1万円札が諭吉じゃなくなるって。で、キャッシュレス社会はどうなった?

Sponsored Link

1万円が福沢諭吉から、渋沢栄一に!

「平成」の時代も残りあと20日を切った訳で、ホントにもうすぐ「令和」の時代になる。

別に何かが変わる訳じゃないんだけれども…ね。
なんて思っていたら、紙幣が一新されるとのコト。

一新されるのは、10,000円札・5,000円札・1,000円札の3種類の紙幣。

10,000円は渋沢栄一に、5,000円札は津田梅子に、1,000円札は北里柴三郎が採用されるとのコト。

新紙幣は、2024年から発行と言うコトなので、まだ全然先の話ではあるけれども、一覧にすると、こんな感じ(因みに、2,000円紙幣のみ変更なしです)。

紙幣種類 使用開始年月 表デザイン 裏デザイン
10,000円札 2004年11月~ 福沢諭吉 平等院の鳳凰像
2024年~予定 渋沢栄一 東京駅丸の内駅舎
5,000円札 2004年11月~ 樋口一葉 尾形光琳「燕子花図」
2024年~予定 津田梅子
2,000円札 2000年7月~ 守礼門 源氏物語
1,000円札 2004年11月~ 野口英世 逆さ富士
2024年~予定 北里柴三郎 富嶽三十六景

10,000円札は、1984年から福沢諭吉が描かれているので(その前は聖徳太子だった)、ホントにかなり久しぶりに人物が変わると言うコトになります。
ってか、10,000円と言えば、福沢諭吉!しか知らないと言う世代も、かなり多いと言うコトですね、コレって。

大きく変わるのは、今まで「壱万円」などと大きく漢数字で書かれていた金額が、数字化されると言う部分でしょうか。
これは外国人からすると分かりやすくてイイ感じはありますね。
日本人からすると、ちょっと“重みがナイ”と言う気もしますが、この辺りは、実際に使っていくにつれて慣れて行く様なモノでしょうし。



紙幣の変更は、主に偽造防止目的

ただそもそもどうしてこのタイミングで紙幣の変更が?とも。

紙幣の変更で考えられるのは、

・偽造防止
・タンス預金の流通化
・経済効果(新規のATM導入など)

そんな感じでしょうか。

ただ日本の紙幣って、恐らくですがかなり偽造しにくい紙幣だと。
例え偽造したとしても、元が取れるんだろうか…とすら。

海外だとペルーみたいにATMからも偽造紙幣が出て来る国がありますが、それに比べると、かなり高度な技術が紙幣には使われている訳です。

で、去年1年間で見つかった偽造紙幣は、1,698枚。

仮に全部が10,000円だとしても、そこまでの金額ではナイ感じが(そもそもまだ見つかっていない偽造紙幣もある訳ですが、発見された紙幣としてはかなり少ないかと)。

デザインの変更に伴う費用を考えると、遥かにペイしない感じがしますね。

キャッシュレス社会は、どうなった?

さて今回、このブログで紙幣の話をしようと思ったのは、“キャッシュレス社会はどうなった?”と言う点。

楽天ペイ・LINE PAY・PAYPAY・d払い・origami pay…と、日本でもようやくQRコード決済がスタート、普及し始めた去年。

政府も今年の消費税増税に合わせて、キャッシュレスへの還元策を考えていると言い、今後も、ファミマペイ・7payと、新たなQRコード決済手段がスタートする予定になっている訳で、いよいよ日本もキャッシュレス社会に舵を切るのかと思いきや、その対角線ぐらいにある紙幣デザインの変更。

もちろん、キャッシュレス社会に向けての施策と、偽造防止などの紙幣変更と言うのは、別物で考えるべきなのでしょうが、正直、“今、やるべきなのか?”と言う感じがプンプンです。

例えば、海外主要国のキャッシュレス決済比率を見てみると(2016年とややデータが古いですが)…

韓国 96.4%
イギリス 68.7%
オーストラリア 59.1%
シンガポール 58.8%
カナダ 56.4%
スウェーデン 51.5%
アメリカ 46.0%
フランス 40.0%
インド 35.1%
日本 19.8%
ドイツ 15.6%

キャッシュレス化推進に向けた国内外の現状認識』株式会社野村総合研究所

って、インドよりも下かよ!と言う感じです。

え?

ホント?

