バンブーエア、成田線新規開設!
ベトナムの「バンブーエアウェイズ」が旅客定期便としては初の日本路線となる成田~ハノイ線を、2022年1月25日に開設するコトを、発表しました。
当面は、成田→ハノイの片道のみの旅客が搭乗できる運航スタイルで、1月は初便となる25日とその翌日の26日の2日間のみ運航する形で、2月10日から定期運航になる見込み。
使用する機材は、ビジネス8席・エコノミー188席の2クラス合計196席を擁するエアバスA321neo。
ひとまず1月分の運航スケジュールは、以下の通り。
かねてから日本就航が計画されていた「バンブーエアウェイズ」。
2019年1月から運航を開始したばかりの新興航空会社。
LCCではなく、フルサービス型の航空会社ですが、かなり積極的に路線網を拡大している最中。
ベトナム国内線については、ハノイ・ホーチミンとダナンを拠点に、ほぼベトナム全土を満遍なく結んでおり、国際線に関しても、仁川・台北などに就航済み。
さらにドイツ(ミュンヘン・フランクフルト)やイギリス(ロンドン)・オーストラリア(メルボルン)への就航も計画されている状態で、新興航空会社ではあるが、かなり積極的に路線網を拡大している感じ。
今回の日本路線開設も、その一環と言う感じでしょうか。
ベトナムも順次、ウィズコロナに向け始動
ベトナム政府は、2022年1月1日から日本を含む8カ国・9都市とベトナムとの間で、国際線の旅客定期便の運航再開を認めた。
ウィズコロナに向けて、人的な往来に対する規制を緩和させていく政策。
で、対象となるのは、
・日本|東京
・韓国|ソウル
・台湾|台北
・タイ|バンコク
・シンガポール
・ラオス|ビエンチャン
・カンボジア|プノンペン
・米国|サンフランシスコ/ロサンゼルス
以上の都市との航空路線が再開になり、ここに日本も含まれているのが、今回の新規開設に繋がったと言える。
因みに、今後は、中国との空路再開の交渉が続けられているほか、ロシア・オーストラリア・ヨーロッパなどとベトナムとを結ぶ路線の再開が予定されている状態。
入国時の隔離期間も、従来の7日間から、3日間へと短縮されたのも追い風と言えるのかも(但し、ワクチンを規定上接種した乗客が対象で、3日目に受けるPCR検査での陰性が確認されないと外出は不可)。
ただ観光客の受け入れ再開については、再開されている省が限られているのは注意点ですが。
ベトナム航空の経営状況も心配…
ひとまず運航が始まった訳ですが、1月は25と26日の運航のみ。
2月以降は週2便での運航になる見込みですが、現時点では未だに運航スケジュールが発表されておらず、基本的にはそこまで利用しやすいとは言えなさそう。
まぁ、まずは国際線の運航再開に合わせて開設しました…と言う感じに思えますね。
ただ「バンブーエアウェイズ」自体は、路線の拡大が続いている航空会社。
今回はまずは成田線が開設されましたが、今後は、ホーチミン線や関空線などの運航もあり得るでしょうから、今後の展開が楽しみなところですかね。
でも…
「バンブーエアウェイズ」が順調に成長すると、国営のベトナム航空はどうなるのだろう…と言う感じはありますけれどね。
元々、ベトジェットなどのLCCとの競争が激しくなっている中で、業績が冴えず、そこにコロナ。
2021年の連結最終損益は約12兆9,000億ドン(約650億円)の赤字になる見通し。
増資を行ったコトで、何とか債務超過を回避した状態ですからね。
競合他社が成長すると、やはり苦戦は免れないように思えますけれどね。
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