大井川鐡道に35年ぶり新駅と駅名改称で門出・合格が生まれる!

めでたい駅名・門出と合格

静岡県の大井川鐡道が、2020年11月12日に島田市内で新駅の「門出」駅(かどで)を開業させるコトを発表しました。

開業すると大井川鐡道では35年ぶりの新駅と言うコトになります。

これは、同日に体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」のオープンに合わせて整備が進められていたモノで、大井川本線の五和駅(ごか)から0.5km、神尾駅から4.3kmの距離。

駅自体は、1面1線のこじんまりとした無人駅。

待合室なども、隣接して設置される観光案内所・物産販売所の「TOURIST INFORMATION おおいなび」との共用。

大井川鐡道の大井川本線で運転されているSL列車「かわね路」号・きかんしゃトーマス号は、全列車通過し、普通列車のみが1日上下合計20本停車するのみ。

駅の命名権を「KADODE OOIGAWA」が取得したコトで、「門出」駅が誕生した訳ですが、さらにお隣の五和駅は、「合格」駅に同日付で改称されるコトも発表になりました。

解消の理由は、近年、「チームおもしろ五和駅」のメンバーが中心になり、駅名の“ごか”をもじって入学試験や資格試験の際にお参りをすれば合格に近付くとPR・地域おこし活動を行って来た経緯があったため。

新駅の費用対効果って、如何ほどか

個人的には、安易な駅名解消は避けて貰いたいなぁ…みたいには常日頃、思うのですが、「合格」から「門出」へ。

もうめでたいですね。
めでたすぎるぐらい。

元々、経営が潤沢ではない大井川鐡道。

そこにコロナ禍が加わり、井川線では全線の運休などの措置も行われて来ていましたが、これが反転攻勢になるのかどうか。

新たに出来る「KADODE OOIGAWA」は、“緑茶と農産物の体験型フードパーク”をテーマにしている施設。

大井川流域の農産物などの地域の魅力を体験する新拠点で、カフェ・農産物直売所・レストランなどが整備されています。

新東名の島田金谷ICにも近く、駐車場の台数も約550台を整備しているので、ある程度の賑わいが生まれそうですが…

そこから新駅にどこまで繋がるのだろう…と言う気はしますね。

実際、新駅と既存の「五和」駅(改称後は合格駅)までの距離も0.5kmと近距離なので、既存の需要を奪うだけと言う感じがしなくもないですし。

パークアンドライドみたいな形で利用できるようになれば、また違うのかも知れないけれど、SLはスルーですしね…

車で来て、車で帰って行く。
そんなパターンしか予想できないけれど。

ってか、地方の鉄道に新駅開業と言うのは、決して珍しくはない話ですが、その新駅が経済効果を生み出しているところって、どのぐらいあるんだろう…

収益拡大に繋がるのか…

「KADODE OOIGAWA」のような施設も、今や結構、全国に展開されているとは思いますが、鉄道駅を兼ね備えた場所となると、なかなかなかったのも事実。

少しでも収益が拡大する余地があるのであれば、全然、アリと言う流れでしょうね。

で、今回は、駅名の改称を加え、更なる収益拡大の余地を生んだと言う感じ。

因みに、五和駅の1つ手前の日切駅近くには、“何日までに”と日を限った願い事が叶うと言われている「日切地蔵尊」があり、五和駅にも木彫りの地蔵尊が設けられていたりします。

なんか…
とりあえず何かが叶う様な気はして来ますね。

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