ガルーダ、機内での写真・動画の撮影を禁止に?

ガルーダインドネシア、機内での写真・録画を禁止に?

インドネシアの国営航空であるガルーダ・インドネシア航空が、搭乗客による機内で写真およびビデオ撮影を禁止するコトを、一旦、発表しました。

撮影の禁止は、他の乗客や乗務員のプライバシー保護を目的としたモノとの話。

“一旦、発表した”と言うトーンにしたのは、当初は、“禁止”と言うトーンだったが、“撮影しない様に呼び掛ける”と言う形で落ち着きそうな雲行きだから。

この機内での撮影禁止と言うのが、そもそも発表されたと言う形ではなく、内部文書がネット上に流出したと言う感じなのだが、そもそも前からスマートフォンは機内で使えないという規定があったらしいのですが、今回、流出した文書によると、他のデバイスもNGで、商用・個人用に限らず、許可なく機内での一切の撮影行為を禁じると言う文書であった。

まぁ、社内文書がダダ洩れる会社が、そもそもプライバシー云々を語らないで欲しいと言う突っ込みも入れたい所ですけれどもね。

発端は、紙に書いたメニューがYouTubeに投稿されたコト

事の発端は、ガルーダ・インドネシア航空のビジネスクラスを利用した乗客によって、客室乗務員がルーズリーフに書き殴ったメニューを配る様子を撮影し、そのままYouTubeに投稿したコトがきっかけ。

問題となった動画は、コレです。

言語が日本語でないのはもちろんのコト、英語でもないので、動画の内容はあまり理解出来ませんけれどもね。
でも、チャンネル登録が500,000を超えているので、人気のYouTuberさんの動画ですね。

まぁ、そもそもビジネスクラスに搭乗しているのにも関わらず、“紙に書いたメニュー”と言うのが、どうなのよ…と言う感じですし、どうせならば、書き殴った感じのモノじゃなく、キレイに書かれたモノであれば、また違ったのでは?と思うので、撮影を禁止する前に、そもそも自身のサービスを再点検するコトが必須だった様にも思えるのですけれどもね(でも恐らくですが、紙に書いたメニューは、CAが機転を利かせて紙に書いたモノなのでしょうが)。

たまたまその紙に書かれたメニューを手にしたのが、YouTuberだったコトから、投稿と言う形になった訳ですが、恐らくボクが同じ立場だったら、確実にブログの記事になっていた話の様にも思えます。

「ガルーダのビジネスクラスの機内食メニューが紙に自筆だった!」

みたいなタイトルで。

ってか、自分だったら、“あり得ない―”みたいに呟いてしまいそうな感じです。

エコノミークラスじゃないんだから…みたいな。

旅とSNSとプライバシー

確かに今回の件に関しては、ガルーダ・インドネシア航空側にも落ち度がある話なのだと思うのですが、なりたい職業ランキングで、YouTuberが1位を取る様な時代です。

どこで何をしていても、撮影され、SNSを通じて拡散される時代であると言うのを、まずは認識すべき話なのでしょう。

が、同時に、ボク自身、こうしてブログを書いていますが、“撮影をする”と言う行為に対して、もっと慎重にならなければならないと言う話でもあるのかと。

特に旅ブログと言うのは、写真がマストアイテムだとは思います。

が、旅先での写真に対して、プライバシーをしっかりと加味したモノになっているのかどうか。

情報を発信する側としては、これからもっと気を付けて行かなければならないと言う話であるのかと。

ただ写真ならばまだ配慮しながら撮影が出来たりします。
が、動画ともなると、万全の配慮が出来るかと言われると、非常に厳しい話があるのも事実。

例えば、こう言う動画。

単に街中を歩きながら動画を撮っただけ。

でも、家々も見えてしまうし、道行く人の顔も判別出来てしまう。

後ろ姿だけならば、問題がナイのかも知れないけれど…

プライバシーの権利とは?

プライバシー。

最高裁の判例からプライバシーの権利を見てみると、

「個人に関する情報をみだりに第三者に開示または公表されない自由」

と言うコトになりますが、“プライバシーの侵害”と言うのは、判断が大変難しい話だったりもします。

名前・住所・電話番号・職業・年収・体の特徴…
これらなどがプライバシーの一例だと言われますが、こうしたプライバシーを第三者に公開されないコトを、「プライバシーの権利」としています。

写真を公開したコトで、個人が特定出来る場合は、プライバシーが侵されたとみなす場合が多いのは、プライバシーの権利の一部に、肖像権が含まれていると考えられているから。

生活の中で、プライバシーの権利と言うのは、至る所に存在していて、それらを考えながら、写真や動画を撮り、ネット上にアップする。

なかなか難しい話。

だけれども、情報を発信する側としては、絶対に肝に銘じておかなければならないと言う話だな…と、改めて今回の騒動で、思ったりも。

世知辛い時代。
確かに、そう感じるコトもある。

だけれども、こうしてプライバシーを考慮せずにネットにアップすると言うコトは、自分自身に跳ね返ってくる話だし、写真や動画の撮影がそもそもNGになってしまう可能性も高くなる訳で、やっぱりしっかりと勉強しておかなければならない話なのでしょうね。



あ、一応、ボクもYouTubeのチャンネル、持っています。
旅で撮った動画をただくっつけてUpしているだけですが、チャンネル登録してくださると、本人、かなり喜びます(笑)。

チャンネル登録は↓から(因みにYouTubeチャンネル上の、現在地はまだインドです。毎日更新とかじゃないので、お気軽に登録どうぞ~(笑))。

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