JR東海、のぞみの割引商品を発売!
JR東海系の「JR東海ツアーズ」。
「ぷらっとこだま」を販売している旅行会社としても知られている訳ですが、2020年9月17日から「ぷらっとのぞみ」の発売を開始するコトが発表になっています。
「ぷらっとこだま」は、東海道新幹線の中でも比較的、混雑度の低い「こだま」号を利用した商品。
時間は掛かるけれども、お得に新幹線で移動ができると言うのが、そのウリで、ロングセラーを記録している商品でもある訳だけれど、新幹線の中でも看板列車である「のぞみ」から「ぷらっとのぞみ」が出るとは…と言う感じである。
ひとまず、その内容を見てみます。
販売期間:2020年9月17日5:30~
利用期間:2020年10月1日~2021年3月12日
販売場所:Web限定
申込期限:出発3日前の23:30まで
設定区間:東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪の各駅相互間
主な旅行代金(おとな片道・通常期):
・東京~名古屋:10,000円
・東京~新大阪:12,700円
・名古屋~新大阪:5,000円
*東京・品川~新横浜/京都~新大阪間の設定はナシ
「のぞみ」の片道指定席券に加え、1ドリンク引換券付きになっています。
グリーン車の設定もあり、東京・品川~名古屋は+1,000円/東京・品川~京都・新大阪は+1,500円なので、こちらもかなりお得感があるように思えますね。
「ぷらっとこだま」との相違点も
正直、そこまで格安じゃないです。
通常の切符だと、東京~名古屋が11,300円・新大阪までなら14,720円。
エキスプレス予約なら、東京~名古屋が10,310円・新大阪までなら13,620円(早期予約だともっと安い)。
東京発ならば、「ぷらっとのぞみ」「ぷらっとこだま」共に、通常の切符とは異なるので、「東京都区内」・「大阪市内」と言った各都区市内までの利用ができないので、東京・品川駅や新大阪駅からさらにJR線に乗り継いで利用する場合は、よりその差額が小さくなりますからね。
でも、JRの中でもJR東海って、あまり割引商品を打ち出すと言う感じではなかったし、さらに「のぞみ」の割引と言うのは、画期的と言うか、今までなら有り得ない様な話だったようにも思うので、やっぱり驚きでしかない。
それだけコロナ禍による影響が直撃していると言うコトなのでしょうね。
お盆期間の利用状況も、前年の24%と言う激減具合。
その上で、「のぞみ12本ダイヤ」をスタートしている訳ですからね。
そりゃ、ある程度、利用促進に打って出ないと…と言うコトなのでしょう。
ひとまず「ぷらっとのぞみ」の原型とも思われる「ぷらっとこだま」を比べてみます。
ぷらっとのぞみ | ぷらっとこだま | ||
申込締切 | 出発3日前23:30まで | 出発前日17:00まで | |
発売場所 | WEB限定 | WEB・店舗・コールセンター | |
主な代金 | 東京~名古屋 | 10,000円 | 8,500円 |
東京~新大阪 | 12,700円 | 10,700円 |
「ぷらっとのぞみ」の発売が、WEB限定と言うのは、全然、アリだと思うのだけれど、折角、機動性のあるWEB限定商品にしているのに、申し込みは出発の3日までと言うのは、如何せん、利用しにくいようには思う。
日帰りでぷらっと~と言う感じの使い方は、想定していないんでしょうね。
共に対象列車が限られている訳ですが、「ぷらっとのぞみ」は、現時点では未発表(17日に発表されるかと思います)。
「ぷらっとこだま」は、対象列車が多いのに対して、どこまで「ぷらっとのぞみ」は選べるのか。
まぁ、その辺も気になるところですし、利用しやすさに影響がありそうな気はしますね。
惹かれる程でもナイ…が正直な感想
正直、価格面ではインパクトが弱いかな…と言う気はします。
JR東日本もJR西日本も、「半額」とかなりインパクトのある企画を打ち出していたのに比べると、どうしても、見劣り感はある。
特にエキスプレス予約が利用できる人ならば、そんなに変わらないって感じ。
まぁ、1ドリンク引換券を併せると、お得感がない訳じゃないですが。
これ以上、安くするには、そもそも「ぷらっとこだま」も安くしないといけないのでしょうし、出張などの既存のユーザーが流れ込むのも阻止したいと言うのを考えると、この辺りが落としどころになったのかな…と言う感じがしなくもないですが。
ただ「のぞみ」が割引になる。
それだけ。
早朝便限定とか、ビジネス利用では利用しにくいような時間帯の便に限定して、もっと割引率を上げるか、「のぞみ」ではなく「ひかり」で「ぷらっとこだま」と同額の商品だったら、もう少し触手が動いた感じがしなくもないんですけれどもね。
詳しくは、コチラから(JR東海ツアーズ)
もちろん、「のぞみ」を利用促進のために割引商品を用意したと言うのは、スゴイ!とは思いますけれどもね。
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