韓国にまた新しい航空会社!エアロKが済州線で初就航!

韓国の新規参入航空会社エアロKが初就航!

航空会社数が人口の割に多めの韓国に、また1つ、新しく航空会社が誕生しました。

清州国際空港をベースにする「エアロK(Aero K)」で、超格安航空会社(ULCC)。
中古のエアバスA320型機1機をリースで導入して、清州~済州線からの参入と言うコトになりました。

具体的なスケジュールは、こんな感じの路線。

【清州→済州】
RF601 清州07:30→済州08:30
RF605 清州12:00→済州13:05
RF613 清州19:00→済州19:55

【済州→清州】
RF602 済州10:05→清州11:20
RF606 済州14:05→清州15:00
RF614 済州21:00→清州22:00

1日3往復での運航がアナウンスされています(どの便も毎日運航)。

当面の運賃を見てみると、最安が片道3,000ウォン~。
ただ基本的には10,000~30,000ウォンと言うところでしょうか。

日本円にすると、1,000~3,000円と言うコトで、やはり安さが光りますね。

運航証明(AOC)の発給が大幅に遅延していて、その間は、収入が得られない状況が続いていたので、先行きを危ぶむ声もありましたが、何とか運航にまで漕ぎ付けたと言う感じでしょうか。

今後は、2022年までに同型機を6機、導入する計画を持っており、日本・中国・ベトナム・台湾などへ11路線の開設が見込まれているので、コロナ禍が落ち着き始めたら、いずれは日本でその機材を見る機会が出てきてもおかしくはなさそうですね。

再編も始まった韓国の航空業界

韓国の航空会社としては、この「エアロK」で10社目(イースター航空を含む・ハイエアを除く)。

最大手の大韓航空によるアシアナ航空の救済・経営統合が進められている最中で、それぞれの子会社LCCのジンエア・エアプサン・エアソウルもいずれは1社にまとめる計画であるコトが明らかにされていますし、イースター航空の先行きも不透明で、ようやく再編・淘汰が始まったかな…と言う感じ。

ただまだ「アエロK」以降も、「エア・プレミア」の就航が控えている状態。
こちらはボーイング787-9型機の初号機を受領しましたが、いつに初便が飛ぶのかは、まだ未公表だったり。

ただコロナ禍。

「エアロK」もコロナ禍の影響をモロに受けて、参入が大きく遅れたコトがどれだけ影響するのかな…と言う感じもします。
未だにWebサイトもハングルのみの表示で、英語ページすら用意されていないような状態ですし(まぁ、コロナ禍でしばらくは英語ページが必要ないと言うのも事実でしょうが)。

さらに開設した清州~済州線は、

・大韓航空
・アシアナ航空
・ティーウェイ航空
・ジンエアー
・チェジュ航空

と競合もひしめいていますしね。

年内にはさらに2機を追加で保有する計画でいるので、どう言う路線を設けてくるのかは、気になる所ですね。

ジェンダーレスと個人を尊重したエアロK

さて、この「エアロK」。

新規の航空会社ですが、そこまで派手さはない感じですが、面白いのが、まずユニフォーム。
基本的には、男女差のないデザインを採用しており、男女で異なるのは、ジャケットのボタンの向きだけと言うジェンダーレスなモノ。

さらに乗務員の規定も極めて今風で、タトゥーも身体の特定部位(指1つや手の裏全体・腕全体など)の部位全体をカバーするモノや、倫理・政治・性的に問題になるモノでなければOK。

ヘアスタイルも規定に男女差をなくし、過激でなく、安全関連業務を妨害するような髪型でなければOK。
化粧についても、本人の肌とユニフォームに似合うもので、過度に華麗でなければOKになっていると。

最大限、個人の表現の自由を許容する方向性だと言うのは、日本の航空業界にはない部分ですね。

確かにピシッとしたキャビンクルーもイイと思うのですが、個性を重視する航空会社がもう少しあっても…と言う感じもしますよね。

個人的に、そこまで不快に思うモノでなければ、アリじゃないかなぁ…と思うし、そもそも短距離のLCCの場合、客室内でそこまでサービスを受けるコトもなければ、接点もありませんしね。

そう言う意味でも、新しい風を生んでくれるのかな?と言う感じで、今後の展開を楽しみにはしたい航空会社ですかね。

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