米国、大幅な遅延や欠航の場合は、自動払い戻しを義務付け!

国内線は3時間、国際線は6時間以上が対象

アメリカ合衆国政府が、航空会社に対して、大幅な遅延や欠航が生じた際は、自動的に払い戻しを行なうコトを義務付ける規則を発表しました。

国内線では3時間、国際線では6時間以上の遅延が対象に盛り込まれた規則になっており、施行されると数日以内に利用者に対して自動的に返金するコトが、義務付けられています。

これまで遅延や欠航などが生じた際の返金では、次回の旅行の際に利用ができるクレジットなどで対応される航空会社も多くありましたが、今後は、返金の代わりに別のフライト・旅行のクレジットを提供するコトも引き続き、認められていますが、利用者側がそれを拒否し、返金を望むコトが可能になっています。

さらに今回の規則では、受託手荷物料金の払い戻しにも適用されます。

具体的には、国内線では12時間以内、国際線の場合は15~30時間以内に利用者の手元に届かなかった倍が対象になっています。

そして座席指定・インターネット接続と言った航空会社のサービスが提供できなかった場合も対象になっています。

 

利用者からすれば、ようやく…と言う感じも

かなり利用者側の立場に立った規則になっているかな…と言う印象ですね。

コロナ禍では、世界的に非常に多くの便が欠航になりましたが、なかなか返金の手続きが取られない航空会社がありましたし、次の旅で使えるクレジットでの返金だと、居住国ではない航空会社の場合、やっぱりなかなか使い道に困りますしね。

これらが返金と言う形で義務付けられると言うのは、利用者側からすれば、当然ではあるのですが、安心要素ですかね。

ただ航空会社側からすれば、ある程度の返金分のキャッシュを持っていなければならなくなる訳で、多少なりとも負担にはなりそう。

ところで…なんですが、未だにロストバゲージって多くの空港で起こる訳ですが、これだけいろいろなモノが自動化され、機械的に管理されている時代になっているのに、どうしてこうしたミスが起こりえるんでしょうね。

もちろん、最後は人の手が入っているのは分かりますが、それにしてもロストバゲージが減らないのは、なぜ?と言う感じ。

いい加減、もっと根本的に解決してロストバゲージがなくなるような仕組みにならないモノなのでしょうかね。

ハブ空港が壊滅するとダメになる今の航空会社

こうした規則が、世界的に広がるのかどうか…

どうなんでしょうね。

先日もUAEで年間降水量を上回る雨が降った影響で、ドバイ国際空港が冠水し、本拠地にしているエミレーツ航空などで欠航が相次ぎましたが、ハブ空港システムを取り入れている航空会社だと、基幹空港で何かが起こると、多くの便で影響が出たりするので、こうした規制があるべきだとは思うんですがね。

ってか、寧ろ、今までこうした規制がしっかりとなかったのも変な話だとは思いますがね。

サービスが受けられなかったら、返金。
それは当たり前の話だとも思うので。

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