ユナイテッド、マイルの定期購入サービスを開始!
米・航空業界大手の「ユナイテッド航空」がマイレージの定期購入プログラム「Miles by the Month」を開始しました。
毎月、定額料金を支払うコトで、マイルをお得に購入すると言うモノ。
具体的には、3つの定額料金プランが設けられていて、それぞれのボーナスマイルはこんな感じ。
3,000マイルプラン | 5,000マイルプラン | 8,000マイルプラン | |
月額料金 | 94.5US$ | 140US4 | 210US$ |
3ヶ月ボーナス | 720マイル | 1,200マイル | 2,400マイル |
6ヶ月ボーナス | 1,080マイル | 1,800マイル | 3,600マイル |
9ヶ月ボーナス | 2,160マイル | 3,600マイル | 7,200マイル |
12ヶ月ボーナス | 3,240マイル | 5,400マイル | 10,800マイル |
これがどれだけお得なのか…と言うと、こんな感じ。
3,000マイルプランは10%の節約と20%のボーナスマイル。
5,000マイルプランだと20%の節約と20%のボーナスマイル。
8,000マイルプランだと25%の節約と25%のボーナスマイルと言う感じになっている。
で、トータルすると1年後にはこんなマイル数に。
3,000マイルプランで1年後には43,200マイル。
5,000マイルプランだと1年後には72,000マイル。
8,000マイルプランだと1年後には120,000マイルになる形。
なんかお得には見える。
だけれども、実際、冷静になって考えると、そこまで安くもなく、お得感が格別高いと言う感じはしないかな…と言うのが、正直な感想。
マイル単価も、別に安くはないし。
通常の倍マイルキャンペーンの方がお得?
ってか、寧ろ、そこまで安くはなく、お得感も高いとは言えないのに、どうして定額プランを設定したの?と言う感じすら。
やはり現金収入の確保が目的なのでしょうね。
しかも、このやり方だと継続的な現金収入が確保できると言うのは、大きなメリットのようにも思う。
それにしても、どうせやるならば、もうちょっとお得感が欲しかったかな…と言うのが、正直な感想ではありますが。
今、ちょうど2021年10月26日13:59までは、通常のバイマイルがキャンペーンを実施していて、最大で50%割引が実施されている状態(ただ50%割引になるには60,000マイル以上を購入する必要があるけれども)。
で、寧ろ、そちらの方が安いと言う現象に…
なんか本末転倒感が多少、ありますね(ってか、そんなキャンペーン中に、同じようなバイマイルの定額サービスを始めるなよ…とすら思っちゃいますが)。
「ユナイテッド航空」のバイマイルのキャンペーンは、1年間を通してみると、時々開催されているので(割引率や内容は、若干異なる可能性アリ)、わざわざ定額で購入し続けなくても、キャンペーン時にまとめて購入する感じで充分と言う気はしてしまいますね。
バイマイルが日系航空会社でできる日は来るのか?
ただこうした定額・月額…と言うのは、世の中の流れとしては一般的なスタイルになっているのは、事実。
これから航空・観光業界でも、もっとこうしたスタイルが出て来る可能性はありそうですよね。
日本の航空業界も、旅行券などの積み立てと言うのは確かにありますが、それをもう少し、現代風にアレンジして行くと言うのも良いのでは?と言う気はして来ますね(逆に、そうなったら還元率では恐らく、減額と言う形にはなってしまうかも知れないけれど)。
ってか、そろそろANA/JALもバイマイルに踏み切っても良さそうな感じはしますけれどね。
“実質的にはバイマイル”と言うのは、現時点でも可能と言う側面はあるけれど、航空会社が実際に直で行なわない理由は、どこにあるんだろう…とも。
バイマイルを実現すれば、マイルを活用・軸とした収益にもなる訳だし、コロナ禍で傷ついた収益改善にも繋がる訳ですし。
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