高松~羽咋間が運転再開!
元旦の震災以後、一部区間で不通が続いているJR西日本の七尾線。
現時点での運転区間は、津幡~高松間ですが、2024年1月15日から高松~羽咋間が運転再開になるコトが発表になっています。
羽咋まで再開後は、金沢~羽咋(一部列車は羽咋どまり)で列車本数を減らしての運行となる見込み。
また被害が大きかった敷浪~羽咋間は速度を落としての運転になるとのコトで、運転時刻が変更になっているコトもあり、一部列車では津幡・金沢駅での別の列車への乗り換えが間に合わず、後続列車への乗り継ぎになる可能性があるとのコトですが、まずは羽咋まで七尾線が到達しそう。
羽咋まで到達しても、引き続き、普通列車のみでの運行。
・特急「能登かがり火」|4往復
・特急「花嫁のれん」|2往復
・特急「サンダーバード」|17・20号
以上の列車は、金沢~和倉温泉間での運休が続く状態。
現時点で羽咋~七尾間の復旧見通しは、2024年1月22日以降。
特急列車については、一部列車について、金沢~七尾間での運転再開を目指しているとのコト。
能登半島はまだ交通網に影響が残る
七尾線が羽咋まで到達と言う感じになりますが、まだまだ能登半島で見れば交通網への影響が残っている状態。
現時点で、残っている主な影響を挙げてみると、以下の通り。
鉄道
・JR七尾線|羽咋~七尾…1月22日以降の運転再開見込み
・JR七尾線|七尾~和倉温泉…運転再開めど立たず
・のと鉄道|全線…運転再開めど立たず
航空
・能登空港|全便欠航…旅客便の運航再開は1月25日以降の見通し
道路
・のと里山街道|徳田大津IC~穴水IC…通行止め
・のと里山街道|県立看護大IC~徳田大津IC下り線…緊急車両以外通行止め
・能越自動車道|のと三井IC~穴水IC…通行止め
・県道3号線(田鶴浜堀松線)|大津交差点~徳田大津IC下り線…緊急車両以外通行止め
のと鉄道はバス代替の検討開始
七尾線の敷浪~羽咋間は、線路のゆがみ・架線柱の傾斜・道床流出などの被害が出ているコトが発表されていますが、かなり迅速な復旧ですね。
残る羽咋~七尾間も、道床流出・線路のゆがみ・ホームの亀裂・橋梁のズレ・笠石せりだしと言った被害が発表になっていますが、あと少しで運転再開になりそう。
和倉温泉までのJR西日本の区間は、残りが見えてきた状態。
問題になりそうなのは、その先の「のと鉄道」の区間。
現時点で発表になっているのは、運行は当面休止。
定期券・観光列車などの払い戻しは、体制が整い次第、開始予定。
窓口については、七尾駅は当面不在、田鶴浜・能登中島・穴水も当面休止と言うコトが発表になっています。
鉄道建設・運輸施設整備支援機構の鉄道災害調査隊が調査に入った結果、
・穴水駅構内…レール破断ならびにホームに亀裂
・線路内土砂流入
・トンネル内土砂流入
・レール波打ち
が確認されている模様で、ひとまずバスでの代替輸送の検討に入ったとの報道が出ています。
そして七尾~能登中島間での一部運転再開をまずは見据えるとも。
昨今、ローカル線の大敵は人口減少に伴う利用減少もそうですが、何よりも自然災害による不通なので、今後の動向は予断を許さないと言う感じなのかも…
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