キャセイ、上半期赤字額が1,370億円!公的資金導入で回復する?

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過去10年で最大規模の赤字に!

香港を代表する航空会社の「キャセイパシフィック航空」の、2020年1~6月期の決算が明らかになりました。

最終損益が99億香港ドル(約1,370億円)の赤字になった模様です。

近年、赤字決算が続いていた「キャセイパシフィック航空」。

2018年上半期が、2億6,300万香港ドルの赤字(約37億円)でしたが、ようやく2019年上半期に13億4,700万香港ドル(約181億円)の黒字に転換していたばかりだったのですけれどもね…

キャセイ、2019年上半期決算で黒字転換!

香港のデモ活動の悪化で、すっかり書くのを忘れていましたが、何気にこのブログ、キャセイの決算についてはちょこちょこと触れているのですが、キャセイパシフィックグループの2019年1月~6月までの上半期決算が、少し前に発表になっています。 …

 

香港をベースにしているライバル企業であり、中国本土の海南航空系の「香港航空」も、親会社ともども経営が傾いていて、その子会社であるLCCの「香港エクスプレス」を買収し、香港発着の航空需要を拾う足場をがっちり固めた矢先だった訳ですが、さすがにコロナウイルスの影響には勝てずと言う感じ。

この99億香港ドルの赤字と言うのは、金融危機があった2008年の通期が85億香港ドルの赤字が出ていましたが、その時を上回る大きな赤字額になりました。

6月でも99.1%の減!

2020年6月の「キャセイパシフィック航空」+「キャセイドラゴン航空」の利用人数は、27,106人。

前年比で99.1%の減と言うコトで、逆に言えば、0.09%の利用だけだったと言うコトになります。

1日あたりで計算すると、利用者数は約900人と言うコトになります。

その分、徹底した路線削減がなされていれば、まだ傷は浅くて済むのかも知れませんが、座席利用率も27.3%と、路線削減を上回る利用者数で、もう散々な展開。

稼働した航空機も、輸送能力の4%に留まったとのコト。

まぁ、香港発着なので国内線の運航がナイので、仕方がないのかな…と言う感じですね。

子会社化したLCCの「香港エクスプレス航空」も運航停止状態ですし。

7月は当初計画の7%程度のフライトを運航する予定で、ニューヨーク・アムステルダム線などの一部路線も再開しています。

さらに8月には、10%程度まで運航を戻す計画でいるとのコト。

公的資金導入で、当面の資金繰りは大丈夫か

資金繰りとしては、そもそも「キャセイパシフィック航空」は、複合企業のスワイヤパシフィックに属しているので、他の航空会社よりは恵まれているのかも知れませんが、香港政府が主導する計画で、390億香港ドル(約5,400億円)の支援を受けるコトが決定しています。

具体的には、香港政府の全額出資会社が195億香港ドルの優先株を引き受け、78億香港ドルのつなぎ融資枠を設定すると言うシロモノ。

新株購入権利を無償で株主に割り当てると言う手法も利用し、既存の株主からも117億香港ドルを調達。

さらに新株予約権19億5,000万香港ドルの新株予約権も発行すると言う流れ。

懸案としては、全ての権利が行使されると、香港政府の出資比率が6.08%に達すると言う点でしょうか。

逆に、既存の筆頭株主であるスワイヤの出資比率は、45%から42.26%に低下し、香港政府は取締役会に出席し、経営情報にアクセスできるオブザーバーを2人、任命するコトになります。

ま、だから何?と言う感じはありますけれどもね。

コロナに民主化デモに新法で四面楚歌

それにしても、赤字が出ていても積極的な路線展開を行っていた「キャセイパシフィック航空」。

今後は、どう言う形になるのか…と言う気はします。

特に「キャセイパシフィック航空」は、ここ数年の香港の民主化騒動の過程で、中国寄り企業と見做されていますが、これが吉と出るか凶と出るのか。

さらに香港は、新法施行による訪問客減退と言う課題もあるので、ホントに四面楚歌状態。

そもそも今回のコロナウイルスによる減収で、香港政府から出資を受けた時点で、これからは、さらに中国寄りのスタンスになるでしょうしね。

あくまでも地元発の需要ではなく、海外から呼び込んで行くしかない状況になっている感じは、否めないですかね。
これからはより単価を上げて来るのかな…
で、近距離は、ドラゴンと香港エクスプレスに移管して…みたいな。

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