京成、ダイヤ改正で一部スカイライナーが新鎌ヶ谷にも停車へ!

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青砥停車便が新鎌ヶ谷にも停車へ!

大手私鉄の「京成電鉄」が、2022年11月26日にダイヤ改正するコトを発表しました。

今回のダイヤ改正での大きなポイントは、成田空港へのアクセス特急であり看板列車の「スカイライナー」の停車駅に、成田スカイアクセス線の新鎌ヶ谷駅が追加されると言う点。

「スカイライナー」は、京成上野~成田空港間を、成田スカイアクセス線経由で結んでいる特急ですが、元々の停車駅は、京成上野・日暮里・空港第2ビル・成田空港で、基本的にはノンストップでしたが、コロナ禍で需要が激減したコトもあって、青砥駅に一部の列車が停車するようになりました。

今回のダイヤ改正では、さらに新鎌ヶ谷駅にも停車する列車ができると言うコト。

対象になるのは、現在、青砥駅に停車する下り10本・上り14本。

下りは京成上野07:20発の「スカイライナー11号」から15:37発の「スカイライナー61号」までの10本で10:37発の31号以降は、毎時37分発が新鎌ヶ谷駅に停車。

上りは成田空港10:33発の「スカイライナー14号」から23:00発の「スカイライナー82号」(最終特急)までの14本で、11:13発の18号~16:13発の48号までは、毎時13分発が新鎌ヶ谷駅に停車する形になります。

青砥・新鎌ヶ谷に停車する「スカイライナー」が1時間に約1本。
ノンストップ継続便の「スカイライナー」が1時間に約2本と言うスタイルに。

特急料金は、新鎌ヶ谷~空港第2ビル・成田空港間が大人800円。
京成上野・日暮里~新鎌ヶ谷間が大人500円。
青砥~新鎌ヶ谷間が大人300円(いずれもこども半額)。

なお、新鎌ヶ谷駅では下りは4・6号車からの乗降に限定なのは注意点でしょうか(上りは全号車から乗降が可能)。

北総線沿線に加え、新鎌ヶ谷駅は、新京成・東武野田線と乗り換えができる駅なので、柏・松戸方面~成田空港へのアクセスも向上すると言うコトになりそうです。

一部路線でワンマン運転を実施!

またこの他に、一部の路線および一部の時間帯において、ワンマン運転を開始するコトも合わせて発表になっています。

対象になる路線は、以下の通り。

  • 金町線
  • 千原線
  • 東成田線
  • 芝山鉄道線

対象時間は、おおむね9:00~17:00のデイタイムで4両編成の列車が対象。

これに伴って、係員によるホーム監視体制の強化・安全確認用のホームミラーやホームモニターの設置・車両改造工事が実施になります。

特にプレスリリースでの発表が無いのですが、金町線以外は、4両編成以外での運転が多いのが現状だと思うのだが、6両→4両編成への減車が実施されるのかな?
また千原線が乗り入れる千葉線については、ワンマン運転未実施だが、これは千葉中央駅から車掌が乗り込んでくると言うコトなのだろうか…?

なぜ新鎌ヶ谷停車?

青砥駅への停車は、都営線方面への需要が拾えるので、分かる。
都営線からさらに京急線への需要もありますしね。

ただ今回、停車駅に追加になった新鎌ヶ谷はどうなんだろう。

広域的な空港アクセスで見れば、やっぱり武蔵野線への乗換駅である東松戸の方が便利になる層が多い気はするけれど、やっぱりグループの新京成が走っている方を取った感じはしますね。

でも新鎌ヶ谷停車に青砥並の意味合いがあるのか?と言われると、正直、ビミョー感はある。
確かに新京成と東武野田線(アーバンパークライン)と接続はするけれど、南側の船橋・津田沼だと京成本線からそのまま成田に向かうでしょうから、北側の需要しか拾えない。
東松戸ならば、南流山(からのつくばエクスプレス線)・南越谷(からの東武線)の需要がありそうだけれど、新鎌ヶ谷だと柏・松戸ぐらいでしょうし。

どうせならば、昼間ではなく、朝夕の通勤時間帯でのライナー的な運用に切り替えれば良いのに…とすら。
少なくとも、下りの夕ラッシュ時は対応できると思うんですけれどね。

それをしないのは、あくまでも新鎌ヶ谷に停車するのは青砥にも停車便で、ノンストップ便は存続させたいと言う意向なのでしょうかね。
少なくとも、青砥からの夕ラッシュ需要は限定的でしょうから、青砥通過・新鎌ヶ谷停車便は作りたくなかったと言う感じで。

まぁ、水際対策も緩和され、国際線も続々と増えている中で、成田空港への需要も戻って来るコトが予想される中で、あくまでも「スカイライナー」は空港アクセス特急であり、新鎌ヶ谷停車は、補完的な措置にしたいんでしょうね。

途中停車便は大体60分の所要時間になっているので、かなり時間が延びると言うのも、ちょっとマイナスなイメージになりますし(43号だと京成上野~成田空港が61分と1時間を上回る)。

ただ日本の鉄道による空港アクセスで見れば、既に南海のラピートは速達系(新今宮・天下茶屋・泉佐野・りんくうタウン停車)のラピートαは既に上り朝ラッシュと下り夜時間帯のみの運転で、堺・岸和田にも停車するラピートβが主流。
しかも登場時は、無停車だったのが、αですら停車駅が増えた形。

成田エクスプレスも1時間に1本、千葉駅停車が実現。

有料特急ですら空港までノンストップで…と言うより、途中駅からの乗車を増やす or 通勤などにも利用されるような輸送体系へ切り替わっているのが現状。

果たして、「スカイライナー」のノンストップ便も、いつまで維持されるのだろう…と言う気はしますね。

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