2023年1月10日から運用再開!
既に観光庁は、現在実施中の「全国旅行支援」について、2022年12月28日チェックアウト分までの延長と、2023年1月以降の実施を発表していましたが、実際に年明けについては、2023年1月10日から実施するコトを発表しました。
あくまでも新たな行動制限が必要な事態が生じないコトが前提ですが、改めて確認してみると、こんな感じになっています。
- 開始日|2023年1月10日~
- 割引率|
平日 土休日 現行 改定後 現行 改定後 割引率 40% 20% 40% 20% 割引上限額
(交通付商品)8,000円 5,000円 8,000円 5,000円 割引上限額
(上記以外)5,000円 3,000円 5,000円 3,000円 クーポン額 3,000円 2,000円 1,000円 1,000円
クーポン券は、原則、電子での発行に切り替わります。
まぁ、特に事前に告知されていたモノからの変更はなさそうですね。
今回の発表でも、改めて告知されたのは、年明けの開始時期ぐらい。
前回の記事で、年明けの開始は2週目ぐらいからかな?なんて書いていましたが、まぁ、そのままになりそうな感じで、驚きもナシ…ですね。
終了時期に関しては、都道府県の予算範囲内での期間となっているので、結局、予算がなくなれば、順次終了と言うコトで、こちらは前回のスタート時における混乱を活かさなかったと言う気がしますね。
早々に予算がなくなるところもあれば、支援額が落ち着いたので、やや間延びする都道府県もあるでしょうし、各旅行会社やホテルによって、バラツキが出てくると言う結果にはなりそう。
クーポン額面が、500円にならんかな…
不評だった、都道府県があくまでも主体になっていると言う部分。
そこは今回もスルー。
割引率を下げ、クーポン額を下げ、電子化。
そこが大きな違い。
割引率を下げるのは、今後、この支援が終わった際に急激な環境の変化が起きかねないので、ソフトランディングのためにも、理解できる話ではある。
ただ、個人的には、クーポンを電子化するのであれば、1,000円単位ではなく、500円単位にならなかったのかな?と言うぐらい。
別にカップルやご家族連れでの旅行ならば、1,000円単位でも使い切れるけれど、1人旅だと、1,000円以上使わないシーンと言うのも、結構あると思う。
観光地価格になっているならば、ランチでも1,000円はするけれど、都心部でちょっとランチで使いたいと思っても、1,000円に行かないコトもある。
その点、500円ならば、基本的には使えるんですけれどねぇ…
これまでは紙媒体でのクーポン発券があったから、ホテル・旅館などの手間も掛かるので、1,000円単位が妥当だと思ったけれど、基本的には電子化と言うコトであるならば、500円単位にしてもそこまでの手間にはならない気がするんですけれどもね。
まぁ…
結局のところ、おひとりさま旅なんて、眼中にないんでしょうね、観光庁自体が。
日本の旅行産業のこれからはどうなる?
気になるのは、結局、いつまで予算が続くのか。
そこに尽きる感じですが、こればかりは蓋を開けてみないと分からない部分が大きい。
支援額が下がったコトで、確かにお得感が薄れたのも事実ですから、その辺りもどれだけ影響するのかは不明ですしね。
ソフトランディングの為には必要。
ただ影響度が下がった施策が、はたして必要だったのか?と言う気もするし、そもそも支援なんて必要だったんだろうか…と言う感じも未だにある。
コロナ禍で働く人の一部が離れて行った旅行業界。
フロントや清掃以外は中抜けが基本で、時間も不規則になるし、それでいて給与面で優れているか?と言われたら、そうでもない。
運輸だって観光地の外食だって、繁忙の落差が激しいし、雇用環境が良いかと言われたら、そうでもないと思う。
旅行会社だって一部の大手以外は、斜陽産業となりつつあるので、新たな人も集まりにくくなっているし。
コロナ禍明けでこうした支援が打たれている間に、旅行業界特有の雇用環境を、どれだけ改善しようとした会社があったのだろう…と言う気も。
この辺り、しっかりと変えて行かないと、もう人手不足で回らなくなるのは目に見えていると思うんだけれどもねぇ…
コメントを残す