ファーストクラス導入路線、拡大で8路線に!
JALが、2022年10月30日からの冬ダイヤから、国内線ファーストクラスを、
・羽田~広島
・羽田~鹿児島
の2路線の一部の便に拡大するコトを発表しました。
JALの国内線は、ファーストクラス・クラスJ・エコノミークラスの3クラス制ですが、その中で最上位クラスが、ファーストクラス。
ゆったりとしたシート・出発時間帯に合わせての機内食提供など、いろいろなサービスが付随する訳ですが、今回の広島・鹿児島線は、ボーイング767-300ER型機で運航される一部の便だけが対象。
具体的には、以下の便がファーストクラス搭載になります。
- 羽田~広島線
羽田発|JL253 / 259 / 261 / 265 / 267
広島発|JL254 / 258 / 260 / 266 - 羽田~鹿児島線
羽田発|JL643 / 645 / 649 / 655
鹿児島発|JL644 / 646 / 650
1便あたり最前列に5席のみが搭載される形なので、結構、争奪戦になる便が出て来そうですね。
JALのファーストクラスは、今まで頑なに国内幹線のみへの投入で、2004年6月から導入されていますが、現状、
・羽田~伊丹/新千歳/福岡/那覇/石垣(期間限定)
・伊丹~那覇
の合計6路線のみに導入されているクラスですが、今回の拡大で、最大8路線にまで拡大すると言うコトになります。
羽田発便の方が、サービスが手厚い!
気になるポイントとしては、まず羽田発の便では、最上位のラウンジである「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を利用できますし、専用チェックインカウンターがあり、保安検査場もダイヤモンド・プレミア専用の検査場が利用できます。
羽田以外でもファーストクラスが導入されている路線がある伊丹・新千歳・福岡・那覇も同様です(石垣はなし)。
今回、ファーストクラスが導入される広島・鹿児島には、「サクララウンジ」はありますが、「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」はナシ。
また現時点でファーストクラス専用チェックインカウンターはないし、保安検査場も一般同様になる見込み。
つまり往復で搭乗すると、随分とサービスに差が出ると言うコトになります。
もちろん、チェックインについては、ファーストクラス搭乗者は、優先的に対応するのでしょうが(そもそも国内線でチェックインカウンターを利用する人がどれだけいるのか…と言う話もありますが)、ラウンジについては、やっぱりちょっとグレードは下がってしまいますし、保安検査場については優遇は一切ない訳ですから、やっぱり羽田発で利用する方がお得感はありますよね、きっと。
あと個人的に気になるのは、ファーストクラス導入便が、羽田発と広島・鹿児島発で便数が異なると言う点。
これは、他の路線でファーストクラス搭載機だけれどもクラスJ開放がなされると言うコトなのか。
そうなると、その便に乗りたい感もありますけれどね…(笑)
今でも国際線機材の国内線投入機だと、クラスJではお得感がありますからねぇ(因みに、羽田~広島・鹿児島には767-300ERも投入されているので、結局、本来のファーストクラスをしっかりと投入しただけとも言えます)…
更なる拡大はあるのか?
ファーストクラス導入の拡大。
やっぱりJALとしては客単価を上げたいと言うのもあるのでしょうね。
利用者としても、広島線だとやや堪能するには時間が短い気もしますが、鹿児島ぐらいだと楽しめそうですし。
今後、さらに拡大する余地があるのかどうか。
あり得るとしたら、伊丹~新千歳・那覇とかが筆頭なのかな…と。
中部発着でもファーストクラス導入路線が欲しい感じもしますが、導入すると機材的には大きすぎると言うコトになりますし。
羽田発だと、筆頭になりそうなのは、どこなんだろう?
やっぱり九州路線。
特に熊本と言う感じなのかな…と。
小松だと近すぎるので、まともなサービス時間にもならないですしね(それは羽田~伊丹でも同様だけれど)。
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