チェジュ航空、関空は2タミに移動!
韓国のLCCであるチェジュ航空が、2018年11月1日から、関空での使用ターミナルを、現状野田1ターミナルから、第2ターミナルへと変更します。
第2ターミナルを現在、利用しているのは、
・ピーチ(国内・国際線共)
・春秋航空
のたった2社だけ。
LCC向けのターミナルとして誕生した第2ターミナルですし、関空はLCCの就航が相次いでいる訳ですが、第2ターミナルはこの2社しか利用していないと言う寂しさ。
ただピーチは関空が本拠地。
ピーチの便数が想定以上に伸びたと言うのも、その理由の1つだったりしますし、春秋航空も中国各地から乗り入れがあるので、便数的には少なくはないのでしょうが。
旅客サービス施設使用料が安くなる!
さてこれで嬉しいのが、旅客サービス施設使用料(PSFC)が安くなると言う点。
関空ではこの他に、旅客保安サービス料(PSSC)も導入していますが、こちらは第1と第2のターミナルで差額はないのですが、旅客サービス施設使用料は、差額があります。
表にしてまとめてみると、こんな感じ。
PSFC | PSSC | ||
第1ターミナル | 国際線出発 | 2,730円 | 310円 |
国際線乗継 | 550円 | 310円 | |
第2ターミナル | 国際線出発 | 1,230円 | 310円 |
国際線乗継 | 250円 | 310円 | |
第1ターミナル | 国内線出発 | 430円 | |
国内線到着 | 430円 | ||
第2ターミナル | 国内線出発 | 410円 | |
国内線到着 | 360円 |
*金額はすべて大人料金
LCCで折角、航空券代金が浮いたとしても、これだけはしっかり取られる訳で、ターミナルが第2ターミナルになるだけで、1,500円の差額が出ます。
LCCと言えば、機内食が基本的に有料だったりするので、注文すると折角安い航空券が以外の他、高くなったりするのですが、この差額で頼んだり出来そうですよね(とは言っても、日韓路線は短距離フライトなので、必要があるかと言われると、いらないと言う人が多いかとは思いますが)。
第2ターミナルの国内線施設利用料はコスパ悪し?
ただやっぱりこうして表にまとめると、国内線の場合、第1と第2で大して差がナイと言うのに気が付きます。
関空の場合、第1と第2ターミナルは建物自体が違うので、利用しやすいお店とかも全く異なる訳ですが、第2ターミナルって、やっぱりLCCターミナルだけあって、簡素。
それなのに、差額が20円しかないのは、どうなの…?みたいな(まぁ、一般的にターミナルの利用と言えば、チェックインや飲食・お土産店ですが、到着時だってもちろん、ターミナルは使う訳ですし、飲食・お土産店に立ち寄らないコトがほとんどの到着時は、派手に金額に差が付けにくいのでしょうが)。
さて、第2ターミナル。
行き方としては、エアロプラザの1階からバスに乗ってターミナルに向かいます(バスの利用は無料で、所要7~9分)。
関空に鉄道で来た場合は、第1ターミナルとは真逆の方に歩いて行く感じになります。
なので、11月からチェジュ航空に乗る人は、いつもと同じ方向に行かないように注意が必要になります。
また関空で他の航空会社などの便に乗り継ぐ場合も、乗り継ぎが出来なくなる他、時間が掛かると言うコトになります。
個人的には、この動線もどうなの?とは思っているんですけれどもね。
どうせならば、第1ターミナル側からバスに乗れれば、もっとスムーズだし、第2ターミナルを利用する人も、第1ターミナルの飲食店とかを利用しやすくなるのに…と。
今の位置からだと、第1ターミナル側にある飲食店を利用しようとすると、駅を跨がなければいけなくなりますからね。
まぁ、今の第2ターミナル自体が、グランドデザインに基づいたモノではなく、LCC向けで急遽、整備した感じのターミナルって感じなので、仕方がないのかも知れませんけれど(そして、基本的にLCCターミナルはどの空港も不便って言うのはあるのですが)。
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