ANA・シンガポール航空がジョイントベンチャー認可取得!

日本~シンガポール・豪・印・インドネシア・マレーシア

スターアライアンスに加盟している「ANA」と「シンガポール航空」は、共同事業(JV:ジョイント・ベンチャー)について、国土交通省から独占禁止法適用除外(ATI)認可を条件付きで取得したコトを発表しました。

この共同事業は、日本~シンガポールに加え、オーストラリア・インド・インドネシア・マレーシアの4ヶ国を加えた合計6ヶ国を対象にした事業。

国際線は、日本~シンガポール線の両社運航直行便に加え、ANAが運航するオーストラリア・インド・インドネシア・マレーシア線と接続している以遠便などが対象。
国内線については、羽田・成田などでシンガポール線と接続する路線・便が対象になるモノ。

関係各国の認可取得後に正式にスタートする見通しで、現時点では、JVの開始時期は未定。
また対象になるのは、ANAとシンガポール航空が運航する便のみで、傘下のエアージャパン・AirJapan・ピーチやスクートが運航している便は対象外。

 

どこまで効果が上がっているんだろう…?

本来、2021年10月末からスタートさせる予定だったANAとシンガポール航空のJV。
コロナ禍もあったコトで、動きが遅れていた感じですが、ようやく動き出したと言う話。

JVを行なうとコードシェアよりも踏み込んだ形の提携になり、運賃・運航スケジュールを両社間で調整でき、サービスの動きを合わせられるようになるのが、大きい。

近隣では既に、JALはマレーシア航空とのJVをスタートさせているので、ANAも続いたと言う感じですね。

ただ正直、コードシェアは利用者側にも良く分かる形で提携が見えますが、JVは今一つのように思えたり。
実際、運航スケジュールを会社間で調整するなども行われているのでしょうが、さすがに気が付けないんですよね…

日本のみならず、世界各地でこうした提携・連携は行われているけれど、どこまで効果が上がっているんだろう…と言う気も。

より強固な関係に発展するのか?

日本~シンガポール間の提携はかなり力強くなると思われます。
JALはシンガポール拠点の航空会社との提携がありませんし、ワンワールド自体、あまり東南アジアでは強さを発揮できていませんから。
ただ正直なところ、シンガポール経由でどこか…となると、どうなんでしょう。
オーストラリアとインドネシアがメインになるんだと思う。

あとはANAは就航していませんし、今回の提携には含まれていませんが、ケニア以南~南アフリカでしょうか。

オーストラリアとインドネシアはアリだと思うんですが、今回、対象路線に入っているインドだと南回りすぎる感じがするのですが、どうなんでしょうね。

一番、力を入れたいのは、やっぱり人口規模的にインドなのでしょうが…

でも、今後、どうこの提携がより深くなっていくのかは、期待して行きたいところでしょうか。

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