スカイトラックス、今年もベスト空港ランキングを発表!

世界のベスト空港、首位は?

羽田がトップ3から陥落!

イギリスの航空サービス格付け会社の「スカイトラックス」(Skytrax)社が、2024年度版の「世界のベスト空港ランキング」(World’s Best Airport in 2024)を発表しました。

ランキングは、2023~2024年にかけて集計した顧客満足調査を基に作成されているのですが、日本の空港もトップ10の中にしっかりと入って、ランキングをキープしたほか、アジア・ヨーロッパの空港が上位を独占したと言う形になっています。

具体的なランキングは、こんな感じ。

順位前年順位空港名都市
1位2位↑ハマド国際空港カタールドーハ
2位1位↓チャンギ国際空港シンガポールシンガポール
3位4位↑仁川国際空港韓国ソウル
4位3位↓羽田国際空港日本東京
5位9位↑成田国際空港日本東京
6位5位↓シャルル・ド・ゴール空港フランスパリ
7位17位↑ドバイ国際空港UAEドバイ
8位7位↓ミュンヘン空港ドイツミュンヘン
9位8位↓チューリッヒ空港スイスチューリッヒ
10位6位↓イスタンブール空港トルコイスタンブール
11位33位↑香港国際空港中国香港
12位13位↑フィウミチーノ空港イタリアローマ
13位11位↓ウィーン国際空港オーストリアウィーン
14位12位↓ヴァンター国際空港フィンランドヘルシンキ
15位10位↓バラハス国際空港スペインマドリード
16位18位↑中部国際空港日本名古屋
17位20位↑バンクーバー国際空港カナダバンクーバー
18位15位↓関西国際空港日本大阪
19位19位→メルボルン空港オーストラリアメルボルン
20位14位↓コペンハーゲン空港デンマークコペンハーゲン

ドーハのハマド国際空港が2年ぶりに首位奪還。

トップ3に入っていた羽田が1ランクダウンして、代わりに韓国・ソウルの仁川国際空港が3位に入りました。

まぁ、この辺りはランキングの常連と言う感じでしょうか。

空港なんて、そこまで大規模に変わる訳じゃないので、ランキングに入ってくる空港も、そこまで変わりがないかなぁ…と言うのが、正直なところですね。

ランキングを大きく変えたのは…

そこまで変動がない中で、順位が変わった感じなのは、7位のドバイ(前年17位)。
そして11位の香港(前年33位)。

21位以下で見ると、ニューヨーク・ラガーディアが前年57位から33位にランクアップ。
49位の新千歳は前年102位なので、大きくランクアップですね。
アブダビも前年87位から62位になっていますが、50位以下ぐらいになってくると、もう誤差のレベルになってくるのかも。

ただかつてはトップを争う存在だった香港国際空港が、ようやく上位に戻ってきた感じ。
2021年度版は10位。
ここまでは上位にいましたが、2022年度版は20位。そして2023年度版は33位でしたから、大きく戻した形になりました。

この辺りはコロナ禍の影響とかもあったのかな…と言うのが、正直な感想ですけれどもね。

 

日本の空港って、そんなに良いか?

トップ3からは陥落しましたが、それでも羽田は第4位。
そして成田が第5位。

さらに中部が16位。
関空が18位。
福岡が26位。
新千歳が49位。
伊丹が78位。
那覇が91位。

日本の空港もかなり上位に入りました。

が、そんなに良いかなぁ…と言うのが、正直なところ。

羽田は確かにそれぞれのターミナルが機能的だけれど、ターミナル間の連携は弱いですし、成田は暗めに思う。
関空は出国審査場の混雑ぶりがひどいし、福岡に至っては、国内~国際の連携が最悪。

清掃以外で評価がそこまで高くなる要素が、あまり良く分からないでいます。

1つ1つのターミナルは良くても、グランドデザインみたいなのが、しっかりとしていないからツギハギ感があって、それぞれの連携がよくない感じがするし。

逆に、ターミナルが1つだけで使いやすく、リニューアルもされてキレイになったのに、伊丹がこの順位?と言う感じ。
国内線だけしかないと言うのも大きいのでしょうが、コンパクトな作りで、国内線だけにしてはしっかりと飲食店などもあるし、使いやすい空港のように思うんですけれどもね。

ランキングは1つの指標なのは間違いないですが、今一つ、判定の理由が分からないなぁ…とも。

ランキングはあくまでも目安

まぁ、こうしたランキングはあくまでも“参考”程度に留めておく、と言う感じですかね。

日本人が思うベストな空港と、日本に住んでいない方が思う空港像が、同一とは思えないですしね。

ただ目安になるのは間違いないですし、こうしたアワードがあるコトで、よりサービスの向上を目指すきっかけにはなりますからね。
空港はやっぱり独占装置で1つの都市圏に多くて3つぐらいまでしかない訳だから、なかなかサービスの向上を目指す形にはなりにくいので、そう言う意味ではランキングがあるコト自体、有益なのは間違いがない。

だけれども、それに捉われず、どんどんその国の特性に合った形で改善が進んで行けば良いですね。

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