした3,700億円と想定。

自己資本率は6.9ポイント低下した44.3%と引き続き高い水準を維持するモノの、自己資本は842億円減少の9,300億円とした。

有利子負債の残高は、4,945億円。
この内、1年以内に返済が必要な負債に関しては、615億円。
コミットメントラインの3,000億円は未使用の状態。

未定だった期末の配当に関しても、無配と言うコトが発表になっています。

1月以降の需要も500億程度の悪化想定

第4四半期は、500億円程度の悪化を想定し、1月の旅客需要は前年の24%程度との見通しで、大きく下げる想定。2月も20%、3月も30%程度と引き続き、厳しい見通しを示しています。

これらの見通しは、コロナ禍による緊急事態宣言の継続有無によらず、現在の予約状況からの想定とのコトで、さすがにこれ以上の下振れはないのかな…と言う感じがするのは、JALらしいところではあるけれど。

引き続き、社員の出向などを進めており、1,000人程度の出向状況だとのコトで、引き続き、固定費の削減を進めている状態で、通期では当初の2倍となる1,200億円(コスト削減・投資抑制)の削減を見込む。

黒字化予測は、国内線はコロナ前の80%、国際線は50%まで戻れば黒字化が可能と言う従来通りの数値のままでしたが、キャッシュバーンは、第1四半期の時点では、1ヶ月あたりで見ると約450~500億円の流出だったのに対して、第3四半期には、1ヶ月あたり100~150億円にまで削減ができている模様。

このままさらに切り詰めると、今期末にはトントンベースになるのかな…?と言う甘い期待を持ってしまったりはするけれど、さすがにこれ以上の切り詰めと言うのも、しんどいのかな…と。

「ニューノーマル」に向けた事業構造の見直しと言う点では、既発表の機材計画の修正やLCCの強化などを引き続き、謳っているのですが、その中に「マイル・カード事業の更なる強化」と言うのも挙げていたり。

どう言う形でこれを形にして、収益化して行くのか、やっぱり楽しみですけれど、そもそもマイルは貯めるだけじゃなく、使えるようにならないと…と言う感じもあるからなぁ…

ひとまず、今期は壊滅的と言う感じではありますが、どう立ち直して行くのか。
需要の回復はもちろん必須でしょうが、それ以外にもう少しプラス要因が欲しいですね、やっぱり…

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