JAL、燃油サーチャージ改定へ!欧米往復で10万円オーバーに!

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10〜11月発券のサーチャージ改定を発表!

JALが、2022年10〜11月発券分を対象とした燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の改定を発表しました。

じわりと上がって来ていた燃油サーチャージ。
それが8月の改定でかなり高値圏に入っていて、タイで往復49,400円に。
ハワイだと往復61,000円に。
北米・ヨーロッパまでになると往復94,000円になっていました。

で、今回の改定では、またしても引き上げと言う判断になり、以下

の通りの金額に(価格は1人片道あたりの金額になります)。

区間(日本発)改定後改定前
韓国・極東ロシア7,700円5,900円
東アジア(韓国・モンゴル以外)12,900円11,400円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・
モンゴル・イルクーツク
22,900円17,800円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・
ノヴォシビルスク
29,800円24,700円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ37,400円30,500円
北米・ヨーロッパ*・中東・オセアニア57,200円47,000円

JAL|国際線「燃油特別付加運賃」の改定を申請(2022年10月〜11月発券分)より

*ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)・イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミ0クラス32USDが必要

燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格と為替で決定しますが、ゾーンLからゾーンOになった形。

計算の基準になる6〜7月の2ヶ月での平均価格は1バレル=151.56US$。
同期間の為替の平均値は1US$=135.18円。

円安と原油高が引き続き…と言う感じですね。

いや…
前回の改定の時も、もうため息しか出なかったけれど、今回はそのため息すら出ない…って感じです。

だって、北米大陸・欧州などを往復しようとしたら、燃油サーチャージだけで114,400円。

まさかの10万円オーバーですからね。
もちろん、この他に運賃だとか諸税とかが必要になってくる訳で…

タイですら往復59,600円。
ハワイだと往復74,800円。

もう何ナノ?と言う状態。
完全にお手上げ。

もうJALでは(と言うか燃油サーチャージが必要な航空会社では…と言う方が正しいが)、どこにも有償では海外に飛べないわ…

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サーチャージ高騰への対策は3つ!

LCCを積極的に利用する!

「お手上げです」。

そうは書きましたが、それでも旅に出たい!海外に行きたい!と言う場合の選択肢。

まずはLCC。
東アジア・東南アジアならば、徐々にLCCも運航再開して来ていますからね。
これは使うに値する感じ。

ただアジア圏でも台湾・中国・香港は、まだ水際対策を実施しているので、動きは鈍めですが、LCCで日本から最も行きやすい韓国も、少しずつ動き始めている印象なのは、嬉しいところ。

アジア圏以外でも、北米・ホノルルにはJAL系LCCの「ZIPAIR」が就航していますから、これも選択肢ですね。
「ZIPAIR」は、東海岸には飛んでませんが、西海岸から乗り継げば良いだけの話ですし。

マイルの提携航空会社利用を!

あとはマイル。

今回はJALの改定に関する話なので、JALで書きますが、JALのマイルを利用した場合、運航する航空会社によって特典航空券ならばサーチャージ不要と言う航空会社が存在します。

アメリカン航空・カタール航空・ハワイアン航空・マレーシア航空など

つまり、日本から東に向かう場合は、JALのマイルでもアメリカン航空・ハワイアン航空を利用。
西に向かう場合は、JALのマイルでもマレーシア航空・カタール航空を利用すると言うコト。

因みに、↑で上げた4社は、全てオンラインで特典航空券の発券が可能と言うのも便利な所です。

ただ燃油サーチャージは不要になりますが、デメリットとしては、必要マイル数が変わってくる可能性が高いと言う点で、基本的には必要マイル数がアップするコトが多いかと。
なので、この方法については、行き先と必要マイル数によって考えるべきなのかも知れませんが。

ただそれでも長距離路線になればなるほど、燃油サーチャージは高い訳で、マイルで提携航空会社を使うと言う選択肢は、この先しばらく、かなり重要になって来るかと。

年末年始の発券は9月中に!

そして航空券を発券するタイミング。
今回の発表は、10月1日〜11月31日までの発券分が対象になっています。
もしかすると12月1日から燃油サーチャージが下がる可能性はありますが、年末年始にどこか…と考えている人は、さすがに12月1日以降よりも前に発券したい感じはありますよね。

それならば、9月末までに予約・発券してしまえば、ひとまず現行のサーチャージが適用になります。

1人あたりの値上げ幅は、そこまで…と思うかも知れませんが、それでも家族旅ともなれば、値上げ幅だけでなかなかの金額になりますから、さっさと予定を決めちゃって、航空券だけでも発券しちゃいましょう!

もうどうにもならないのか…

今回、発表になった燃油サーチャージ。
別にボク自身、統計を取っていたりする訳じゃないので確かなコトは不明ですが、過去最高値ベースなんじゃなかろうか…と。

往復で北米大陸やヨーロッパまで10万円オーバーって、もう絶対、行かないし・行けないモンな、ボク的には。

ってか、東南アジアでこの燃油サーチャージなら、もうLCC一択と言ってしまえるレベルだし。

まぁ…
別にJALのせいでもナイし、どうしようもナイんだろうけれど、ここまでサーチャージが上がってしまうと、そもそも需要が萎んでしまうだろうし、どうにかするべき話。
やはり燃油以外で動く航空機の開発に期待するしかないんだろうけれど、そもそもMRJですら失敗になっている状態の今の日本の技術・政治力では、国産で考えるのは、厳しい話なんだろうなぁ…

それにしても…
どこまで上がるのやら。
下がる見込みはあるんだろうか…と言うレベルになって来たな。

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