JALもサーチャージさらに高騰へ!
コロナ禍が一段落して、いざ海外~!と思ったら、為替が激悪。
そして、燃油サーチャージもうなぎ上り…と言う状況で、夏を迎えそうですが、先日発表になったANAに続いて、JALも2022年8月1日~9月30日発券分の燃油サーチャージ額を発表しました。
まぁ…
想像はしていましたが、ANA同様にJALもかなりの高値になりました。
ひとまず、具体的にはこんな金額に。
区間(日本発) | 改定後 | 改定前 |
韓国・極東ロシア | 5,900円 | 4,100円 |
東アジア(韓国・モンゴル以外) | 11,400円 | 9,900円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・ モンゴル・イルクーツク | 17,800円 | 12,700円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ ノヴォシビルスク | 24,700円 | 19,600円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 30,500円 | 23,600円 |
北米・ヨーロッパ*・中東・オセアニア | 47,000円 | 36,800円 |
『国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内』より
*ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)・イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミ0クラス32USDが必要
もう…
正直言って、溜め息しか出ない。
タイですら往復すると49,400円。
ハワイだと往復で61,000円。
北米やヨーロッパに往復すると94,000円も掛かってしまう。
もう…
ムリですね、これは。
いや、お手上げです。
北米・ヨーロッパならサーチャージと諸税を入れたら、1人往復で10万円を超えて来ますからね。
もしカップル・ご夫婦だったら20万円越え。
いや、ムリやろ。
LCCかサーチャージ不要の会社でマイルか
LCCを積極的に利用する!
「お手上げです」。
そうは書きましたが、それでも旅に出たい!海外に行きたい!と言う場合の選択肢。
まずはLCC。
東アジア・東南アジアならば、徐々にLCCも運航再開して来ていますからね。
これは使うに値する感じ。
ただアジア圏でも台湾・中国・香港は、まだ水際対策を実施しているので、動きは鈍めですが。
アジア圏以外でも、北米・ホノルルにはJAL系LCCの「ZIPAIR」が就航していますから、これも選択肢ですね。
東海岸には飛んでませんが、西海岸から乗り継げば良いだけの話ですし。
サーチャージ不要の提携航空会社でマイル利用!
あとはマイル。
今回はJALの改定に関する話なので、JALで書きますが、JALのマイルを利用した場合、運航する航空会社によって特典航空券ならばサーチャージ不要と言う航空会社が存在します。
つまりは東に向かう場合は、アメリカン航空・ハワイアン航空利用。
西に向かう場合は、マレーシア航空・カタール航空を利用すると言うコト。
因みに、↑で上げた4社は、全てオンラインで特典航空券の発券が可能と言うのも便利な所です。
もちろん、提携航空会社を利用するコトで、必要マイル数は変わって来るので、この辺りは行先によって考えるべきなのかも知れませんけれども、それでも長距離路線になればなるほどサーチャージは高いので、提携航空会社を使うと言う選択肢は、かなり重要になって来るのかも。
さらに上がる気配があるかどうか
この先、どこまでサーチャージが上がるのか。
サーチャージ自体は、
航空燃油(シンガポールケロシン)の各日のスポット価格の2ヶ月平均に、同じ2ヶ月の為替レート平均で円換算した価格によって適用額を確定
するので、要するに、シンガポールの市場次第。
これがどうなるのかが、肝心な訳ですが、仮にシンガポールケロシンの市場価格の変動があまりなかったとしても、為替レートによる動きもある訳です。
現在の為替レートは1ドル=135円前後。
1年前までは110円ぐらい。
2022年2月前後も115円ぐらい。
それがこの2・3ヶ月で一気に130円台を突破して、135円に。
近日に参議院選挙が控えている状況ですが、現政権与党が勝利すると、為替に対する政策は、そこまで変わりがないでしょうから、今後、140~150円台に入ってくる可能性もある訳です。
そうなると…
もちろん、サーチャージ額はまた高騰する形で改定もあり得ると言うコトに。
まぁ…
いきなり急激に下がる可能性がナイとも言いませんけれどね。
2ヶ月間の円換算での平均燃油価格が、1バレル当たり6,000円を下回ると、燃油サーチャージの適用はなくなるのですが、またそんな日が戻って来るコトがあるのか…
いや、そう願いたいですけれどもね、旅をする人からすれば。
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