春秋航空日本から「SPRING」へ!
LCCの春秋航空日本が、ブランド名を「SPRING」へと変更するコトを発表しました。
キャッチコピーは“SMILE!SWING!SPRING!”とし、旅のワクワク感や、笑顔で飛躍すると言ったイメージが込められているとのコト。
機体デザインも同時に変更をし、尾翼などの大きなデザインに変化はないモノの、機体の前方にあった“SPRING JAPAN”や“春秋航空日本”の文字はなくなるとのコトです。
またWebサイトや、空港カウンター、機内誌なども順次、新しいデザインのモノに変更がなされるとのコト。
但し、今回変更になるのは、あくまでもブランド名と言うコトで、会社名が変わると言う訳ではないとのコト。
そう言えば、ソラシドエアも現在でこそ、会社名もソラシドエアに変わったけれども、現在のブランド名になるまではスカイネットアジア航空であり、現ブランド名採用後もしばらくは会社名はそのままだったので、そう言う感じなのでしょうか。
まぁ、ソラシドほどの大きな変更と言う訳でもナイ気はしますが。
「SAFETY」
「SINCERITY」
「SMILE」
この3つの“S”を軸に、ブランドづくりを進めて行くとのコト。
国内・国際線併せて7路線を運航する春秋航空日本
春秋航空日本。
その名前の通り、中国のLCC最大手である春秋航空などが出資して2012年に設立されたLCC。
国内線の運航を2014年からスタートさせており、現在は、
・成田~新千歳:1日2往復
・成田~広島:1日2往復
・成田~佐賀:1日1往復
・成田~武漢:週3往復
・成田~重慶:週4往復
・成田~天津:1日1往復
・成田~ハルビン:1日1往復
の国内線3路線と中国線4路線に就航をしているLCC。
赤字体質が続いており、昨今は、整備体制に不良があり、稼働する機材数を絞り込むなどをしての運営が続いていましたが、JALエンジニアリングへの業務委託により、5機体制に回復し、ようやく安定体制が整いつつある感じになっています。
赤字の状況は、
・春秋航空日本の決算がまたまたスゴイ(2018年6月発表版)
・春秋航空日本の決算がスゴイ(2017年4月発表版)
を参考にして頂くと分かりやすいかと思うのですが、大きな赤字が続いており、親会社がなければ、とっくに運航が止まっているのでは?と思うぐらい。
そして、運航体制の迷走も加わっていて、その当時の記事がこんな感じ。
・【LCC】春秋航空日本、新千歳線再開!そして、破格の安さ!
・春秋航空日本、この冬は国内線、大減便!
・新年早々に春秋航空日本、ディレイと欠航!
JALエンジニアリングへの業務委託により、ようやく一息が付いたのかな…と言う感じで、新ブランドで新たなスタートを切りたいと言うコトなのかな…と。
SPRING、2019年4月25日~寧波就航!
そして、そのスタートを記念して…と言う訳ではないのでしょうが、2019年4月25日より、成田~寧波線を週4往復で就航させるコトも発表になりました。
寧波は、人口も約820万人を抱える大都市。
IT産業が集積しているのに加え、歴史的なスポットも多々存在している都市ですが、今まで成田線は未就航で、これが初の成田路線と言うコトになります。

具体的なスケジュールは以下の通り。
IJ101 成田08:30→寧波10:50:火・木・金・日曜運航
IJ102 寧波11:50→成田15:50:火・木・金・日曜運航
成田発がやたらと朝早いのが特徴ですが、これは成田が新たに導入した“朝発ボーナス”と言うインセンティブを利用したモノで、最大3年間は着陸料が全額もしくは半額となる制度で、この寧波線が国際線での活用第1号となる見込み。
早朝成田発は、なかなか今まで多くは無かったので、それを狙った施策な訳ですが、さすがに埼玉西部の我が家からだとこの時間は厳しい感じがあって、前泊になっちゃうのかな…とは思いますが、都内やそれに準じるエリアの人ならば、なんとかたどり着ける時間帯と言う感じも。
復路も無理のない時間だし、サクッと寧波ってのは、アリなのでは…?と。
肝心の運賃ですが、就航記念運賃は、2019年4月15日正午までの販売で、片道3,999円から(支払手数料などは別途必要)。
春秋航空日本って、セールを頻繁に行っているイメージだけれども、就航記念運賃としてはちょっと控えめかな…なんて思ったり。
そして、そろそろ日本国内線ももうちょっと路線が欲しい所ではあるかな…とも。
最低でも5路線ぐらいないと、やっぱり使いたくても使えない感が。
北海道・中国・九州と、3路線の方面をしっかりと分けているので、どこかしらで使えそうな感覚はあるんだけれど。
まぁ、まずは赤字からの脱却と言うのが、至上命題にはなるのでしょうけれど。
春秋航空は、関空~合肥・鄭州線に就航!
さらに中国の春秋航空運航で、2019年4月17日からは、関空~合肥・鄭州の2路線の開設も発表になっています。
合肥線は、週4往復、鄭州線は週3往復での運航。
関空~合肥線は、春秋航空のみの運航路線と言うコトになりますが、スケジュールは以下の通り。
9C8506 関空16:20~合肥18:25:4月30日までの月・金・日曜運航
9C8506 関空17:00~合肥18:45:4月30日までの水曜運航
9C8596 関空11:20~合肥13:30:5月1日以降の月・水・金・日曜運航
9C8505 合肥19:10~関空22:35:4月30日までの月・金・日曜運航
9C8505 合肥19:30~関空22:35:4月30日までの水曜運航
9C8505 合肥15:20~関空18:55:5月1日以降の月・水・金・日曜運航(月は5分遅着)
9C8690 関空10:20~鄭州13:55:火・木・土曜運航
9C8689 鄭州14:55~関空17:55:火・木・土曜運航
関空からの春秋航空便は、上海・揚州・洛陽(揚州経由便)・武漢・大連・天津・広州・重慶・西安に続く路線で、2路線が加わると合計で11路線。
ってか、もうホントに一大勢力と化していますね。
これは、日系の航空会社が弱すぎるからなんでしょうか。
それとも、中国の需要が強すぎるからなのか…
どちらにせよ日本の航空会社による取りこぼしがヒドイと言う話なのでしょうが、利用者としては、こうした路線拡大は歓迎したい所ではありますが。
春秋航空は、中部~深圳にも就航!
さらに2019年5月5日からはセントレア~深圳線も開設されるコトが発表されています。
こちらは便利な1日1往復体制での就航。
9C6118 中部22:40~深圳翌02:00
9C6117 深圳05:00~中部10:10
べ、便利な1日1往復体制…
べ、
便利な…
じ、時間が…
と言いたくなりますが。
片道だけじゃなくて、往復共に利用しやすいとは言い難い時間帯。
往路は夜中の2:00に現地に到着しても…と言う感じだし、復路は夜中の5:00現地発と言う強行軍。
だけれども、選択肢が増えるのは有り難い所だし、考え様によっては、仕事上がりにも利用が出来る路線と言うコトでもあります。
因みに、中国本土の春秋航空は、今まで通りの“春秋航空”ブランド名での運航になるので、変更が掛かるのは、“春秋航空日本”だけと言う話です。
元々、両社は使用機材もボーイングを使っている日本側と、エアバス使用の中国側と、違いがあったり、手荷物などの許容サイズも異なっていたりはするので、注意が必要な所だったりします。
ってか、その辺りもリブランドと共に寄り添ってくれると、もっと便利になりそうな感じはしますね。
コメントを残す