そんな気にはなります。

だって、インドと言っても広いですからね。
それでいながら35%もキャッシュレス社会になっているのか?と言われたら、ちょっと疑問符ではあります。
中国ではちょっとした屋台などでもQRコード決済が広がっていますが、インドはまだまだそこまでのレベルではないですし、スマホ社会にはなっているけれども、まだまだ都市部から離れると停電とかもありますしね。

この数字には、一言でキャッシュレスと言っても、“クレジットカード”・“電子マネー”・“QRコード決済”と現金での支払い以外の方法が一様に数値になっているので、それぞれの決済方法が占める割合が分かりませんが、そもそも、元々、カード払いの割合が低めの日本は、必然と数値は低くはなるのかな…と。

ただ日本はクレジットカード・電子マネーを合わせたカード保有枚数自体は、上から数えた方が早い訳で、どうしてここまで普及しないのやら…と言う感じも。

表にはありませんが、中国では“Alipay”“We Chat Payment”と言ったQRコード・バーコード決済が急速に進んでいるのは、日本でも話題になっている話で、正確な比率が分からないものの、かなり上位に食い込んでいるのが、現状だと。



デンマークは現金決済廃止に!

そして先行している欧米でも、デンマークは既に2017年1月に造営局の閉鎖を決定、2030年からは現金での決済が廃止されるとの決定もされています(因みに、現時点で既にデンマークにおける現金決済比率は、10%未満と言う数値です)。

キャッシュレス社会の法整備も進められ、小売店などで現金での支払いを拒否する権利すらあるんだとか。

でも、廃止を打ち出すと言うのは、驚きです。

デンマークだと、そこまで自国通貨が強くなく(弱くもないけれど)、人口も多すぎないと言うのがポイントなのかも知れないけれど。

日本のキャッシュレス社会化は、どうなる?

急速に進む海外でのキャッシュレス社会。

これからの日本もこの流れになって行くのは自明の理。

“災害が多い国で停電になったらキャッシュレスなんて…”
“偽造紙幣が少なく、キャッシュレスにする理由がナイ”

そんな意見もあるでしょう。

それはそうだと思う。

現金に勝る決済はないとも思うし。

 

だけれども、その現金決済のためのインフラを維持しようとしたら、ATM機器費・ATM事業運営経費・警備運送会社委託費・現金関連業務人件費などで、年間1兆円の直接的なコストが発生しているのだとか。

1兆円ですよ、1兆円!

日本って、こうした“最早、当たり前”と化したサービスや物流に対してのコストを考える風習が、とても弱い様にも思いますが、1兆円のコストが発生しているからこそ、安心の現金決済が出来ていると言うコト。

方や、上の方で書きましたが、去年1年間で見つかった偽造紙幣は、1,698枚。

1兆円と、発見された偽造紙幣1,698枚。

どちらに重きを置くべきかは、もはや誰にでも分かる話の様にも思う。

特に日本の場合は、電子マネーとクレジットカードの保有率は高い訳だから、後押しするような施策があれば、一気に地方にもその流れが出来ると思うのだけれどもね。

旅人として困るのは、現金NG

ただ旅人としては、“現金お断り”が増えると言うのは考えモノ。

アルゼンチンのフフイのバスや、ブエノスアイレスのメトロなんかは、既に現金が使用出来ない状態になっていましたが、これが何と言っても、困る(詳しくは、『アルゼンチンのバスの不便さ(ICカード、作らずにバスに乗ろう)』参照~)。

しかも利用出来るのが、ICカードのみ。

さらに困るんですよね、コレ。
長居滞在だったり、今後も訪れる機会の多い国ならば、別にICカードを持ちますよ、ボクも。

今だって、

・バンコクのラビットカード
→『バンコクのICカード型乗車券“ラビットカード”を作ってみる
・トルコのイスタンブールカード
→『イスタンブール空港~旧市街アクセス。まずはイスタンブールカードを買っとけ!
・韓国のT-moneyカード
→『やっぱり便利なソウルの交通系ICカード「T-money」の作り方・使い方
・香港のオクトパスカード
→『香港の交通系ICカード、オクトパスは便利すぎる!

こうしたカードは持っていますモン。

んで、便利さを享受してますモン。

だけれども、そんなに訪れる機会が多くはない国や街だと、その為にICカードを作るのは、億劫。
せめてVISAタッチとかが使用出来れば、良いんですけれどもねぇ…

ともかく日本の決済政策って、世界を見渡すと、ちょっと異質になりつつあるんじゃない?と言う話。

まぁ、そう言うのに理解のありそうな人達が政策を作ってませんもんね。

仕方ないのかしら。

「世界の流れはQRコード決済」関連はコチラもチェック!






おススメ記事(一部、CM)



にほんブログ村 旅行ブログ バックパッカーへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

昔から旅好き。 しかも、まったりとした旅が好き。 日本だろうが、欧州だろうが、アジアだろうが、アフリカだろうが、南米だろうが、世界でまったり。