トルクメニスタン、大統領が地獄の門の閉鎖を指示!

[temp id=2]

謎の国と呼ばれるぐらいに、そこまで旅人が多くない国と言うのは、まだまだ世界には存在していると思う。
実際には、そこで生活されている人がいる訳で、謎でも何でもないのですが、トルクメニスタンはそう呼ばれる国の1つのような気がしますね…

トルクメ大統領、地獄の門の閉鎖を指示!

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領が、「地獄の門」の閉鎖を指示したと言う報道が出ました。

同国のダルヴァザにある幅60メートル・深さ20メートルの穴。

 

天然ガスが終始沸いていて、さらに火が点いて燃え続けている状態の場所として知られている。

トルクメニスタンは、国としてはビザの取得やルート的に、行きやすいとは言えない国の1つだが、この国に行った旅人の多くは訪れるスポットだと思う。
その「地獄の門」を閉鎖する解決策を、科学者や外国の専門家に依頼して見つけるコトを指示したと言うのが、今回の流れ。

現大統領になってからもまだまだ謎の多い国、トルクメニスタン。

それでもニヤゾフ前大統領よりは、まだ風通りは良くなったのかな、多少は…と思ったりもするのですが、それなのに、旅人を惹き寄せている「地獄の門」の閉鎖を指示。

背景には、地域の生態系と住民の健康に悪影響を及ぼしていると指摘するほか、トルクメニスタンは世界第4位の天然ガスの埋蔵量を誇る国で、これを無駄に消費していると言うのが、その理由として挙げられているのですが、恐らく、後者が本音なのだとは思う。

まぁ、確かにもったいないですモンね。

ただ過去にも同様の指示は出ているので、実行に移されるのかどうかは不明ですが。

行きやすくないから、行きたい場所

ただ今すぐに止めろと言っている訳じゃないところは、今の大統領らしいかな…と思う。

前大統領ならば、速攻・問答無用で“封鎖”!と言っていそうな気がしますから。

いや、単なるイメージでしかありませんけれども。

メロンの日を制定したり、肖像や銅像を数多く立てていたり、若者の髭・男性の長髪を禁止したり、口パク禁止だったり…と数々の突っ込みどころ満載の政策がありましたからね、前大統領時代は。

インターネットや娯楽なんかも禁止されていて、半ば、独裁政権。

いや、だからこそ行ってみたいのですけれども。

それが今の2代目の大統領に代わり、少しずつだけれども、変化が出て来ているのは事実。

ネットや娯楽も解禁になりましたしね。

それでも、民主的な国家か?と言われると、程遠い状態だと言われている国。

そして、行きにくいのは変わらず。
中央アジア諸国がビザを撤廃or大幅に緩和した中で、唯一残るハードルと化している状態でもあります。

で、「地獄の門」。

どんな場所かと言うと…

元々、1971年、旧ソ連の地質学者が、天然ガスが地下に溜まっているコトを発見して掘削。
すると、地価が空洞になっていて地面部分が崩壊。

天然ガスで満たされた大きな穴が開いた。
穴が開いたままで、天然ガスが流出してしまうコトで、周辺環境に様々な被害が出るコトを避けるために、火を点けた。

その際、火は数週間程度で収まると想定されていたのだが、今も燃え続けていると言うのが、「地獄の門」。

つまり火が付いているのは、別に自然発生でも何でもなく、人為的なモノではある。

ビザ取得に失敗した唯一の国(今のところ)

それでも見てみたいなぁ…と思ってしまう場所の1つ。

でも、その為にはビザを取らなければならない訳ですが…

かつて、失敗した経験があったりします。

過去にビザが発給されなかったのは、個人的には今のところ、唯一の国(今後もそう言う例が出ないようにしたいので、唯一かつラストと言い切りたいですが…)。

トランジットビザならば、5日間の滞在が可能なので、中央アジアを横断するような旅人は、大体、強行スケジュールでトルクメニスタンを抜けるコトになるのですが、ボクの場合、アシガバード発の航空券を持っていたので、容易にトランジットビザが取得できるだろう…と思っていて、タジキスタンで申請。

が、待ってもなかなか申請が下りず、連絡も来ず。

結局、ビザ取得失敗と言う目になり、急遽、航空券を買い直し、ルート変更を余儀なくされたり。

その時はホント、「地獄の門」に突き落としてやりたい…とすら思いましたし、“こんな国には、絶対にもう行かない!”とも思いましたけれど。

でも…

行けなかったとなると、余計に行きたいな…と思う自分もいるんですよね、困ったコトに。

いつか行ける日が来るのか。
行けたとして「地獄の門」は健在かどうか…

やっぱり行けるうちに行っておかないとなぁ…と、つい思ったニュースでした。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください