韓国LCCのイースター航空、会社更生手続きへ!売却先が見つかるのか?

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世界的に航空業界が厳しい情勢になって、もうそろそろ1年。
その割になんとか踏み止まっている感じがあるけれど、政府の支援もそろそろ尽きる国が多いでしょうし、この先の方が問題なのかな…

イースター航空、会社更生手続きへ!

韓国のLCCで日本路線も数多く運航している「イースター航空」が韓国での会社更生手続きを申請したコトが、韓国メディアによって明らかになっています。

申請自体は2021年1月14日付。

「イースター航空」は、2018年実績で国際線の中の日韓路線の割合が46%を占めるなど、日本路線にウェイトを置いて来ましたが、2019年あたりからの日韓関係の悪化で、経営が一気に悪化。

2019年12月には同じく韓国のLCCである「チェジュ航空」による買収が発表されたモノの、今度は新型コロナウイルスの影響などもあり、給与の支払いすら滞るようになり、買収は破談に。

2020年3月には国際線の運航が中断し、3月末には国内線の運航も中断したコトから、全路線が運休。

2029年9月までにリース費用未納などもあり、航空機が返却され、6機の運航に必要な人員を除く605名に対して整理解雇を通知するなど、混乱が続いている最中でした。

日本路線は、

・仁川~成田/ 関空/ 新千歳/ 茨城/ 福岡/ 宮崎/ 鹿児島/ 那覇
・金海~関空/ 新千歳
・清州~関空/ 新千歳

と最盛期では12路線を数え、成田・関空~仁川線は1日3往復などを飛ばしていたコトもあるなどしていましたし、ベトナムには4都市へ、バンコクや香港・ウラジオストクなどにも就航していたLCC(現在は全便運休中)。

コロナ禍で売却先は見つかるのか?

今後は、裁判所管理下で債務の減免交渉を行なうと共に、売却先を探すと言うコトになりますが、現状、幾つかの韓国企業が関心を示していると言う報道がなされていますが…

機材も大きく減らし、人員もそれに合わせて減らした状態ですし、どこまですんなり売却先が見つかるのか…と言う気はします(因みに、現存している機材は、ボーイング737-800型機と737-MAX8で共に189席仕様が合計で6機のようです)。

 

さらに韓国の航空業界は、赤字に苦しんでいた第2位の航空会社であるアシアナ航空を、最大手の大韓航空が救済

それに伴い、傘下のLCCであるエアプサン・エアソウルとジンエアーとの間で、再編が行われる可能性が高く、そうなるとかなり大きなLCCが韓国にも誕生するコトになります。

そこにチェジュ航空・ティーウェイ航空・フライ江原の3社がありますし、AOC(事業許可)を得ているエアロKが控えているのに加え、AOCを申請している最中のエア・プレミア…と、LCCもひしめき合っている状態で、コロナ禍と日韓関係の冷却の長期化。

まだまだ苦境が続きそうな感じがしなくもない。

そうした中でティーウェイ航空は、超距離路線への進出を決めましたが、これも近距離路線が苦しいと言うコトの表れなのでしょうし。

元サヤに戻るのは、ナイ?

個人的には、日韓路線も多く持っていましたから、頑張って欲しい…とは思いますが、このコロナ禍で、火中の栗を拾う企業があるのだろうか…と言う気がしてしまいますが、この辺りは国によって需要回復の速度も異なるのでしょうが。

上海へ仁川・済州・清州から飛ばせる権益を持っているのは、確かに魅力的ではありますけれどもね、平時ならば。

ただあまりにも迷走している期間が長くなったなぁ…と言うイメージも拭えないですけれど。

チェジュ航空による買収が破断した時点で、もうこうなるのは分かっていたようにも思うけれど。

逆に、韓国の航空会社への政府による支援の成果か、ここまでよく持ったな…と言うべきなのかも知れないけれど、何気にチェジュ航空による買収が一番じゃない?と言う気はしますけれどね。

大手の寡占化を阻むには、チェジュ航空が大きくなるコトが一番ですし、今なら前よりも買い叩けるでしょうし。

ただ…
あまりにも規模が小さくなりすぎていて、チェジュにとって魅力がナイのも事実でしょうが。

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