電子タバコは使用もNGに!
台湾で、タバコの健康被害を防止するための「煙害防制法」の改正案が立法院院会(日本で言うところの国会本会議)で可決・成立しました。
これ、どんな内容になっているのかと言えば、ざっくりと言ってしまえば、こんな内容。
- 加熱式タバコが新たに同法の対象に
- 電気式の注入器で蒸気を吸うタイプの電子タバコの使用・提供の禁止
- タバコ・関連商品の警告表示を包装の50%に
- 喫煙可能年齢を現行の18歳以上から20歳以上に引き上げ
- 各教育機関の原則禁煙化
こんな内容になっています。
既に加熱式タバコや電子タバコに関しては、一部の県や市で独自に条例が定められていて、販売や仕様を禁止している場所があるが、加熱式タバコに関しては、事前に健康留守く評価に関する審査を受けて認可される必要があり、電子タバコに関しては、使用も販売も禁止されると言うコトに。
*加熱式タバコと電子タバコの違いは、加熱式タバコはあくまでもタバコの葉を利用しているが、電子タバコは装置内もしくは専用カートリッジ内の液体を加熱するコトで発生する蒸気を吸う製品
電子タバコもしくは未認可の加熱式タバコを使用した場合は、2,000台湾元(約8,600円)以上、最高で10,000台湾元(約43,000円)以下のの過料が科されるコトになるので、旅行者的には要注意と言うコトになりそうです。
喫煙旅行者は要注意な時代に?
タバコと加熱式タバコ・電子タバコ。
これだけ時間が流れ、色々なモノが電子化された今でもタバコだけはまだアナログが頑張っている感じがしますが、実はタイとかも加熱式・電子タバコの使用がNGの国だったりします。
電子タバコに関して言えば、まだまだ歴史も浅く、どれだけ健康に害があるのかなど、ちょっとわからない部分もあるように思う。
少なくとも個人的には、愛用はしているけれども、自然の葉を燃やす既存の葉タバコよりも害が出てもおかしくはないのでは?と言う気はしてしまうけれど、どうなんでしょうね。
ただまだまだ台湾は喫煙に関して緩めなので、助かる感じはしますけれどね。
台北の空港にも制限区域内に喫煙所がありますし、制限区域外も出てスグの場所に喫煙所がありますからね。
今回の法令の改正は、喫煙者を取り締まると言うよりも、まずは間口を狭めようと言う感じなのかな?と。
ただ実際のところ、どこまで禁煙の流れが来ているのだろうか。
日本は世界的に見ても大きなタバコ会社であるJTがありますが、台湾の場合、そこまでの会社がナイ訳で、やはりその辺りで圧力に差はありそうな気がしますが。
今後、さらに続く国が出るのか?
ただ加熱式タバコ・電子タバコを普段、吸っている方は、入国前に持ち込みが可能なのかどうかをしっかりと各自で調べると言うコトも必要になってくるのかも知れませんね。
今はまだそこまで規制をかけている国は多くないかと思いますが(と言うか、めぼしい国だとタイぐらい?)。
禁煙化に向けて動いているニュージーランドは、葉タバコはNGですが、電子タバコのVAPEに関してはスルーだし、国によって違いが出てきているのが、厄介な感じも。
タバコはどんどん日本でも価格が上がっていますが、こうして見ると、やっぱり日本のタバコ環境って、まだまだ緩いんだよなぁ…とも。
いや、緩いと言うかガラパゴスと言うか…
青空での喫煙から取り締まって、屋内NGに舵を切った国なんて、日本ぐらいじゃない?と言う感じもしますしね。
まぁ、そうした部分でも国・文化の差が出るのは、面白い部分ですかね。
どんどん吸いにくい状況にはなっていますが…
まだまだ辞める気はさらさらナイんですけれどもね、ボクは。
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