エコノミーは大体、お得に!
で、キャセイパシフィック航空のアジアマイルが大きく変更になるニュースを取り上げましたが、今回の記事で解説しながら見てみたいと思います。
まず今回の改定で大きなポイントは、フライトで獲得出来るマイル数が、実際に飛行した距離に予約クラスによる加算率を合わせた形から、実飛行距離に応じたゾーン制と予約クラスによる加算率の組み合わせに変わると言う部分になります。
基本的に、多くのフライトで獲得出来るマイル数が多くなる感じです。
具体的にまとめてみると、次の様な形に。
区間 | クラス | 予約クラス | 既存の獲得マイル数 | 改定後の獲得マイル数 |
香港~関空 | エコノミー | S,N,Q | 385 | 1,000 |
香港~東京 | エコノミー | S,N,Q | 460 | 1,000 |
香港~台北 | エコノミー | Y,B,H,K | 501 | 650 |
香港~上海 | エコノミー | Y,B,H,K | 779 | 2,000 |
香港~シドニー | エコノミー | S,N,Q | 1,148 | 2,300 |
関空から香港なんて、予約クラスが低いと、今までの倍以上の加算で1,000マイル積算へと変わるので、今回のゾーン制は、基本的に貯めやすくなる感じです。
でも、ゾーン制に切り替わるコトで、損をする区間も出て来ています。
例えば、日本で言えば、札幌から香港。
実際の飛行マイルは往復すると2,131マイルですが、ゾーン制に切り替わると、2,000マイルのみに。
マニラ~香港も、実飛行マイルが711マイルですが、650マイルになります。
ムンバイ~香港に至っては、実飛行マイルが往復2,653マイルなのに対して、2,000マイルになるなど、インドまでの南アジアゾーンは総じて減額と言う感じに。
まぁ、この辺りは、予約クラスによっての増減もあるので、総じて…と言う感じにはなりますけれどね。
逆に、このゾーン制のおかげで、那覇~香港なんかは、実飛行マイルが往復で906マイルなのに、加算マイルは2,000マイルに跳ね上がったりもします。
同じ様に上海・ホーチミン・プノンペン辺りは、かなりお得になる都市に。
実マイルの倍以上になる訳で、ソーン制、結構、恐るべしです。
[amazonjs asin=”4416518722″ locale=”JP” title=”週末香港、いいもの探し: 多様な文化と暮らしが入り混じる街で見つけた日用品”]プレミアムエコノミーでの利用は改悪に!
キャセイのアジアマイルは、今までプレミアムエコノミー利用の特典航空券がアツかったマイレージプログラム。
600マイルまでならば、エコノミーで10,000マイル(片道)、プレミアムエコノミーで12,000マイル(片道)と、基本的にエコノミークラスの20%増のマイル数で利用が出来ていました。
が、今回の改定では、超近距離の750マイル以内で、エコノミーが7,500マイルの所、11,000マイルに。
2,750マイルまでの近距離区間でも、エコノミーが10,000マイルの所、18,000マイルに改定となるので、お得感は薄れるコトに。
まぁ、これまでのプレミアムエコノミーへの特典航空券が異常すぎるぐらいに、お得すぎたと言えなくもないんですけれどもね。
なので、プレミアムエコノミーでの特典航空券利用を考えている人は、6月22日の改定前までにマイルを交換した方が、断然お得だとは言えます。
中距離までのキャセイで利用するがベースに!
また長距離は軒並み必要マイル数がUpする形になっているので、これからは、「中距離までで利用する」と言うのが、1つのキーワードになりそうな感じです。
日本人もしくは日本在住者にしてみれば、JALでも積算・利用が出来るキャセイのアジアマイル。
ただ今回の改定でもJALの片道利用は解禁にならない感じに。
片道JALが利用出来る様になると、日本人的には、一気に使いやすいプログラムになるんですけれどもね…
なので、正しく書くと、「中距離までのキャセイで利用する」が正しいのかな…と。
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