デルタ航空への搭乗は顔認証で!アトランタでシステム導入!

デルタ航空がアトランタで顔認証導入へ!

アメリカのデルタ航空は、一大拠点であるアトランタのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で、顔認証でチェックインや手荷物預け入れなどが済ませられるシステムを、この12月中旬にも運用開始するコトを発表しました。

既に10月半ばに試験運用を開始していたのですが、1週間で延べ25,000人弱が顔認証システムを利用し、搭乗に掛かる時間が、1人あたり平均2秒ばかり短縮され、通路が2本あるワイドボディー機だと全体で平均9分の短縮に繋がったとのコト。

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今回、アトランタ国際空港で導入されるのは、国際線Fターミナル。

デルタ航空のみならず、このFターミナルから発着するアエロメヒコ・エールフランス・KLMオランダ航空・バージンアトランティック航空でアメリカ外へと向かう搭乗客が利用出来るコトになります。

具体的に設置されているのは、まずは、国際線出発ロビーにあるセルフサービスチェックイン端末と、預入れ手荷物カウンター。

デルタ航空のflickerにフリー素材があったので、そちらを掲載してみますが、こんな感じみたいです。

有人のカウンターでもカメラがチョコンと設置されているのが分かります。

ってか、これって小さな子供だとどうなるんだろう…と言う高さなんですが、年齢制限もあるのかな?

どうなんでしょうね。

まぁ、抱きかかえて何とかするのかな…

因みに、日本の空港でも、出入国審査に顔認証システムが導入され始めていますが、対象は身長が135cm以上となっているので、それに満たない場合は、利用が不可だったりします。

なので、きっとアメリカもそんな感じかもしれませんね。



保安検査場前やゲート前にも導入!

そして、手荷物保安検査場。

こちらは必要かな?と言うのが正直な感想ですが。

だってとりあえず、その先もどうせ列が出来ているので、ちょっとぐらい検査がスムーズに終わった所で、列のスピードが早くなる訳じゃないでしょうし、そもそも人力の方が早そうですが。

そして、それよりも手荷物検査をもっとスムーズにしてくれ…と言う気はしますけれどね。

全身スキャンは、やっぱり時間が掛かって仕方がナイ。

最後はFコンコースの搭乗ゲート。

ここも今の搭乗ゲート前検査って、そこまで念入りに見ていると言う感じはしないので、顔認証する方が時間が掛かる様なイメージなのですが、違うのでしょうね、きっと。

さらにはFコンコースの国際線到着便の入国審査場にも設置されるとのコト。

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データ収集に対してのリスクはないのか?

既にアメリカではオーランド国際空港でも導入されていたりはしますが、懸念としては、やっぱりこうしたフェイススキャンなどに民間企業が入り込むコトへの危険性は否めないと言う点。

アメリカでは民間企業がこうした生体認証データを収集するコトについての規制は、テキサスとイリノイ州を除くと、現状、整備されていない状態。

ただ単に「プライバシー法を守る」コトが求められるだけで。

また一般市民のデータを収集すると言うのは、生体データやパスポート情報に加え、渡航歴など、個人情報の多くを扱う訳です。

デルタ航空では、“乗客の写真を保管するコトはナイ”としていますが、悪用に繋がらないとしても、1つの民間企業がこうした極めて個人を特定できる情報を膨大に集め、蓄積出来ると言うコトに対しては、大きなリスクを伴う様にも思える訳です。

今回のアトランタでの導入は、空港での顔認証システムの一般化が進むと言うのは、大きなメリットもありますけれど、逆に、デメリットも潜んでいると言うのを意識しておくべきなのでしょうね。

なので、今回の顔認証は、乗客が利用するかどうかを選択出来るとのコト。

日本でも顔認証ゲートが本格的に導入されましたが、日本の場合は、公的機関が出入国管理と言う部分で導入しているモノで、搭乗手続きに利用する、今回のアトランタとはちょっと意味合いが異なる訳です。
そして、日本も顔認証の画像やパスポートの写真画像データは、認証のみに使用し、保存しないとしています。

が、顔認証の技術に対して、国のガイドラインなどは特に整備されておらず、規制もないのが現状。

規制がナイと言うのは、ちょっとリスクがあるなぁ…なんて思ったりはしますが、以前の指紋認証は、偽造される可能性が残っていましたし、そもそも事前登録が必要で面倒で、全く広まらなかったのに対し、顔認証は、偽造される余地が少ない訳で、よりテロなどの危険性に対するリスクが減る訳で、やっぱりメリットの方が大きいのかな…とも。

それにしても、こうした技術が広がって行くと、やがてはパスポートすらいらなくなる時代が来るのかしら…

それはそれでちょっと寂しいけれど、旅がより便利になる気はしますね。

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