函館本線と根室本線の一部区間の廃線が決定事項に!余市~小樽間はどうなる?

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たびかず
たびかず

ども。
たびかず(@tabikazu40)です。
長旅に出たり、フラッと旅したり、そんな旅ヲタなアラフォーです。

函館本線余市~長万部間の廃止が決定的に!

建設が進められている北海道新幹線の新函館北斗~札幌間。

その並行在来線のうち、函館本線長万部~小樽間の中で、長万部~余市間の廃線とバス転換が、事実上決定しました。

これは2022年2月3日に開かれた後志ブロック会議にて、それまで態度を保留していた沿線自治体の黒松内・蘭越・ニセコ町が転換を容認。

2021年12月27日に開かれていた会議で既に、長万部・倶知安・共和・仁木町が容認していたので、同区間の沿線自治体については、全自治体がバス転換の流れに。

残る並行在来線のうち、余市~小樽間については、余市町が存続を主張している状態。

同区間は、適度な需要もあるコトから、JR北海道としても自治体による赤字補填を条件に運行委託に応じる考えを示している状態だが、区間の大部分を占めている小樽市は未だに態度を保留している状態。

小樽市としては、バス転換でも対応は可能と言う見解だが、2022年2月6・8・11日に開催する住民説明会による状況を見て、最終的な判断を下す方向だが、小樽市民からの余市町方面への需要は高くない訳で、どう転ぶのかは予断を許さない状態ではある。

並行在来線としては、函館~長万部間と砂原・藤城支線については、経営分離される予定だが、ひとまず長万部~余市間は、廃線が事実上決定したので、新幹線の建設に伴う並行在来線の廃線と言うのは、1997年10月の北陸新幹線の開業に伴う信越本線横川~軽井沢間以来の2例目と言うコトになりそう。

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根室本線富良野~新得間の廃止も事実上決定に!

さらに北海道内では、根室本線富良野~新得間について、2022年1月28日に富良野市・南富良野町・占冠村・新得町が、バス転換容認の結論が出された。

同区間内にある東鹿越~新得間は2016年8月の台風10号による被害以降、不通となっている状態で、沿線自治体は鉄道による復旧と全区間の存続を求めて来たが、2021年7月にバス転換を含めての検討に入る方針が打ち出されており、今回は、その結論を出したと言う感じ。

JR北海道は鉄道による存続した場合は、年間10億9,000万円の費用負担を沿線自治体に求めていたが、利用者が年々減少を続けているコトに加え、観光による活用もなかなか難しい状態の中で、負担は困難で存続断念と言う結果。

今後は、バス転換に向けた動きが本格化するコトになるが、JRとしてはバス転換した場合、今後18年間に渡って運営を支援して行くと言う条件を提示しているが、廃線になると根室本線は滝川~富良野と新得~根室・釧路間に2分割されると言うコトになるほか、日本最長距離を走る23427D(滝川→釧路間308.4km)も運転区間が縮小と言うコトになります(但し、現在も不通区間があるので、実質的には最長列車ではないけれど)。

鉄道を核にした街が造れないなら…

長万部~小樽間の営業係数は、コロナ禍以前の2019年度で617。

コロナ禍による需要減退で2020年度はこれが拡大し、1,329となっており、大きく赤字が積みあがっている状態。

運行本数としても長万部~蘭越間だと、1日で下り4本・上り5本のみの運行に留まっている。

需要が比較的多く、余市町が鉄道による存続を希望している余市~小樽間で見ても、並行する路線バスの方が、遥かに運行本数が多い状態で、鉄道が33本なのに対して、バスは121本。

既に鉄道による競争力は、高くなくなっているのが現状なのをどう考えるか。
まだ特急などの長距離輸送が多少でもあると、別なのかも…ですが、それもない区間ですしね。

ただピークタイムの鉄道の輸送力と言うのは、無視はできないと思うけれど(バス事業者も深刻な運転士不足に悩んでいますしね)。

富良野~新得間の営業係数は、2019年度で2,825。2020年度で3,606になっており、さすがにバス代行で補えるレベルの需要しかなかったのが実情。

 

 

廃線やむなしと捉えるのか、それともそこに至るまでにもっとやるべきコトがあったのか…と言う議論はあるだろうが、やはり鉄道と言うのは、大量輸送手段であり、需要が減退しているのであれば、使命を終えたと言うコトなのだとは思う。

それならば、その時代や需要に合わせた交通機関を整備すべきだとも。

ただ鉄道があると言うコトによるプラス効果は、やはりバスよりも大きい。

その辺の価値をどう数値化するか…と言うコトも、沿線自治体には言えるコトだとは思うけれど(心理的な効果以外の面でも)。

鉄道がなくなっても街が活性化したと言う例は、そう多くはないでしょうしね。

 

で、今後、焦点になるのは、余市~小樽間。

確かに需要は弱くない。特にピークタイムの通学需要。

ただ路線長を考えると、鉄道として残すにはやや短く、非効率感は否めないし、通学需要は利益にも繋がらない。

人口は長らく減っている余市町だけれども、鉄道を残すコトだけでは町は賑わいを見せない。

その鉄道を核としたコンパクトな街づくりなどの施策を見せて行かないのであれば、この先の展望はないのかな…と言うのが、正直な感想ではあるけれど。

 

それにしても…

ホント、どんどん北海道も鉄道路線が減って行くなぁ…

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