エアアジアジャパンは、7月末まで全便運休を発表!

4カ月目になる全便運休へ!

中部国際空港を拠点にしているLCCの「エアアジア・ジャパン」。

現在、全便が新型コロナウイルスによる影響で運休中ですが、その運休措置が7月末まで延長されるコトになりました。

「エアアジア・ジャパン」の全便運休は4月からスタートしているので、これで4カ月目に突入するコトになります。

【コロナウイルス関連】エアアジア・ジャパンは全便運休!春秋日本は日曜のみ運航!

名古屋(中部)をベースにしているLCCの「エアアジア・ジャパン」。 東南アジア各国に拠点のある「エアアジア」の日本子会社ですが、現状、開設されている路線数としては、国内・国際線併せて、以下の3路線のみと、そこまで規模が大きいとは言えないLCC。 ・名古屋(中部)~新千歳:1日3往復・名古屋(中部)~仙台:1日1往復・名古屋(中部)~台北(桃園)1日1往復 …

 

まぁ、“全便”運休とは書いていますけれども、そもそも「エアアジア・ジャパン」が、通常、運航しているのは、以下の路線のみ。

【国内線】
・中部~新千歳:1日3往復
・中部~仙台:1日1往復

【国際線】
・中部~台北(桃園):1日1往復

合計で、3路線しかないのですけれどもね。

新千歳と仙台線は、4月9日からの運休で、唯一の国際線である台北線は3月20日から運休している状態。

現時点で、国際線の運航再開はハードルが高そうですけれど、元々、4月25日に開設を予定していた中部~福岡線は、運航開始すら出来ておらず、開設時期も未発表と言う状況。

LCCでは、ジェットスター・ジャパンが7月中の国内線全路線で運航を再開が発表になっているし、ピーチも国内線は全路線の運航再開を決定。スプリング・ジャパンも、細々とながら運航が継続している状態であるのと比べると、「エアアジア・ジャパン」は、かなり慎重な感じがしなくもない。

ただ本来、LCCは高い搭乗率がないと、格安運賃を打ち出せない訳ですが、今の状況で高い搭乗率を期待出来ないと言う考えなのでしょうかね。

でもフルサービス型のキャリアであれば、旅客がゼロでも貨物需要を拾えたりする訳ですが、「エアアジア・ジャパン」の場合、機材的にそれが不可能。

つまりはこの4カ月、ずっと現金収入がないと言う状態になります。

それで果たしてやって行けるのか。
かなり気になる所ではあります。

 

過去に撤退の歴史があるエアアジア・ジャパン

そもそも「エアアジア・ジャパン」が拠点として選んだのが、名古屋の中部(セントレア)。

まず距離的に東京・大阪と言う2大都市への就航が難しい場所です。

当時は他に中部を拠点に構えるLCCがいなかったと言うのが、選択の根拠なのでしょうが、こうした非常事態になると、やっぱり東京・大阪への就航がないと言うのは、厳しいのかな…と、改めて。

路線がもう少し拡大している状態であれば、それでもまだ何とか成り立つ要素があるのかも知れないけれど、「エアアジア・ジャパン」の場合、拡大基調もとってものんびりでしたし。

「エアアジア・ジャパン」は、ANAと組んで参入した際は、あえなく撤退していると言う前科がありますし、そもそも外資のLCCは、スクラップ&ビルドを繰り返して成長していくケースが多々、見られるだけに、これだけ長い期間、現金収入がない状態だと、素人目には心配になってしまいます。

ただ逆に路線数が少ないコトで、固定費も少ないでしょうから、どうにかなっているのかな…?

8月の再開を期待したいところだが…

中部のLCC専用第2ターミナルも、6月19日~2ヶ月ぶりに運営が再開になりましたし(但し、開館時間を10:00~15:00に大幅縮小し、商業施設も10店舗の内、2店舗のみが再開)、そろそろ「エアアジア・ジャパン」も再開…と思っていたのですけれどね。

8月からは運航が再開されるのだろうか。
いや、8月に運航再開されないと、ホントにヤバいだろ。

路線数は少ないですが、貴重な名古屋のLCC。

なんとか踏み止まって欲しい気はしますが、その前に「エアアジア・ジャパン」としての情報発信も少ないのは、どうにかならないのかしら…

あくまでもエアアジアの日本法人なので、“エアアジアグループ”としての発信はあるのですけれどもね。

外資のLCCとしては、ダントツに日本路線の情報発信が少ない気がするので、こうした状況下を機に、そうした所から改善して欲しいのだけれど。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください