ノルウェージャンの株式をブリティッシュ親会社が取得

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ブリティッシュ・エアウェイズやイベリア航空の親会社である「インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)」が、2018年4月12日、格安航空会社(LCC)のノルウェー・エアシャトル(以下、ノルウェージャン)の株式4.61%を取得したコトを明らかにしました(詳細は『Response to press speculation on Norwegian Air Shuttle asa』(英文)参照)。

LCCなのに長距離路線を持つ・ノルウェージャン

ノルウェージャンは、その名前が示す通り、ノルウェーを代表するLCCなのですが、実はブリティッシュエアウェイズのお膝元であるイギリスのロンドンにも拠点を持っています。

ロンドンからだと、オスロやストックホルムなどの北欧系の都市を結ぶ便以外にも、ヨーロッパ域内であるスペインのマドリッド・バルセロナ・イビザやマラガ、クロアチアのドブロブニク・スピリット、ギリシアのクレタやキプロスのラルナカと言った地中海の街へのフライトを持っており、フランスやイタリア本土への路線はないモノの、そこそこの展開している状況。

また、ボストン・ニューヨーク・シアトル・シカゴ・ロスと言った北米大陸に加え、ブエノスアイレス、シンガポール路線と言った長距離路線もロンドンから飛ばしていたりして、欧州LCCでは台風の目のような存在だったりします。

具体的にロンドンからだと、↑こんな感じなんですが(直行便のみの検索結果)、長距離路線過ぎて、最早、見切れてますね、ブエノスアイレスもシンガポールも(笑)。



100%子会社化もあり得るとするBA/IAG

そのノルウェージャンの株式をIAGが購入。

IAG側は、この株式取得について、投資先としてノルウェージャンは有望であるコトと、提携に向けた協議開始の端緒にしたいと言うコトをコメント。

さらに、今後は株式の100%取得を含む買収の可能性についても選択肢にあると言うコトを話しています。

今の所は、IAGとノルウェージャン間で協議がなされた話はないみたいですし、提携や買収についても、決定事項は何もナイとの話ではありますが、IAGとしては何かしらの動きを見せて来そうな感じです。

エアベルリンが破綻した後、ニキ航空の買収を目指していましたが、それが実現に至らないままに終わってしまったIAG。
その代替と言う話でもないのかも知れませんが、ノルウェージャンの経営側に対して、影響力を持てるぐらいの一定の株式を取得したら、なかなか面白い話になるのかも知れませんね。

双方の狙いは、どうか?

ノルウェージャンと言えば、大西洋路線に積極的に進出しているのに加え、シンガポールとブエノスアイレスにも路線を展開しているLCC。
欧州LCCとしては、今は長距離路線への就航と言うのも、1つのトレンドで、エールフランス-KLMもJOONを設立し就航させていて、ケープタウンなんかにも飛ばしていたりします。

IAG傘下のLCCとしては、ブエリングの他に、長距離路線を運航するLEVELが立ち上がっていますが、今後も中南米やアジア方面への長距離路線拡充を目指すノルウェージャンの成長力と言うのは、魅力的でしょうし、傘下に収めるコトに成功すれば、価格競争の激化を減速させるコトにも繋げられると言う考えがあるのだと思われます。

一方、ノルウェージャンとしても、パイロット不足などが去年、叫ばれており、急速な路線展開にやや体制づくりが追い付いていない部分が露呈し始めていますし、2017年度通期の純損失が2億9,860万ノルウェークローネ(3,825万ドル)になり、前期の11億3,500万ノルウェークローネの黒字から赤字に転落しており、機体の売却などによる資金確保を余儀なくされているので、IAGによる買収が完全にナイ話ではなさそうな気配(とはいえ、CEOは投資が回収されるまでの間では身売り計画はナイとコメントしていますが)。

イタリアのアリタリア航空のスポンサー選定も、もう間もなく決定するでしょうし、欧州の航空業界の再編が行われる可能性のあるニュースです。

それにしても…

ノルウェージャン。

シンガポール・ブエノスアイレスと、長距離路線を出しているのは、見事。
日本にも就航してくれないかなぁ…と思いつつ、日本~欧州間の長距離フライトをLCCで…となると、どうなんでしょうね。

値段次第と言う感じがしなくもないですが、とりあえず、1回は乗ってみたいなぁ…とも。

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昔から旅好き。 しかも、まったりとした旅が好き。 日本だろうが、欧州だろうが、アジアだろうが、アフリカだろうが、南米だろうが、世界でまったり。