大韓+アシアナ合併に、英当局が寡占解消を要求へ!

Airlines
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク
たびかず
たびかず

ども。
たびかず(@tabikazu40)です。
長旅に出たり、フラッと旅したり、そんな旅ヲタなアラフォーです。

合併による独占・寡占を懸念!

属していた財閥を含めて、経営が迷走した「アシアナ航空」を救済すべく合併するコトになった「大韓航空」。
合併が完了すると、韓国ではもちろんのコト、世界的に見ても大きな航空会社が誕生するコトになります。

現在、合併に向けた動きが進んでいる中ですが、その流れの1つが韓国以外での就航する国での承認と言う作業(企業結合承認)。
既に、台湾・ベトナム・マレーシア・シンガポール・フィリピン・オーストラリアと言った9ヶ国が合併の承認を下しており、タイは企業結合審査の対象外との判断を出した。

なので、その他の日本・中国・米国・EU・イギリスと言った主要国の判断が待たれるところだったのですが、まずイギリス政府に動きがありました。

イギリス当局は、今回の合併に関連して、寡占を解消する案を提出するように「大韓航空」へと要求した模様。

これは今回の合併が実施された場合、イギリス~韓国間はほぼ独占に近い状態になり、航空券の価格引き上げ・サービス下落などが予想されるコトから。

イギリス~韓国間は、現在、ブリティッシュ・エアウェイズもヴァージンも就航しておらず、韓国側の「大韓航空」と「アシアナ航空」のみの就航。
なのでこの両社が合併すると独占・寡占状態になるのは、間違いがない。

また貨物部門で、同様に合併の弊害が出てくると見ている模様。

これに対して、是正案を2022年11月21日までに提出するように求め、それらを踏まえて企業結合承認の可否については、11月28日前後になされると言う予定。
仮に是正の内容が不十分だった場合は、さらに2次調査が進められるコトに。

今月末までにイギリス当局の承認を得る予定ではあるが、ここで承認を得られるかどうか。
イギリスの行方はEUの審査にも影響を与えるでしょうから、どうなるコトやら。

因みに、「大韓航空」と「アシアナ航空」が合併すると、運送実績は世界7位に跳ね上がる。
現状が、大韓19位・アシアナ29位なので、一気にトップ10に入って来るコトになる。

スポンサーリンク

日本・中国・EU・米国はどう出る?

まぁ、こうした統合で当局が懸念を出すと言うのは、良くある話。
国内線だと、混雑空港の発着枠の返納と言う形で落ち着くコトが多いけれども、今回は国際関係での話なので、どうなるか。

イギリスの場合、運航自体はイギリスの航空会社も参入ができるだろうが、それをしていないだけでしょうし。

ただ両社で運航しているのを半減させて、イギリスの航空会社が入って来ると言うのはアリでしょうね。

ただその場合も、狙っているのは、「ブリティッシュ・エアウェイズ」ではなくて、「ヴァージン・アトランティック」の方だろうな…と。

何と言っても「ヴァージン・アトランティック」はスカイチーム加盟が控えている状態。
「大韓航空」は、そのスカイチーム加盟航空会社であり、仁川は、スカイチームの中ではアジアのハブ空港でもあるから乗り入れてくるメリットは大きそう。

でもそうなると、コードシェアは行うだろうから、特に競争原理が働くのか?と言う気もするけれど。

その他のエリアとしては、現状、EUと日本が事前審査中。

日本は確かに両社が合併すると傘下のLCCを合算するとかなりのシェアになるけれど、日系航空会社も飛ばしているし、チェジュ航空・ティーウェイ航空も路線があるので、まだイギリスと比べると他社が入って来ているのが現状。
中国もそう言う状態。

疑義を出すとしても、羽田~金浦線で突っ込むぐらいなのかな?
現状だと、JAL・大韓航空/ANA・アシアナ航空で便数は完全に調整されている許認可されている状態だけれども、このバランスが崩れるコトにはなるし。
ただその場合も、枠を日系に譲れと言える日本じゃないだろうなぁ…とは思うけれど。

また、JAL/ANAが全くやる気のない地方空港発着の国際線も飛ばしているので、日本としては、これらが撤退されると困りますし、合併を強硬に反対する感じじゃないのかな?とも。

アメリカもデルタ航空のアジア内での強力なパートナーですし、そこまで突っ込めないとは思うけれど、動きが読めないのはEUなのかな?と。

まぁ、中国も良く分からないけれど、こちらもあるとしたら金浦空港発着路線についての動きとか、そのレベルなんじゃないのかな?と。
中国は航空会社も多いし、それぞれが大きいので、両社が統合してもそこまで独占・寡占と言う感じじゃないですしね。

久々のTRANSITタイ特集!
created by Rinker

合併に向けて最後の山場が近付く

自国の航空会社による運航がナイ状態のイギリスとしては、別にそこまで反対できる感じもないとは思う。
仮にブリティッシュ・エアウェイズが飛ばしていれば、強力なライバルになる訳で反対するのも分かるけれど。

ただひとまず疑義を付けた感じなのかな?と。

で、これから合併に向けた最後の山場になるんだろうな…と。

日本・中国・EU・米国。
その内、1つでも反対すると合併が成り立たない訳ですからね。

どうなるのかは未知数だけれども、ひとまず何かしらの譲歩を行なった上で、合併には向かうんだとも思うけれど。

そろそろ統合後の動きが見えて来ても良さそうな気はするんですけれどもね。

ただ今はコロナ禍からの回復の途上で、それどころじゃないのかも知れないけれど。

コメント