ピークを外してJRE POINT付与!
コロナで影響を受けたJR東日本が、時差通勤定期券の方向を探っていたと言われていましたが、時差通勤をするコトで、「JRE POINT」を還元するサービスを2021年春からスタートするコトを発表しました。
また同時に回数券でも「JRE POINT」が貯まる新サービスも同時に明らかにしました。
まず定期券で通勤のピーク時間前後に乗車すると、「JRE POINT」を付与すると言う新サービスから。
期間|2021年3月中旬ごろ~1年間
対象|
Suica通勤定期券で事前エントリーをし、ポイント還元対象として設定したエリア
内容|
定期券でポイント還元対象となる時間帯に入場すると、「JRE POINT」を還元
*FREX定期券やグリーン定期券、通学定期券は対象外
これだけだとちょっと分かりにくいですが、利用する駅によって還元対象となる時間帯が異なるとのコトで、詳細は後日の発表に。
具体的に見ると、ピーク時間帯が朝の7:00~8:30に設定された時間帯の駅ならば、6:00~7:00に駅へと入場すると15ポイント。ピーク時間帯後の8:30~9:30の間に駅へと入場すると20ポイントの還元。
一時、オフピーク定期券の導入を検討しているとされていましたが、定期券の運賃を変動するには、国交省の認可が必要なために、よりフレキシブルに対応ができるポイント還元と言う形を当面選んだ模様です。
月10回利用でポイント還元!
さらに回数券サービスでもポイント還元を行なうコトが発表になりました。
具体的には、こんな感じ。
対象|「JRE POINT」を登録したSuicaで繰り返し利用した方
開始時期|2021年3月1日~
内容|
同一運賃区間の利用が同一月内に10回で運賃1回分相当の「JRE POINT」を還元。11回以上の利用で1回ごとに運賃の10%相当分の「JRE POINT」を還元
テレワーク利用で毎日出社しなくなった方などを念頭に置いている施策になりますが、同一月内で月10回の利用で1回分の運賃を還元し、その後は毎回10%相当を還元すると言うモノで、既に他の鉄道会社でも導入されているような内容に近いですかね。
メリットもデメリットも。
まずメリットとしては、やっぱりピーク時間を避けるコトでお得感を生むコトができる点でしょうかね。
ただ現実的に始業時間は変わっていない人が多いでしょうから、後ろ倒しと言うのは、考えにくく、前倒しになる方が多いのかなぁ…と言うイメージ。
回数券の方は、まず紙媒体じゃなくなると言うのが、最初のメリット。
最近の自動改札は紙媒体を受け付ける改札機の数が、ガクンと減っているので、これだけでもストレス軽減ですが、同一運賃区間内の利用がカウントされると言うのも大きいのかも。
今のJR東日本の回数券は、発駅と着駅が指定になっているので、これが同じ運賃区間でも使いまわしが出来ないですからね。

デメリットと言う訳じゃないかも知れないですが、定期券の方は、そもそもポイント還元が定額。
なので、距離の長い区間の定期を持っている方だと、還元率は大きく落ちる感じですね。逆に、初乗り運賃区間の定期券利用ならば、還元率がかなり高くなる訳ですが。
回数券の方は、あくまでも同一月内で、同一運賃区間と言うのがデメリット。
既存の回数券の有効期間は3ヶ月ですし、回数券区間から出た場合も、乗り越し清算すれば利用可能ですが、今回のケースだとそれだと適用外になりそう。
そして何よりも、JR東日本は紙媒体の回数券の廃止を目指しているのでは?と思いたくもなります。
コスト的にも紙媒体で発券するよりも安上がりですからね。
ただ最大のデメリットは「JRE POINT」での還元と言うコトでしょうね。
特に回数券の方は、これまでは現金での還元でしたから、余計にデメリットを感じてしまいますかね。
が、「JALカードSuica」を持っている場合は、こうした還元でもマイルへ繋がりますから、それはそれで美味しいとも言えますけれどね。
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