ミャンマー、軍が政権奪取!アウン・サン・スー・チー氏らを拘束状態に!

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このブログで、“ミャンマー”と言う国が出てくる時、ボクは意識的に“(ビルマ)”と付け加えてしまう訳ですが、ボクの中では、“ビルマ”なんだよなぁ…と、久しぶりに思ったり。
そこに強い思想がそこまである訳じゃないんだけれども。

ミャンマー軍が政権奪取!

東南アジアのミャンマー(ビルマ)で、2021年2月1日、軍が非常事態宣言を発出し、アウン・サン・スー・チー国家顧問やウィン・ミン大統領を始めとする与党の国民民主連盟(NLD)の幹部が拘束されたコトが明らかになった。

要するに、軍によるクーデターが起きたと言うコトである。

軍は、政権は国軍トップのミン・アウン・フライン最高司令官に“移譲された”として、政権の奪取を発表。

元国軍幹部のミン・スエ副大統領が暫定大統領に指名されたとのコト。

選挙における不正が根拠だが…

コトの発端は、2020年11月8日に実施された上下両院の総選挙。

元々は、アウン・サン・スー・チー氏が率いる与党のNLDが議席を減らすのでは…と言われていたが、蓋を開けてみれば、396議席と議席シェア83%と言う圧勝。改選議席は476議席なので、ホントに圧勝だった。

特に7管区は288議席を獲得し、シェアが99%で、最大野党で国軍系の連邦団結発展党(USDP)に3議席しか許さない状態。

さすがに少数民族の多い7州の獲得議席は108議席だったが、これでもシェアは58%と半数を確保して、圧勝と言える。

対するUSDPは合計で33議席にとどまり、この他に上院は軍指名枠があるコトを考えても、負けたと言ってしまってもイイ訳だけれども、この総選挙を巡り、政府と国軍の対立があり、国軍側は選挙で不正があったと主張し、その結果のクーデターと見るべきなのだろう。

ミャンマー(ビルマ)の憲法には、“国民の団結”を崩壊させないなどの事態時には、軍が権力を掌握できるとの規定がある訳だけれども、それが実施された訳だ。
そもそもそう言う規定が憲法にあるので、今回の事態が、“クーデター”に該当するのかどうかも、現時点ではボクには分からないけれど。

スーチー氏の実力は…

長年に渡り、自宅軟禁下にあったアウン・サン・スー・チー氏。

ようやく2015年の総選挙で事実上の政権トップである国家顧問に就任したが、この時の選挙は、やはりスー・チー氏の人気が大きかったし、民主化機運に押されたモノだっただろうが、11月の総選挙は、ご祝儀選挙でもなかったのに圧勝できたのは、そもそもUSDPがあまりにも人気がなかったと言うのと、経済がぼちぼち回っていると言うコトが大きかったのだろう。

確かに経済は停滞気味だと言われ、外国からの投資は減っていたのは事実だが、それは単に、一時期のバブルのような状態が弾けただけで、特にヤンゴン以外の都市部~地方に掛けて、身の回りの生活水準は確実に上がっていると言うのが実情で、それが評価されたのでは…と思う。

逆に、少数民族(特にロヒンギャに対する迫害問題)では、国際的な評価を大きく下げたアウン・サン・スー・チー氏だが、このコトは総選挙では、あまり票の影響には繋がらなかったと言えるのだろう(逆に、プラスの意味で繋がった可能性もあるけれど)。

そうした中での今回の軍による政権奪取。
今後、ミャンマー(ビルマ)の不透明感は増す形になった感じですね。

振出しに戻っただけ?

今の段階で個人的な感想としては、軍が政権を奪取してNLD政権に対抗すると言うよりも、軍が2度に渡って大敗を期したUSDPを見限ったのかな…と言うのが、正直な感想だったりもします。

2015年の総選挙は負けるのが前提の選挙。

だからこそ、軍指名枠も作った訳だろうが、2回に渡ってここまで負けるとは思ってもいなかったのでは…と。

元々、アウン・サン・スー・チー氏自身、ビルマ建国の父と言われるアウンサン将軍の娘と言うだけで、政治経験値も低ければ、実務能力も高くはなかった。
圧倒的な議席シェアを持ったのに、アウン・サン・スー・チー国家顧問が持つ権限は、そこまである訳じゃないし、それを変えて行けるだけのチカラを持った訳でもない。

軍政下での2008年憲法によって制限が出ていたのも事実だし、ロヒンギャの問題についても、軍はともかく、警察も国境問題の法律上の指揮権も軍が確保していた訳ですし、その憲法の改正もできなかったのは、やはり大きい。

もちろん、憲法の改正はどの国においても、タイミングが重要であり、選挙後スグに…と言う訳には行かなかったでしょうし、まずは民主化の道を着実に…と言うのと、経済成長を維持させるための安定が必須だったのも、間違いないのでしょうが。

これで一気に2015年の総選挙前の状態に戻った感じもしますが、これから、どうなって行くのか。

折角、Visa不要措置など、日本人的にも行きやすくなっていただけに、これでまた振出しに戻るのかどうか。
あくまでも軍は、穏やかな政権移譲と言うスタンスで行くのか、それとも強権を続けるのか。

一応、非常事態宣言は1年と言う期限のようですけれども…

歴史は繰り返される。
そう言うコトか…

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