サンフランシスコの次はマニラ！
JAL系LCCの「ZIPAIR Tokyo」が、2023年7月1日から成田～マニラ線を開設するコトを発表しました。
元々、サンフランシスコとマニラ線の開設は発表になっており、サンフランシスコ線は6月2日から運航開始、マニラ線は第2四半期中に開設するとの話でしたが、今回、就航日と運航スケジュールが発表になったと言う話。
ZIPAIR、夏までにサンフランシスコ・マニラに新規就航へ！
運航スケジュールは、以下の通り。
- ZG95 成田09：25→マニラ13：10｜毎日運航
- ZG96 マニラ14：35→成田20：05｜毎日運航
1日1往復での運航。
運航機材は、ZIP Full-Flat18席・Standard272席の2クラス合計290席を擁するボーイング787-8型機。
成田発の通常運賃は、ZIP Full-Flatが40,000円～。
Standardは11,000円～。
また6歳以下に適用されるU6スタンダードは5,000円～。
上記の通常運賃のほか、空港使用料・諸税が別途必要になります。
現在、「ZIPAIR」は、成田～シンガポール・バンコク・ソウル・ホノルル・ロサンゼルス・サンノゼの6路線を運航中。
この他に6月から成田～サンフランシスコ線が開設され、マニラ線の開設で合計8路線の運航と言うコトになります。
スケジュールは使い勝手が良さそう
「ZIPAIR」は燃油サーチャージが別途不要な航空会社。
それでマニラまで片道11,000円～。
サーチャージが不要と言っても、諸税や空港使用料などは必要ですが、それを考えてもお手ごろな価格帯になりそう（もちろん、需要が高い時期は運賃も跳ね上がりますが）。
成田の出発が朝方なので、2時間前に到着しようとすると、かなり早いコトになるのがネックですが、その代わり、マニラ到着は昼終わり。
まだ日の高い時期に空港に到着出来て、ホテルにチェックインするのもイイ感じの時間帯。
さらに帰路のマニラ発も無理のない時間帯なので、使い勝手は良さそうですね。
気になるのは、やっぱり競合他社とJALグループ内の問題。
マニラって、JAL本体も就航しているし、ジェットスター・ジャパンも就航していたりします。
つまりJALグループ内でも、異なるブランドで3社が揃うと言うコトに。
特に、「ZIPAIR」とジェットスター・ジャパンは、価格帯的にもそこまで離れた感じもないので、どこまで需要を取り合うのだろう…と言う気がしますね。
ただジェットスター・ジャパンの成田～マニラ線は、成田発が19：50。
マニラ発が深夜発の朝着。
なので、時間帯が全く被らないので棲み分けは出来そうな感じですね。
年内にもう1路線ぐらいあり得る？
順調に2023年も2路線、開設する「ZIPAIR」。
ANAも同様のスタイルで第3のブランドを立ち上げてくるので、その前に地固めしておきたい所だとは思うけれど、年内にもう1路線ぐらい、開設するコトがあるのかどうか。
マニラ線が開設された後は、
・北米大陸路線…3路線
・ハワイ路線…1路線
・東/東南アジア路線…4路線
と、イイ感じでバランスを保った感じの路線網になる訳ですが、仮にもう1路線になった場合、どこが候補なんだろう。
もちろん、機材繰りの関係上での話になるとは思いますが、北米大陸ならばカナダ。アジア路線ならば台北かJAL未就航の空港だったりしないだろうか…と。
ただ台北だとZIP Full-Flatは、所要時間としては、やや短すぎる気もしますけれどね。
ソウル線がG.Wなどは増便されているのを見ると、距離が長くなくても、需要があるんだろうなぁ…とは思いますが。
JAL本体もジェットスター・ジャパンも国際線の拡大は及び腰な中、ZIPAIRには期待したい感じなので、アジア線ももっと西にも踏み込んで欲しいなぁ…と。
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