ピーチ、航続距離の長い新型機導入!

航続距離が伸びるA320neoを導入!

LCCの「ピーチ」が、冬ダイヤから就航させるエアバス製のA320neo初号機が報道陣に公開されました。

実際には、10月25日の関空~新千歳・新千歳~仙台・仙台~関空線でのお披露目になる見通し。

従来のA320ceoは航続距離が約3,926km程度ですが、A320neoは、5,056kmに伸びる。

これまでだと中国・フィリピンが直接的な飛行の限界でしたが、これでシンガポール程度までならば飛べるコトになるほか、燃費効率も新世代エンジンを採用するほか、シャークレットを採用するコトで、A320ceoと比べると、最大20%程度、向上する見込み。

ピーチは、2016年11月にA320neoを10機発注。
そのうち2機を、2018年7月にA321LRへと変更。
ANAホールディングスが、2019年1月にA320neoを18機発注するコトを発表していますが、その後の変更を経て、現在の発注数は、A320neoが28機。中距離路線へと投入されるA321LRが6機になっています。

今回のA320neoの就航で、ピーチの機材数は32機になるモノの、既にリース期間が満了した機材から退役をスタートさせており、今後、8年間程度かけて、A320neoへと置き換えを進めて行く予定。

8席増加+機内デジタルサービスも検討!

今回、導入されるピーチのA320neo。

座席数は1クラス188席。

ラバトリーとギャレーの配置を見直すコトで、客室後部スペースを有効活用するエアバスのオプションである“Space-Flex”を採用。

既存のA320ceoと同等のシートピッチである28インチ(71センチ)を維持しつつ、座席を合計で8席増やすコトに成功。

シートは、2019年3月から採用されている、背もたれが既に15度程度、倒れた状態で固定された「プレリクライニングシート」(ドイツ・レカロ社製)を採用。

特に現時点で、サービスでは変更点がナイものの、「ZIPAIR Tokyo」でも採用になった搭乗客自らスマートフォンやタブレット端末から機内食や機内販売商品を注文できる機内デジタルサービスの導入を検討しているとのコト。

フライトマップなどの視聴もできる機内環境を準備して行く様子ですが、「ZIPAIR Tokyo」と似た感じになるのかな…と。

東南アジアにも関空から飛べるけれど…

現状、特に国際線が壊滅状態な訳で、A320neoへと更新を掛ける意味は薄いのかも知れないけれど、これからのコトを考えて、A320neoの更新計画は止めない感じですね。

ピーチ、相変わらず、攻めている感じですが、果たしてそれが功を奏するのかどうか。

対する「ジェットスター・ジャパン」は、1度、拡大基調を収めた感じなので、コロナ禍で選ぶ戦略が正反対になる形。

ただこれでもちろん、バンコクなどの東南アジアは、射程圏内になる訳で、それは楽しみな感じ。

現時点だと、バンコク便は飛んでいますが、飛行距離的に那覇が精一杯ですからね。

しばらくは国内線の拡大を打ち出していますが、コロナ禍が一息ついた時点での、反転攻勢と言うのも楽しみになる所。

だけれど…
それがいつになるのやら。
今後のピーチを占う新機材ではありますが…ね。

そこまでLCCの体力が持つのかどうか。
いくらANA傘下にあるピーチであっても、さすがにLCCにまで人が戻って来るのは、当面、望めないような状態ですからね。

なお、ピーチは、2020年10月25日から新千歳・仙台~那覇線を新規で開設予定
さらに運休している関空・羽田・成田~台北(桃園)線の運航再開を予定中。
今回、導入するA320neoも投入される予定とのコトですが、燃費効率も良いので、まずは距離の長い路線に優先的に投入されるのかな?と言う感じもありますね。

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