キャセイパシフィック、2022年上半期決算は、赤字縮小でやや持ち直し!

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たびかず
たびかず

ども。
たびかず(@tabikazu40)です。
長旅に出たり、フラッと旅したり、そんな旅ヲタなアラフォーです。

赤字額は34%の縮小!

香港を代表する航空会社の「キャセイパシフィック航空」が、2022年度上半期の決算が発表になっています。

これによると、最終損益が49億9,900万香港ドル(約6億3,700万US$)を計上。
前年同期は、75億6,500万香港ドルの赤字だったので、約34%ばかり赤字額を縮小した形です。

旅客事業で見ると、収入は前年同期比の177.6%増の20億6,800万香港ドル。
旅客数も同113.4%増の335,000人。
座席利用率も40.3%増の59.2%と大幅に向上した形。

旅客事業の前年同期の売上高は、7億4,800万香港ドルだったので、大幅に収入を増やしたと言う結果に。

項目通貨単位2022年度2021年度前年同期比
総売上高百万香港ドル18,55115,854+17.0%
純損失百万香港ドル4,9997,565-33.9%
一株あたり損失香港セント82.3122.1-32.6%

貨物部門も、売上高が121億4,800万香港ドルで、前年同期比9.3%増。
貨物搭載率はやや下がって75.8%(前年同期は81.4%)。
1トンの1キロメートル輸送あたりの収入は、69.7%増の5.72香港ドル。

またコロナ禍以後、コストの削減を進めているキャセイ。
特に燃油費以外の費用を今期は、4.9%減少させ、160億5,600万香港ドルに。

ただ燃料費は前年同期比で54.8%増(14億5,800万香港ドル)に。

主な子会社としては、LCCの香港エクスプレスは、8億2,400万香港ドルの損失を計上(前年同期は9億7,600万香港ドルの赤字)。
エアホンコンは、3億8,300万香港ドルの利益を計上(前年同期は3億7,400万香港ドルの黒字)しています。

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輸送能力は未だに減少が続く

国内線が実質的にナイ状態の「キャセイパシフィック航空」。

さすがに回復はして来ましたが、まだまだ厳しい状態と言えるのかな…と。

特に渡航制限ならびに検疫要件で、旅客便は今期も大きく制約を受け、輸送能力も前年同期比で26.6%の減少。
香港を拠点にしている乗務員も制限・検疫要件が掛かり、貨物部門も有効貨物トンキロ(AFTK)が前年同期比で31%減少している状態。

2022年上半期は、世界的に各航空会社が大きく持ち直している状態の中で、それらと同様に、売上は戻して来たけれども、未だに輸送能力が下がっていて、出遅れ感は否めず、今後の見通しとしても、2022年末までに旅客便の輸送能力をコロナ禍以前の25%まで、貨物の有効貨物トンキロを65%まで戻して行くとしています。

元々、コロナ禍以前にようやく黒字回復したばかりで、財務的にはまだまだ…と言うような状態だった「キャセイパシフィック航空」。

営業キャッシュフローは未だに赤字ではあるモノの、少しずつプラスに向かっている状態だとか。
上半期末時点での流動資産は267億香港ドル。
香港特別行政区からのつなぎ融資も2023年6月8日まで延長されたとのコトで、当面、資金面には問題はないのかな…とは思いますが。

香港が国際ハブを維持できるか…

ただ正直、前途は多難のようには思う。

香港国際空港の第3滑走路ができ、増便する体制は整っているけれど、そもそも以前のように香港が国際的なハブとして存在できるか?と言われると、やはりビミョーな部分が大きい。

中国各地からの路線網も豊富ですし、中国本土在住民も、香港を経由する必要がなくなっている訳だし。

どこまで以前のような国際的ハブの位置を確保できるのだろう…と言う感じ。

まぁ、そのためには「キャセイパシフィック航空」グループのチカラが必要なのでしょうが、正直、中国政府による援助も入ったし、民主化騒動以降、“中国政府寄り”の姿勢がより強まっている状態も、吉と出るのか、凶と出るのか…と言う感じですし(但し、許認可権を握る政府と対峙する訳にも行かないのは事実ですが)。

これから、どのタイミングでコロナ以前に戻せるのか。
まずは、そこが1つの焦点なのかな…と。

他の航空会社と比べて、既に出遅れている感はあるけれど、これ以上、大きく出遅れると、さすがに立ち直りに時間が掛かりそうな感じがしますからね。

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