ANA、羽田~ウィーン線を開設!
ANAが、2019年2月17日から、羽田~ウィーン線を開設するコトを発表しました。
“開設”と言っても、実はANAは2002年3月まで成田~ウィーン線を持っていたコトがあるので、純粋に新規の開設と言う感じでもありませんが。
運航スケジュールは、以下の通り。
NH205 羽田 01:55→ウィーン 06:00
NH206 ウィーン 11:50→羽田 06:55
ビジネスクラス48席・エコノミークラス167席の2クラス合計215席のボーイング787-9型機を使用し、1日1往復での運航となる模様です。
日本~ウィーンと言えば、成田線をANAと同じスターアライアンスに加盟しているオーストリア航空が、2018年5月15日に1年8か月ぶりに再開したばかり。
オーストリア航空運航便は通年での運航ではなく、夏季ダイヤだけで10月27日の成田発で2018年の運航は終了し、2019年3月31日から再び、週5往復での運航が再開されるのですが、こちらの路線もANAはコードシェアを行っています。
ですが今回、再開が発表されたANA便は通年運航で、しかも1日1往復。
さらに都心からも便利で日本各地からの路線も豊富な羽田発着と言うコトで、かなり深夜便ですが、かなり使い勝手は良さそうですし、ウィーンで欧州域内68都市へアクセスが可能になるとのコトですが、ウィーン着が朝なので、乗り継ぎも便利そうです(ただ復路もウィーンを午前に出発するので、スムーズに乗り継げるかどうかは、時間的に微妙ですが)。
10月27日まで運航されているオーストリア航空のウィーン線のスケジュールは、以下の通り。
成田 13:35→ウィーン 18:35:月・火・水・木・土曜運航
ウィーン 17:45→成田 11:55(翌日着):月・火・水・金・日曜運航
こちらと組み合わせると、夕方便なので、復路も乗り継ぎがスムーズになるケースが増えそうですね(来期の運航スケジュールは未発表ですけれど)。
[amazonjs asin=”4063899152″ locale=”JP” title=”TRANSIT(トランジット)30号 美しきスイス・オーストリア アルプスの麓 ドナウの畔 (講談社 Mook(J))”]ANAの欧州便は、羽田から!
因みに、ANAのヨーロッパ線と言うのは、現状、以下の感じ。
欧州行き先 | 日本発地 | 運行頻度 | メモ |
ロンドン | 羽田 | 1日1往復 | |
パリ | 羽田 | 1日1往復 | |
フランクフルト | 羽田 | 1日3往復 | 1往復はコードシェア便 |
関空 | 1日1往復 | 全便コードシェア便 | |
中部 | 週5往復 | 全便コードシェア便 | |
デュッセルドルフ | 成田 | 1日1往復 | |
ミュンヘン | 羽田 | 1日2往復 | 1往復はコードシェア便 |
ブリュッセル | 成田 | 1日1往復 | |
チューリッヒ | 成田 | 1日1往復 | 全便コードシェア便 |
イスタンブール | 成田 | 1日1往復 | 全便コードシェア便 |
*関空~フランクフルトは来期からミュンヘン線に切り替わる予定
*この他にアリタリアとのコードシェア運航が予定されています
この内、羽田を深夜に出るフライトは、フランクフルト線の1往復のみで、今回、開設が発表になったウィーン線はそれに続く羽田発欧州行き深夜便としては2便目と言うコトになりますが、全体として、ドイツに偏っている感じがヒシヒシと。
また、欧州便の自社運航便は、あくまでも羽田発着を狙っていて、成田線はデュッセルドルフとブリュッセルだけなんですね。
個人的には、近いアジア線を羽田に持って来て欲しい感じがあるのですが、やっぱりアジア線は北米線との接続を狙っていて、関係のナイ欧州線を羽田に持って来ていると言うのが、よく分かりますね。
中・東欧と日本とを結ぶ航空路線で通年運航なのは、先日、増便が発表になったLOTポーランド航空ぐらいで、日系航空会社としては、このANA運航のウィーン線が唯一(因みに、このLOTポーランド航空運航のワルシャワ線は、ANAとのコードシェア便ではないのも、ちょっと驚きですけれど)。
今まで日本とを直接結ぶ路線が少なかった中・東欧ですが、これで通年で1日2往復。
何だか一気に便利さが上がった感じです。
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