インドのビスタラが、初の国際線就航へ!

ビスタラ、国際線就航!

インドで比較的新しい航空会社であるビスタラ。

現在、国内線だけを運航する航空会社ですが、シンガポール航空が出資しており、JALとも提携のある注目の航空会社な訳ですが、2019年8月6日に、国際線を就航させるコトを発表しました。

しかも一気に2路線。

今回、ビスタラが開設するのは、以下の2路線。

・デリー~シンガポール(2019年8月6日就航)
・ムンバイ~シンガポール(2019年8月7日就航)

さすがに初の国際線は、親会社にもあたるシンガポール航空の本拠地であるシンガポールを選んだと言う感じですね。

スケジュールは、以下の通り。

【デリー線】

UK115 デリー23:45→シンガポール08:15(翌日着)
UK116 シンガポール09:30→デリー12:45

【ムンバイ線】

UK105 ムンバイ23:55→シンガポール08:15(翌日着)
UK106 シンガポール10:30→ムンバイ13:55

共に1日1往復のデイリー運航で、ボーイング737-800型機を使用し、ビジネスクラスが12席・エコノミークラスが156席の合計168席。

まぁ、インドに行くのに、シンガポールまで南下してしまうと、やや時間も掛かるので、日本人的にはあまり使う機会があるフライトではないのかも知れませんけれど、この先、国際線もどんどん増やして行くと言うコトなのでしょうかね。



JALとの提携があるビスタラ

現状、ビスタラとJALの提携は、

デリー~コルカタ・アーメダバード・ムンバイ・プネー・ハイデラバード・ベンガロール・チェンナイ

の各ビスタラが運航している国内線の路線でコードシェアが行われているぐらい。

包括的業務提携に向けた検討が開始されたのが、2015年10月。
このコードシェアが行われたのが、2019年2月28日。

なんと4年も掛かっていると言うコトになります。

ってか、そんなに掛かるモノなのかね…と突っ込みたくもなります。

まぁ、“インド”、ですからね。
急いでも話は進まないと言うコトでしょうか。

引き続き、更なるコードシェア路線の拡大や、マイレージでの提携に向けての検討を進めて行くとしていますが、コードシェアに時間が掛かったコトから、あまり期待を持ちすぎる訳にも行きませんね…と言う感じなのですが、このビスタラ。

さすがシンガポール航空系と言うコトもあって、サービス水準は良いんですよ、結構。

インドの国内線は、どれに乗れば良い?3社を比べてみた結果は?

日本にいると、”インドの航空会社”って、エアインディアが筆頭で思い出されると思う。 インド~日本路線にも就航しているし、スターアライアンス加盟航空会社だし、そもそも国営企業だし。 もしインドで国内線に乗るのであれば、エアインディアで決まり。 慣れない海外だと、やっぱりちょっと名の知れた航空会社の方が、安心感がありますからね~。 …

機材がキレイですし、遅れも少ないですし、機内食もちゃんと出て、それがまぁ、フツーに美味しく食べられますし。

いや、まぁ、ある意味フツーな感じかも知れないけれど。

でも、チェンナイから登場した時のカウンターのお姉さんの笑顔は、今まで乗った航空会社のスタッフの中で、ピカイチでしたし。

また乗りたい!と思わせるには、充分な感じでした。

最大手のインディゴ(IndiGo)もLCCながらに快適なフライトでしたが、ビスタラもホントに良かったので、次にインドの国内線に乗る機会があったら、また選びたい航空会社だったりします。

そんなビスタラの国際線進出。

シンガポールの次は、バンコクか香港辺りに飛ばしてくれないかなぁ…なんて、秘かに思う訳ですが、JALは2020年までにバンガロール線の就航を発表しているので、デリー発着だけでなく、バンガロール発着のビスタラ運航便へのコードシェアも始まるかも知れませんね。

そして、それ以前にマイル面での提携が早く行われて欲しいんですけれどもね。



インドの航空事情は、実は大変

ただインドの航空業界は、相変わらずの過当競争が続いていて、各社赤字モード。

2019年4月18日には、ジェットエアウェイズが全ての国内・国際線の運航を停止などしていますし、エアインディアも赤字体質から抜け出すには、程遠いと言うのが現状。

ジェットエアウェイズ、全便運航停止に!

インドの航空業界大手のジェットエアウェイズが、2019年4月17日から、全便の運航を停止しました。 元々、数カ月前から事業継続が困難な状況になっており、今年に入って以降は、航空機のリース料金の支払いが滞っているコトから、国際・国内線共に、運航休止などが相次ぎ、保有する約120機の機材に対して、約10機程度しか運行が出来ないと言う状況に陥っていました。 …

過去には、キングフィッシャー航空がワンワールド加盟直前になって運航がストップするなどしたコトもありましたしね(もしキングフィッシャー航空が存命ならば、JALとビスタラとの提携と言う話もなかったのでしょうが)。

現在の最大手であるインディゴは、さすがにまだ経営的には安定している感じはありますが、ビスタラはまだまだ経営体力が強い訳ではなく、赤字が続いている様な状態な訳で、そうした中で、ジェットエアウェイズ運航停止で、穴の開いた国際線に活路を求めたと言うコトなのでしょうかね。

早く黒字体質になって、より多くの路線展開が行わる様になれば良いのですけれど…

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