ANAマイルに期間・用途限定マイル出現!
ANAのマイレージである「ANAマイレージクラブ」。
現状、有効期限の設定があり、積算して36カ月後の月末にマイルが減算されていく訳ですが、2022年4月11日以降、新たに“用途・期間限定マイル”を導入するコトを発表しました。
具体的には、こんな感じ。
マイル口座グループ | 積算事由 | 有効期限 |
グループ1| 通常マイル | フライト ライフソリューションサービス | 36カ月後の月末まで |
グループ2| 期間限定マイル | キャンペーンなどで積算されるマイル | キャンペーンにより異なる |
グループ3| 用途・期間限定マイル | ||
グループ4| 航空関連サービス・ 期間限定マイル |
マイルを使用する場合は、有効期限が近いモノから順に減算されるのはこれまでと同様。
但し、複数のグループでマイル残高がある場合は、グループ4→1の順で減算されて行くコトになります。
また、グループ2~4については、一部で、利用できない特典が生じて来るコトに(詳細は後述)。
使えない特典が出てくる…
ちょっと面倒になりそうな気しかしませんが、ひとまず、各グループで利用できる・できない特典とは何か?をまとめてみます。
特典内容 | グループ1 | グループ2 | グループ3 | グループ4 |
ANA特典航空券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
提携航空会社特典航空券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ANA国際線アップグレード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スタアラアップグレード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ANA SKYコイン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ピーチポイント | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ANA国際線超過手荷物料金支払 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ANAグローバルホテル | 〇 | 〇 | × | × |
ANAトラベラーズホテル | 〇 | 〇 | 〇 | × |
宿泊クーポン | 〇 | 〇 | × | × |
ANAグローバルレンタカー | 〇 | 〇 | × | × |
レンタカー利用クーポン | 〇 | 〇 | × | × |
食事クーポン | 〇 | 〇 | × | × |
空港アクセス | 〇 | 〇 | × | × |
海外オプショナルツアー | 〇 | 〇 | 〇 | × |
オンラインツアー | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ANA利用券 | 〇 | 〇 | × | × |
A-style | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ANA STORE@SKY | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ANAセレクション | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ANAマイレージモールクーポン | 〇 | 〇 | × | × |
提携ポイントへの交換 | 〇 | 〇 | × | × |
上記の表は一部抜粋ですが、基本的に、グループ1と2では、使える特典に差異はナイ感じですね(期間限定マイルかどうかの違い)。
逆に、1・2と3・4の違いが結構あると言う気がします。
ってか…
2つぐらいの区分ならば、まだ頭の中で理解もできるように思いますが、さすがに4つに分かれてしまい、3つのグループで使える特典が異なるとなると、ちょっと分かりにくくはなりますね。
日常使いに誘導したいってコトなのか…?
基本的には、フライトや航空機の利用以外の買い物など生活における様々なサービスで得たマイルについては、これまで同様…と言う感じがします。
他のポイントやクレジットカードのポイントを移行した場合も、これまでと同様の様ですし。
ただキャンペーンで得られるマイルについては、今後、マイル口座グループがどこに相当するのか…と言うのは注意しなくてはいけなくなると言うコトですね。
まだ日ごろからよく搭乗する機会があったり、熱心にポイ活をされている方ならば、1年に1・2度は特典航空券へ交換する機会があるでしょうが、そうではない人は、マイルの失効が近くなる可能性が高いですからね。
先日、JALも来年度から国内線特典航空券の改定を発表しています。
こちらは積算したマイルの有効期限については、特に変更がなかったのですが、必要マイル数については増える可能性が高くなると言う改定。
でも、今回のANAの改定は、当面は、今まで通り感はあるけれど、キャンペーンは期待薄+今後、更なる改定に余地を残すと言う感じがしますね。
期間限定ポイントと言うと、楽天って言うイメージがありますが、日常で使う機会の多いポイントと、そこまで多用しないマイルとでは、やっぱ異なる気がしますが、日常使いを目指しているANAとしては、こうしたマイルの改定を行って、キャンペーンを行いやすくすると共に、日常へのマイル利用を促して行くと言う感じなのかな?と。
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